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  <title>Baldanders.info</title>
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  <description>Baldanders － バルトアンデルスは連続的な怪物，時間の怪物である。（ホルヘ・ルイス・ボルヘス 『幻獣辞典』より）</description>
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<item rdf:about="http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000395.shtml">
  <title>Mutual Authentication Protocol for HTTP</title>
  <link>http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000395.shtml</link>
  <description>産業技術総合研究所が発表した
「フィッシング対策のための HTTP 相互認証プロトコル」
の実証実験が Yahoo! Japan で行われているようです。</description>
  <dc:subject>Security</dc:subject>
  <dc:creator>Spiegel</dc:creator>
  <dc:date>2008-06-28T20:43:31+09:00</dc:date>
  <cc:license rdf:resource="http://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/" />
  <content:encoded><![CDATA[<p>
産業技術総合研究所が発表した
<a href="https://www.rcis.aist.go.jp/special/MutualAuth/">「フィッシング対策のための HTTP 相互認証プロトコル」</a>
の実証実験が Yahoo! Japan で行われているようです。
</p><ul>
<li><a href="http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2008/pr20080422_2/pr20080422_2.html">パスワード相互認証プロトコルの技術評価用ソフトウェアを公開</a></li>
<li><a href="http://special.auctions.yahoo.co.jp/html/anzen/newtechnology1.html">誕生！フィッシング防止ブラウザ （Yahoo!オークション - 安全対策研究所）</a></li>
<li><a href="http://scienceportal.jp/news/daily/0806/0806271.html">2008年6月27日「フィッシング詐欺防止技術の公開テスト開始」　サイエンスポータル編集ニュース</a></li>
</ul><p>
恥ずかしながらこの話，
全くノーチェックでした。
昨年の時点で<a href="https://datatracker.ietf.org/drafts/draft-oiwa-http-mutualauth/">相互認証プロトコルを IETF へ Internet Draft として提出</a>しているようです。
アンテナ感度落ちたなぁ... orz
</p><p>
個人的には IE や Firefox じゃなくて Lunascape というのが気になります。
既に Firefox 用の<a href="https://www.rcis.aist.go.jp/special/MutualAuth/software/MutualTestFox/index-ja.html">「MutualTestFox」</a>とかも用意されているのに（Firefox 3 には対応してなさそうだけど）。
ブラウザの作者が日本人で連携しやすいからとか？ それとも実証実験なので一般的なブラウザは使いたくないとか？
</p><p>
で，
<a href="http://int.vox.com/library/post/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B0%E9%98%B2%E6%AD%A2%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%82%B6%E3%81%BB%E3%82%93%E3%81%A8%E3%81%AB%E5%A4%A7%E4%B8%88%E5%A4%AB.html">ここでも書かれている</a>のですが，
なんぼなんでも「アドレスバーの入力欄なら URL を確認せずにいきなり入力しても大丈夫」ってのは言い過ぎだろう，
と思うのですが，
ほんじゃあどういう仕組みなんだ？ と思って少し調べてみました。
幸い（英語の資料を読まなくても）<a href="https://www.rcis.aist.go.jp/special/MutualAuth/files/papers/MutualAuth-SCIS2008.pdf">「暗号と情報セキュリティシンポジウム（SCIS） 2008」の講演論文が PDF で公開</a>されていて，
これがなかなか分かりやすかったので，
以降はこの論文をベースに考えていきます。
</p><p>
そもそも，
Phishing というのはソーシャル・エンジニアリングの一種であり，
それっぽい Web ページを演出することによってパスワードやクレジットカード番号などの秘密情報を盗み出そうとするものです。
論文では Phishing の手口を5つ挙げています。
すなわち
</p><ol>
<li>認証を要求せずに，直接クレジットカード番号や個人情報等を入力させ，これを騙し取る。</li>
<li>認証を要求し，入力されたユーザID とパスワードを騙し取る。</li>
<li>認証を要求するが，入力したパスワードによらず認証が成功したと見せかけ，続く画面でクレジットカード番号や個人情報等を入力させ，これを騙し取る。</li>
<li>認証を要求し，入力されたパスワードを正規サイトに中継し，パスワードが正しいときだけ， 1 および 2 と同様にパスワードやクレジットカード番号等を騙し取る。</li>
<li>認証を含むすべての通信内容を正規サイトに中継し，通信内容の窃取，セッション識別情報を窃用したセッションハイジャック，リクエスト内容の改竄等を行う。</li>
</ol><p>
です。
最後の2つは中間者攻撃（man-in-the-middle attack）と呼ばれるもので，
一番最後の手口では，
ワンタイムパスワードなどを用いた，
いわゆる「2要素認証」も突破できます。
</p><p>
Phishing は今や完全に組織犯罪化している点は注目すべきです。
<a href="http://scienceportal.jp/news/daily/0806/0806271.html">サイエンスポータルの記事</a>によると，
Phishing の被害についても
</p><blockquote>
「国家公安委員会などが毎年公表する「不正アクセス行為の発生状況」によると、2007年に検挙された不正アクセス事件1,438件のうち1,157件がフィッシングでパスワードを詐取した手口によるもので、インターネットオークションのサービスが標的とされたケースが大半を占めている。」
</blockquote><p>
そうです。
中間者攻撃は Script Kiddy が安易に手を出せるようなものではなく，
それなりのリソースを用意する必要がありますが，
Phishing が組織犯罪化している現在，
それだけのことをするインセンティブが存在するというわけです。
</p><p>
産総研が発表した「フィッシング対策のための HTTP 相互認証プロトコル」（面倒なので，以降 MutualAuth と略称します）では，
上述の5つの手口のうち2～5を防ぐことができます。
残念ながら最初の手口は防ぐことができません。
これは認証を伴わないアクセスだからです。
したがって，
やはり「アドレスバーの入力欄なら URL を確認せずにいきなり入力しても大丈夫」ってのは言い過ぎな気がします。
まぁ，
認証も行わずに秘密情報を入力させるようなサービスは使わないほうがいいと思いますが。
</p><p>
MutualAuth は PAKE （Password Authenticated Key Exchange; ISO/IEC 11770-4）の一種である KAM3 （Key Agreement Mechanism 3）をベースにしています。
MutualAuth の特徴は以下のとおりです。
</p><ul>
<li>クライアント（ブラウザ）とサーバが事前に同じパスワードを共有し，この情報を相互に確認しあうことで認証を行う。</li>
<li>認証の過程においてパスワードを直接送信することがなく，パスワード情報が盗聴者および中継者によって盗まれることが無い。また，窃取した情報を元にオフライン攻撃による全探索を行った場合でも，正規のパスワードに関する情報を入手することが不可能。</li>
<li>通信の暗号化機能はなく，既存の TLS を用いる。</li>
<li>クライアント側は，ホスト名・（ホストから送られて来る） realm 値・ユーザ名・パスワードを組み合わせ Hash した値を weak secret として用いる。ホスト名を結びつけることで中間者攻撃を防ぐことができる。</li>
</ul><p>
また，
ユーザ名およびパスワードの入力インタフェースについても，
アドレスバーの横に配置することで入力欄を詐称しにくくしています。
認証が成功すると結果が同じくアドレスバーの横に表示されます。
ユーザはその部分を見ることで認証済みのサイトかどうか確認できるわけです。
</p><p>
ざっと見た感じでは仕組み自体はとてもよくできていると思います。
Phishing の何が問題かというと，
サーバからユーザを認証する仕組みはあるのにユーザからサーバを認証する統一的な仕組みがないことです。
SSL/TLS があるじゃないか，
と言う人もいると思いますが，
件の論文にも書かれているように，
証明書が（CA で証明された）正しいものであることは Phishing サイトでないことを保証しませんし
（EV SSL も審査基準をどこに置くかでどうにでもなる。
個人的には EV SSL も，
なるべく多くのサイトで使えるようにするために，
審査基準を甘くせざるを得なくなるようになり，
文字通り「屋上屋を架す」結果になりそうな気がするのだが），
クライアント認証を使うにしても鍵の管理が煩雑になって（鍵は使用するマシンごとに個別に管理する必要がある）あまり使い勝手が良くありません。
</p><p>
MutualAuth の問題は普及率がどうなるかだと思います。
上述のように MutualAuth ではユーザ操作も変わってきます。
認証方式が新旧混在の状態だとユーザの意識もなかなか変わらず，
うっかり Phishing ページを踏んでしまう事故も減らないのではないでしょうか。
あと，
Web サービス側がつくりを変更しなければならないのも問題でしょう。
決済系のサービスから地道に啓蒙していくのがいいかもしれません。
そのためには日本のサイトじゃなくて国外のサイト（Yahoo! Japan じゃなくて Yahoo! とか PayPal とか）にアピールすべきと思います。
わたしも Yahoo! Japan の認証が必要なサービスは全く使ってないので，
実証実験に参加することはないでしょう。
</p><p>
まっ，
今後の動向には期待しています。
まずはドラフト案を通して RFC として認可されるところからでしょうか。
</p>]]></content:encoded>
</item>

<item rdf:about="http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000394.shtml">
  <title>コメントを Twitter へ投稿する</title>
  <link>http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000394.shtml</link>
  <description>うちでも設置してみました。</description>
  <dc:subject>Remark</dc:subject>
  <dc:creator>Spiegel</dc:creator>
  <dc:date>2008-06-22T09:47:38+09:00</dc:date>
  <cc:license rdf:resource="http://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/" />
  <content:encoded><![CDATA[<p>
<a href="http://kengo.preston-net.com/archives/003745.shtml">「ブログのエントリーへのコメントを Twitter に投稿できるボタン」</a>
を見てなるほどと思い，
うちでも設置してみました。
まぁ，
私が follow している人しか確認できないわけですが
（周辺サービスを使えば見れるんでしたっけ？），
あったら面白いかなぁ，
と思いまして。
OpenID でサインインしてコメントするよりは敷居が低いかと。
</p><p>
ちょっとしたことですが，
こういうのっていいですよね。
Vox でもやらないかな。
</p>]]></content:encoded>
</item>

<item rdf:about="http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000393.shtml">
  <title>「まなざし」としての監視</title>
  <link>http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000393.shtml</link>
  <description>それでも私は 予告.in はとてもよい実装だと思う。
それは，
このサービス自体がネットというシステム上の「まなざし」として機能し得るからだ。</description>
  <dc:subject>Remark</dc:subject>
  <dc:creator>Spiegel</dc:creator>
  <dc:date>2008-06-21T20:21:16+09:00</dc:date>
  <cc:license rdf:resource="http://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/" />
  <content:encoded><![CDATA[<p>
佐々木俊尚さんの記事
<a href="http://japan.cnet.com/blog/sasaki/2008/06/20/entry_27002871/">「暗黙共同体へ－秋葉原事件で考える」</a>
の中で
</p><blockquote>
「ブログ「アンカテ」のessa氏は、
<a href="http://d.hatena.ne.jp/essa/20080615/p1">深い絶望を検知するそのソフトは赤木論文に反応するだろうか？</a>というエントリーで、
犯罪予告の検知ではなく、
人の絶望を検知するソフトの開発を期待している」
</blockquote><p>
と書かれているのだが，
本気で言っておられるのだろうか。
私にはあの記事全体が皮肉であり反語であるように読めるのだけど。
essa さんの真意はともかく，
「インターネット上の犯罪予告を検知できるソフトウエア」が「「絶望」を検知するソフト」であるなら，
そりゃあ言論統制に他ならないだろうと思ったりする。
</p><p>
ゼロ億円をかけて（笑）作られた <a href="http://yokoku.in/">予告.in</a> には致命的な問題がある。
それは検知後の通報の仕組みがないことだ。
開発者の<a href="http://d.hatena.ne.jp/satoru_net/20080613/1213344343">矢野さとるさんの記事</a>によると
</p><blockquote>
「でも流石にいちどに何度も通報するのは、迷惑がかかるらしく、<br />
パトカーも地域に４台しかないから、むやみやたら通報しないでね♪と、<br />
すごく優しい顔で言われた。(´∀｀*)ﾎﾟｯ」
</blockquote><p>
とあって腹を抱えて笑ってしまった。
（ちなみに<a hrf="http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0806/11/news071.html">「「ネット上の殺人予告は110番を」　警察庁、通信業界団体に要請」</a>ということになっている）
<a href="http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000391.shtml">前にも書いた</a>が，
この手のシステムで重要なのは，
検知から通報，
通報から対処までの一連の流れを確立することであり，
これは <a href="http://yokoku.in/">予告.in</a> だけではどうしようもない。
それこそ，
ン億円をかけて是非作ってもらいたいところである。
情報というのは滞留すればそこで腐ってしまうものだ。
（最近の <a href="http://yokoku.in/">予告.in</a> を見ると Web 上でできる通報フォームってのもあるらしいが，
<a href="http://d.hatena.ne.jp/satoru_net/20080619/1213804199">こんな感じ</a>らしい）
</p><p>
まぁでも見方を変えれば，
警察は「犯行予告」を検知することに本気ではないとも言える。
ほとんどの「犯行予告」は悪戯だろうし，
「○○を襲撃する」とか言うのなら備えることもできるかもしれないけど，
これが例えば「秋葉原でその辺の人を殺す」とかいった漠然としたものなら，
その地区全体に外出禁止令を出すとかしない限り対処のしようがない
（もちろん本気かどうかも分からん書き込みにそんなことができるわけもない）。
でも今はマスコミも騒いでるし無視するわけにもいかないので，
ただのいたずら書きに適当な罪をくっつけてしょっ引かざるを得ないんじゃないだろうか。
んでもって，
それで捕まえたら，
まるで社会現象であるとでも言わんばかりに更にマスコミが書きたてるわけだ。
これは少し前に流行した硫化水素自殺と同じく，
マスコミという装置によるマッチポンプ広告なのである。
なんのための広告？ もちろん視聴率を稼ぐための広告である。
</p><p>
<a href="http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000391.shtml">前にも書いた</a>とおり，
今回の事件は個人的な動機に基づく個人的な犯行である。
essa さんは<a href="http://d.hatena.ne.jp/essa/20080615/p1">「自分の絶望が理解されないだろうという絶望」</a>の中で
</p><blockquote>
「「誰かに見つけてほしいけど」の部分が無ければ、
そもそも公開の掲示板に書き込むということはしないでしょう。
彼はわずかながら最後の希望を持っているわけです。」
</blockquote><p>
と書かれているけど，
ログをチラッと見た限りではとてもそんな風には見えない。
彼の場合，
単に自己評価の低さを他の者（物）に転嫁しているだけだ。
しかも自分自身で決めた行動すら誰かに（何かに）転嫁せずにはいられない。
だからこそあの場で彼は予告してみせているのである。
そうすれば，
「自分の行動を誰も止めなかった」と他者に転嫁できるからだ
（もし本当にそうなら，いかなる説得をしても彼を止められなかっただろう）。
周りはそれにまんまと乗っかる形で派遣先や派遣会社が悪いとか雇用政策が悪いとかオタクなのが悪いとか親が悪いとか言っちゃってるわけで，
そう言ってる連中も，
結局のところ，
犯罪を犯した彼と「同じ穴のムジナ」なのである。
</p><p>
「自分の絶望が理解されないだろう」ことは決して絶望なんかじゃない。
それは他者への理解の第一歩であり，
重要な「悟り」なのである。
この悟りを経て人はようやく他者を他者として認識することができる。
そう，
今「悟り」と書いたように，
これは誰かから与えられる類いのものではなく（それ故に誰かが救えるなどという発想は傲慢である），
自らの意思で獲得しなければならない。
</p><p>
それでも私は <a href="http://yokoku.in/">予告.in</a> はとてもよい実装だと思う。
それは，
このサービス自体がネットというシステム上の「まなざし」として機能し得るからだ。
</p><p>
かつて商店街などに設置される監視カメラについて議論があったとき，
ある方が言われた
「監視カメラは「ご近所のまなざし」として機能し得る」という言葉
（多分。うろ覚え。ごめんなさい）
に膝をうったおぼえがある。
<a href="http://yokoku.in/">予告.in</a> もある意味で監視サービスである。
監視はそれ自体がサービスの利用者に対し暗黙的な抑圧または強迫を押し付ける。
そして監視は，
多くの場合，
他者の行動を支配（コントロール）する目的で使われる。
しかし，
それが「まなざし」であるなら話は変わってくる。
「まなざし」は支配することと同じではない。
</p><p>
どんな人間関係であれ，
必ず両者の間には一定の距離があるものだし，
距離感に応じた付き合い方ってものがあるはずだ。
でも（これが日本人的な発想なのかどうか分からないが）どうも人間関係を考えるときって「関係があるかないか」の2択になってしまっているように思える。
言ってみれば「密着」と「排除」の2通りのコミュニケーションしかとれない。
佐々木俊尚さんの
<a href="http://japan.cnet.com/blog/sasaki/2008/06/20/entry_27002871/">「暗黙共同体へ－秋葉原事件で考える」</a>
でもそんな印象を受ける。
</p><p>
（この辺の論考については<a href="http://www.miyadai.com/index.php?itemid=651">宮台真司さんの記事</a>の中にある
</p><blockquote>
「「格差社会がもたらす絶望」云々の議論は完全な出鱈目じゃないが、周辺要因です。<br />
最大の問題は社会的包摂性で、これは格差に還元できない社会的相続財産の問題です。」
</blockquote><p>
という部分が一番納得できた。
ちなみに社会的排除と社会的包摂については
<a href="http://www.seikatsuken.or.jp/database/files/n200608-115-003.pdf">「社会的包摂政策を推進する欧州連合」</a>（PDF）
が参考になった。
この件についてはも少し勉強してから）
</p><p>
でも人間関係というのは（よほど特殊な関係でもない限り）「密着」でも「排除」でもないのが普通でしょ。
Twitter なんかだとそれがよく見える。
関係があるかどうかってのはシステムの手続き上の問題であって，
それがどんな関係であるかについては更に別のレイヤの問題である。
</p><p>
システムにおける関係者の視線が「まなざし」であって，
それは相互監視として機能する。
ちょうど<a href="http://www.baldanders.info/spiegel/log/nikki-s/200205.html#2603">「人々が闇夜に持つランタン」</a>のように。
「まなざし」によって今回のケースが予防できるとは思えないが
（っていうか，あれをアーキテクチャでなんとかできると考えるほうが無茶），
「まなざし」がもたらすものによって（完全な支配は無理にしても）ネット上の行動を少しだけ「ずらす」ことができるはずで，
そのずらされた部分の集積を「規範」と呼んでもいいんじゃないだろうか。
</p>]]></content:encoded>
</item>

<item rdf:about="http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000392.shtml">
  <title>自動化するタブロイド・ジャーナリズム</title>
  <link>http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000392.shtml</link>
  <description>あまりにもバカらしいのでブログに書くつもりはなかったが，
あまりにあまりなのでちょっと書いておく。</description>
  <dc:subject>Remark</dc:subject>
  <dc:creator>Spiegel</dc:creator>
  <dc:date>2008-06-15T13:21:19+09:00</dc:date>
  <cc:license rdf:resource="http://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/" />
  <content:encoded><![CDATA[<p>
あまりにもバカらしいのでブログに書くつもりはなかったが，
あまりにあまりなのでちょっと書いておく。
</p><ul>
<li><a href="http://japan.cnet.com/blog/sasaki/2008/06/14/entry_27002476/">同じ空間を共有できていたのか－－秋葉原事件の撮影について</a></li>
</ul><p>
私はジャーナリストではないが，
佐々木俊尚さんのこの記事にほとんど同感であることを最初に宣言しておく。
</p><p>
はっきり言って私はその手の画像や映像は悪趣味に感じられて見る気がしない。
Web というのはその気がなければ見ないふりをすることのできるメディアであり，
件の映像を公開する人も，
それを見て批判がましいことを言う人も悪趣味なナルシシズムであるという点において大差ない。
しかし，
この手の話を個人に帰結するような展開に持っていってもしょうがない。
なぜならそれは，
システム（系）として出来上がっているものであり，
もはや否認は無意味だからである。
</p><p>
いまでも時々涌いて出る「はてブ」のコメント批判や，
最近では<a href="http://d.hatena.ne.jp/solar/20080605#p1">ランキング依存の話</a>（<a href="http://d.hatena.ne.jp/solar/20080614#p1">続き</a>もある）などを見て頭に思い浮かぶのは
「自動化するタブロイド・ジャーナリズム」というフレーズだ
（ちなみに私は本屋のランキング棚は華麗にスルーである。いや見ても全く食指が動かんので）。
タブロイド・ジャーナリズムというのはセンセーショナリズムのことだが，
「タブロイド」というメタファがお気に入りなのでこちらの表現にしてみる。
世の中に溢れている情報のほとんどはタブロイド・ジャーナリズムの産物だ。
枝葉末節をセンセーショナルに増幅して見せているだけのマッチポンプ広告である。
</p><p>
「タブロイド・ジャーナリズム」という言葉が生まれた当時と今との違いは，
語り手と受け手，
供給者と消費者が本質的に等価であり（両者の違いはプロセスの違いでしかない），
しかも増幅を受け持っているのは主に受け手・消費者側のプロセスであるという点だ。
そしてその増幅装置が「ランキング」というアテンションであり，
その具体的な実装が，
ネットで言えば，
「はてブ」やその他のレコメンデーションであると言える。
</p><p>
ここで重要なのはタブロイド・ジャーナリズムの中身を今更批判して見せてもしょうがないということだ。
何故なら批判そのものがタブロイド・ジャーナリズムの一部を構成してしまっているからだ
（もちろんこの記事も例外ではない。だから「バカらしい」んだけどね）。
「マスコミは野次馬根性を隠すための共同幻想装置」であるのと同じく，
私たちは同じ幻想の中で「自動化するタブロイド・ジャーナリズム」という装置の中に絡めとられているのである。
ここを出発点としない限り，
あらゆる（大抵は嫌悪感に根ざした）批判はマスターベーションと変わらないものとなってしまう。
</p><p>
そういえば
（毎度同じ本の紹介ばかりで恐縮だが）
今読んでいる
<a href="http://spiegel.vox.com/library/book/6a00c22527e6f3604a00e398cbd0070005.html">『嗜癖する人間関係』</a>
に，
こんな恐ろしい記述がある。
</p><blockquote>
「もし人びとが、
ロマンス嗜癖と向き合い回復を選択するなら、
たぶん経済的な反動が起こるでしょう。
映画は変わり、
全体として新しい焦点が発達してくるかもしれません。
空想と現実の間により明白な境界線が引かれ、
空想はそういうものとして明確に認識されるでしょう。
もし印象操作があまり有効でなくなると、
化粧品、
服飾品、
美容整形外科などは明らかに影響を受けるでしょう。」
（p.101）
</blockquote><p>
私たちのいる（幻想）世界はそういうところである。
</p>]]></content:encoded>
</item>

<item rdf:about="http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000391.shtml">
  <title>他にすることがあるだろう？</title>
  <link>http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000391.shtml</link>
  <description>青少年保護を方便に「有害情報」とやらを隠そうだの，
犯罪の未然防止とやらでン億円をかけて自動検知システムを作ろうだの，
もはや日本は狂ってるとしか思えない。</description>
  <dc:subject>Remark</dc:subject>
  <dc:creator>Spiegel</dc:creator>
  <dc:date>2008-06-14T22:23:59+09:00</dc:date>
  <cc:license rdf:resource="http://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/" />
  <content:encoded><![CDATA[<p>
青少年保護を方便に「有害情報」とやらを隠そうだの，
犯罪の未然防止とやらでン億円をかけて自動検知システムを作ろうだの，
もはや日本は狂ってるとしか思えない。
ここでは tumblr で書き散らしたことをまとめてみる。
</p><p>
ネットに犯行予告が書かれていたのに未然に防げなかったとか，
バッカじゃないの。
考えてみるがいい。
その辺の掲示板とかに「これから○○をぶっ殺す」とか書いているとして，
そこにある内容を誰が本気にするというの？ ネットには単なるストレスの発散を目的とした奴や，
今回のような本気の告白まで無数の反社会的な「便所の落書き」で満ち満ちている。
今回のケースは早速模倣者が現れ逮捕されてる人もいるみたいだけど，
もし掲示板の書き込みだけで（威力業務妨害とやらで）逮捕されているんだとしたら，
それって言論弾圧じゃねーのって思ってしまう。
石原都知事は「警察力強化で防げる問題じゃない。人間の内面の問題だ」とおっしゃったそうだけど，
日本は今更『1984年』を目指しているのか？ それとも平安末期の「禿（かぶろ）」を再現するつもりなのか？
（法律に関しては素人なので違っているかもしれないが）
</p><p>
「犯行予告」を検知するシステムを作る前にやることがあるだろう。
大事なことは通報された情報をどのように扱うかだ。
情報のほとんどはガセか冗談だろうし，
そんなものにまでいちいち対応するほど日本の警察は人が余っているのか？ しかも110番って，
あーた orz
</p><p>
よろしい。
「犯行予告」を検知するシステムの要件について考えてみよう。
検知するのに必要な要件は以下のとおりだ。
</p><ul>
<li>あらゆるサービス（掲示板だけ見ててもダメ）を網羅し，大量に処理できること</li>
<li>受動的失敗（この場合は「犯行予告」を見落とすこと）が少ないこと</li>
<li>能動的失敗（この場合は誤検知やウソの「犯行予告」に対応してしまうこと）が少ないこと</li>
</ul><p>
検知であれフィルタリングであれ，
この手のシステムの肝は抽出（または排除）する情報の S/N 比をどう設定するかという点に尽きる。
今回のケースであれば，
S/N 比を上げれば受動的失敗が増え，
S/N 比を下げれば能動的失敗が増える。
今回のような犯行予告は普通はノイズの中に埋もれている。
つまり受動的失敗（すなわち見落とし）が許されないのであれば S/N 比を低めに設定するしかないのである。
どこの企業か知らないが，
総務省に数億円で提案されたシステムは
「通常とは異なる急激な書き込みの増加や、自殺や殺人予告などの言葉を使った議論の流れなどを分析し、犯罪につながるような情報を認知できるようにする」
ものらしい。
おそらくそういう技術を導入することによって S/N 比を上げようってことだと思うけど，
それでふるい落とされた情報の中に本物の「犯行予告」が存在する可能性を排除できないのなら，
あまり意味のない機能であるといえる。
こう考えると，
「<a href="http://yokoku.in/">予告.in</a>」のような割り切った設計のほうが筋がいいのでは，
と思う。
</p><p>
問題は検知した情報をどう扱うかだ。
そもそも通報が110番というのがダメすぎる。
それで<a href="http://d.hatena.ne.jp/satoru_net/20080613/1213344343">警察がわざわざその画面を見に来る</a>とか，
ありえないでしょ。
ネット上の事象なんだからネットの上で処理するのが効率的。
くだらない自動検知システムなんか作る前に，
通報自体を自動化するシステムを作るほうが先でしょうが。
金のかけ方を間違ってるよ。
その上で通報された情報をアーカイブ化し，
各都道府県の警察が照会できるようにすればいい。
ここまでは自動または半自動でできるはずだ。
情報が正しいかどうかの判定，
それに対してどのように対応するかといったことは各都道府県の警察の仕事だ。
多分専門のセクションが必要になるだろう。
</p><p>
今回のケースをテロ扱いするのはどうかと思う。
私は地方在住者だから余計にそう思うのかもしれないが，
客観的に見れば今回のケースは「その辺の兄ちゃんがキれて暴れた」というだけの話。
それで殺されてしまった方々には本当に気の毒だと思うけど（故に犯行者に同情する余地はない），
事件そのものになんら特殊性はない。
個人的な動機に基づいた個人的な犯行だ。
それをテロと呼ぶのなら，
世の中の全ての犯罪はテロってことになる。
もちろん，
特別な誰かではない「その辺の兄ちゃん」がやらかしたってことに関する社会背景はあるのかもしれないが，
それは別次元の議論だろう。
派遣業との絡みが取り沙汰されているけど，
私が経営者なら，
派遣社員にそんなリスクがあるのならとっとと切るよ。
自分の社員でないものをなんで腫れ物みたいに取り扱わなきゃならないの？
</p><p>
あと，
掲示板上で説得すれば未然に防げたかも，
なんて話もあるみたいだが，
個人的には怪しい気がする。
彼の書き込んだログはチラッと見たけど，
「人間関係アノレキシア（拒否症）」に嵌ってるんじゃないかと勘繰ってしまう。
人間関係アノレキシアについては，
今読んでいる
<a href="http://spiegel.vox.com/library/book/6a00c22527e6f3604a00e398cbd0070005.html">『嗜癖する人間関係』</a>
に記述がある。
</p><blockquote>
「アノレキシアというのは、
人間関係に取り憑かれた人々を含めて、
人間関係の回避に取り憑かれた人々のことです。
ここで私は、
独りでいることを快く感じる「孤独者」や親密にならない選択をする人については除外するつもりです。
人間関係を望みながら人間関係に取り憑かれて、
人間関係を回避するためなら何でもする人のことを取り上げます。
嗜癖の鍵は強迫です。
これらの人びとは恐怖を抱いていたりおびえているように見えます。
人間関係を結ぶべきとか、
カップルの相手になるべきとか感じていながら、
心の底ではそれらを恐れています。
これらの人間関係嗜癖者たちは、
強迫の深みに入るにつれ、
どんどん孤立してゆきます。
決して嗜癖者とは見破られず、
また中核嗜癖を隠すために別の嗜癖（たとえば化学物質）を利用するかもしれないのです。」
（p.111）
</blockquote><p>
彼の場合，
自己評価の低さと他者への転嫁が裏表になって現れているところが，
いかにも嗜癖問題っぽい。
要するに彼は「嘆きのヒーロー」を演じることに耽溺してしまっているわけだ。
まっ心理学とか精神分析については素人だからまるっきり違うかもしれないけどねー
</p>]]></content:encoded>
</item>

<item rdf:about="http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000390.shtml">
  <title>Plutoid as TNO</title>
  <link>http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000390.shtml</link>
  <description>今年，
オスロで行われた IAU （国際天文学連合）評議員会において，
冥王星型の TNO （Trans-Neptunian Object）に対して plutoid(s) という名称を与えることを決定しました。</description>
  <dc:subject>Astronomy</dc:subject>
  <dc:creator>Spiegel</dc:creator>
  <dc:date>2008-06-14T19:32:51+09:00</dc:date>
  <cc:license rdf:resource="http://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/" />
  <content:encoded><![CDATA[<p>
おおっ，
天文学カテゴリの記事は1年以上ぶりじゃないか！
最近は <a href="http://spiegel.vox.com/library/posts/tags/astronomy/">Vox で書く</a>ことが多いからなぁ。
</p><p>
今年，
オスロで行われた IAU （国際天文学連合）評議員会において，
冥王星型の TNO （Trans-Neptunian Object）に対して plutoid(s) という名称を与えることを決定しました。
</p><ul>
<li><a href="http://www.iau.org/public_press/news/release/iau0804/">IAU0804: Plutoid chosen as name for Solar System objects like Pluto</a></li>
<li><a href="http://www.nao.ac.jp/nao_topics/data/000387.html">国際天文学連合、冥王星型天体の英語名を決定</a> （国立天文台 アストロ・トピックス）</li>
<li><a href="http://www.planetary.org/news/2008/0612_Meet_the_Plutoids_IAU_Makes_Amends_for.html">Meet the Plutoids: IAU Makes Amends for Pluto's Demotion</a></li>
</ul><p>
ここでちょっと復習をしておきましょう。
発端は2006年の IAU 総会で決議された<a href="http://www.baldanders.info/spiegel/remark/archives/000221.shtml">太陽系天体の新定義</a>です。
決議された定義を以下に挙げます。
</p><ol>
<li>planet とは，
    <ol>
    <li>太陽の周りを回り</li>
    <li>十分大きな質量を持つので，自己重力が固体に働く他の種々の力を上回って重力平衡形状(ほとんど球状の形)を有し</li>
    <li>その軌道の近くで他の天体を掃き散らしてしまっている天体</li>
    </ol>
    である。</li>
<li>dwarf planet とは，
    <ol>
    <li>太陽の周りを回り</li>
    <li>十分大きな質量を持つので，自己重力が固体に働く他の種々の力を上回って重力平衡形状(ほとんど球状の形)を有し</li>
    <li>その軌道の近くで他の天体を掃き散らしていない天体であり</li>
    <li>衛星でない天体</li>
    </ol>
    である。</li>
<li>太陽の周りを公転する上記以外の他のすべての天体 は “Small Solar System Bodies” と総称する。</li>
<li>冥王星は上記の定義によって dwarf planet であり， Trans-Neptunian Object の新しい種族の典型例として認識する</li>
</ol><p>
冥王星を含む「Trans-Neptunian Object の新しい種族」については Plutons とか plutonian objects とかいった名称が提案されましたが，
決議には至りませんでした。
</p><p>
この決議を受けて，
日本学術会議において<a href="http://www.scj.go.jp/ja/info/iinkai/bunya/buturi/wakusei.html">「太陽系天体の名称等に関する検討小委員会」</a>が開かれます。
<a href="http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000313.shtml">2007年に公開された第一報告</a>では太陽系天体の和名が紹介されました。
以下に小委員会で決まった和名を挙げます。
</p><dl>
<dt>planet ： </dt><dd>「惑星」を推奨</dd>
<dt>dwarf planet ： </dt><dd>「準惑星」を推奨</dd>
<dt>small solar system bodies ： </dt><dd>「太陽系小天体」を推奨</dd>
<dt>trans-Neptunian object ： </dt><dd>「太陽系外縁天体」を推奨</dd>
</dl><p>
また，
2006年の IAU 総会では決議に至りませんでしたが，
冥王星を含む太陽系外縁天体の新しい種族については，
先行する形で「冥王星型天体」という名称を推奨しています。
</p><p>
さて，
今回の決定は「冥王星型天体」に相当する正式な名称とその定義について言及しています。
すなわち plutoid(s) とは
</p><ol>
<li>太陽の周りを回り</li>
<li>太陽との軌道長半径が海王星のそれより大きく（<a href="http://www.planetary.org/news/2008/0612_Meet_the_Plutoids_IAU_Makes_Amends_for.html">TPS の記事</a>では average distance （平均距離）ってなってるけど，多分間違い）</li>
<li>十分大きな質量を持つので，自己重力が固体に働く他の種々の力を上回って重力平衡形状(ほとんど球状の形)を有し</li>
<li>その軌道の近くで他の天体を掃き散らしていない天体であり</li>
<li>（plutoid の）衛星でない天体</li>
</ol><p>
となります。
「太陽との軌道長半径が海王星のそれより大きい」以外は準惑星の定義と同じです。
簡単に言うなら，
海王星より遠いところにある準惑星は全て冥王星型天体だということです。
ちなみにフランス語では pluto&iuml;de，
スペイン語では plutoide だそうです。
現在，
この定義に完全に合致する天体は冥王星とエリスのみですが，
今後の観測により冥王星型天体が増えていくことが期待されています。
</p><p>
ところで，
日本学術会議の<a href="http://www.scj.go.jp/ja/info/iinkai/bunya/buturi/wakusei.html">「太陽系天体の名称等に関する検討小委員会」</a>では，
第二報告も公開されています。
</p><ul>
<li><a href="http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-20-t39-3.pdf">第二報告：新しい太陽系像について－明らかになってきた太陽系の姿－</a> （PDF）</li>
</ul><p>
第二報告では中学生向け説明資料があって「準惑星」の記述を巧妙に外しているのが面白いです。
教育指導者向け説明資料では
</p><blockquote>
「「準惑星」には上記の冥王星、
エリスに加えて、
小惑星帯のケレスが含まれる。
準惑星の概念は太陽系の理解に必ずしも本質的でなく、
高校までの教育のレベルを超えると判断されるため、
その積極的な使用は推奨しない。
また、
分類名には過度にこだわるべきではない。」
</blockquote><p>
と書かれています。
<a href="http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000313.shtml">前にも書きました</a>が，
やはり準惑星の扱いに困ってる感じですね。
一方，
新太陽系図として公開されている<a href="http://www.scj.go.jp/ja/info/iinkai/bunya/buturi/leaflet.pdf">リーフレット</a> （PDF； <a href="http://www.scj.go.jp/ja/info/iinkai/bunya/buturi/kiyaku.pdf">利用規約</a>（これも PDF）によると，ネットへの転載は禁止されているので注意）はなかなかいいですね。
私はいまだに「外縁天体」という言い方に違和感があるのですが，
リーフレットを見れば，
かつて私たちが太陽系としてイメージしていたものが実は太陽のほんの近傍に過ぎなくて，
今「外縁」と呼んでいる部分こそ太陽系の大部分であることが分かると思います。
</p>]]><![CDATA[<div class="hreview" ><a class="item url" href="http://www.amazon.co.jp/gp/redirect.html%3FASIN=4413009487%26tag=baldandersinf-22%26lcode=xm2%26cID=2025%26ccmID=165953%26location=/o/ASIN/4413009487%253FSubscriptionId=0G91FPYVW6ZGWBH4Y9G2"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/61mPMp9O9UL._SL160_.jpg" alt="photo" class="photo"  /></a><dl ><dt class="fn"><a class="item url" href="http://www.amazon.co.jp/gp/redirect.html%3FASIN=4413009487%26tag=baldandersinf-22%26lcode=xm2%26cID=2025%26ccmID=165953%26location=/o/ASIN/4413009487%253FSubscriptionId=0G91FPYVW6ZGWBH4Y9G2">「太陽系」の地図帳</a><img src='http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=baldandersinf-22&l=ur2&o=9' width='1' height='1' border='0' alt='' /></dt><dd>縣 秀彦 </dd><dd>青春出版社 2008-04-26</dd></dl><p class="similar"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4413009517/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4413009517.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="世界で一番ふしぎな「人体」の地図帳"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4413009479/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4413009479.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="世界で一番おもしろい 鉄道の雑学"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4413009169/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4413009169.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="新常識がまるごとわかる!「宇宙」の地図帳"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4413009126/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4413009126.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="世界で一番すごい地図帳"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4816336575/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4816336575.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="宇宙の事典―140億光年のすべてが見えてくる"  /></a> </p><p class="gtools" >by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a> ,  <abbr class="dtreviewed" title="2008/06/14">2008/06/14</abbr></p></div>]]></content:encoded>
</item>

<item rdf:about="http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000389.shtml">
  <title>「認証」に関するおさらいと taspo について</title>
  <link>http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000389.shtml</link>
  <description>いわゆる「認証」について少しおさらいしてみる。（追記あり）</description>
  <dc:subject>Security</dc:subject>
  <dc:creator>Spiegel</dc:creator>
  <dc:date>2008-06-04T21:57:22+09:00</dc:date>
  <cc:license rdf:resource="http://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/" />
  <content:encoded><![CDATA[<p>
最近 OAuth だの OATH だの色々出てきているので，
いわゆる「認証」について
<a href="http://spiegel.vox.com/library/book/6a00c22527e6f3604a00d09e60a0dabe2b.html">『セキュリティはなぜやぶられたのか』（Beyond Fear）</a>
を教科書に少しおさらいしてみる。
</p><p>
いわゆる「認証」については，
前に<a href="http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000332.shtml">読書禄でも紹介</a>している。
いわゆる「認証」を考えるとき，
私たちは以下の3つの要素の組み合わせで考える。
</p><ul>
<li>識別（identification）： あなたは誰？</li>
<li>認証（authentication）： 証明しろ</li>
<li>許可（authorization）： この範囲のことはしてもよい</li>
</ul><p>
例えば，
運転免許証番号は識別トークン，
運転免許証の顔写真は認証トークン，
運転免許証自体は許可トークン，
といった具合である。
識別・認証・許可は必ずしもセットになっている必要はない。
<a href="http://spiegel.vox.com/library/book/6a00c22527e6f3604a00d09e60a0dabe2b.html">『セキュリティはなぜやぶられたのか』</a>
でも例示されているが，
乗り物の乗車券やコンサートのチケットは許可トークンだ。
この許可トークンに対しては，
識別や認証は必ずしも必要ない。
それを持っている人なら誰でも目的のサービスを受けられる。
</p><p>
ここで，
応用として taspo について考えてみる。
taspo については本格的な運用が始まってから色々マヌケな事例が起きていて，
Tumblr では散々悪口を書いているのだが，
ちゃんと調べてみたら誤解している部分も結構あったので，
ここで一回整理しておく。
</p><p>
taspo についてはあまり技術的な記事が見つからない。
ここでは以下の記事を参考に考えてみる。
</p><ul>
<li><a href="http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/20061026.html">「たばこ自販機成人識別施策」への取り組みについて</a> （NTTドコモ）</li>
<li><a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/Taspo">taspo - Wikipedia</a></li>
<li><a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%83%87%E3%83%AB">ピデル - Wikipedia</a></li>
</ul><p>
taspo のシステムは，
IC カード，
カード読み取り端末，
通信インフラ，
バックエンドのデータセンタ（DC），
といった要素で構成されている。
IC カードおよびカード読み取り端末は日本で普及している FeliCa ではなく <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/MIFARE">MIFARE</a> らしい
（MIFARE のどの種類かは不明）。
通信インフラは FOMA だそうだ。
つまりタバコ自販機から FOMA を経由して DC とリンクしているらしい。
taspo 設置には十数万かかるそうだが，
それ以外にもランニングコストとして固定費をさっぴかれている可能性はある（けどその辺の情報は見当たらない）。
</p><p>
taspo には電子マネー「Pidel」が組み込まれている。
Pidel はプリペイド式の電子マネーで，
チャージはタバコ自販機でのみ可能。
Pidel の電子マネー情報はカード側ではなく DC 側で管理されている。
従って taspo カードを紛失しても新しいカードを作れば残高等が引き継がれる。
当然購入履歴も全て DC に保存される。
しかしタバコしか買えない電子マネーにどんな市場的意義があるのか甚だ疑問。
（nanaco でタバコも買えるってのならともかく）
</p><p>
ここからは想像だけど，
taspo カード自体には識別トークンのみが入っているんじゃないだろうか。
taspo カードを読み取り端末にかざすと，
識別トークンを DC に照会して与信情報や Pidel の残高情報を引き出す。
その後，
与信 OK なら購入手続き・決済に入るわけだ。
</p><p>
taspo は成人認証システムと言われているけど，
自販機での購入プロセスが上記のとおりであれば，
識別・認証・許可のうち肝心の認証をすっ飛ばしていることになる。
taspo カードの識別の後いきなり許可を与えている。
自販機ではカードの持ち主が正しいかどうか証明できないのだ。
taspo カードには顔写真と会員番号等の情報が印刷されているため，
対面販売であれば顔写真と会員番号等を基に認証を行うことは可能であるが，
もし対面販売なら IC カードである必然性は薄い。
（taspo カードを読み込ませて与信情報を引き出すことはできるけど，
対面販売でそこまでするかっちう気もする。
普通は顔写真のみで確認を済ませるだろう）
</p><p>
<a href="http://www.taspo.jp/subscription/Write.html">taspo の申し込み書類</a>を見る限り，
商品購入時に認証情報として使えるのは顔写真しかない。
つまり taspo はシステム設計段階から認証を考慮していない可能性がある。
それで「成人認証」を名乗っているのだから笑ってしまう。
</p><p>
私は taspo ってもっとオモチャみたいなものかと思ってたけど，
要素技術は意外とまとも。
でも，
肝心の認証がダメダメで，
その一点で taspo は破綻しているといっていいだろう。
ちなみに私は，
未成年の喫煙を抑制したいのであれば，
こんなへんてこりんなシステムなどなくても，
もっと簡単にタバコ自販機自体を撤去してしまえばいいと思う。
タバコは対面販売のみとして，
どうしても成人認証が必要なら顔写真入りのペラペラのラミネートのカードで十分である。
まぁ taspo の運用コストが見合わなくて，
結果的に自販機が続々撤去されていくというのなら，
それはそれで構わないけど（笑）
</p><p>
私はタバコは吸わないので，
タバコ依存者から巻き上げたお金でどんな無駄なシステムを構築しようが知ったこっちゃないけど，
こんな似非「成人認証」システムをタバコ以外に応用しようとか恐ろしいことは絶対に考えないでいただきたい，
と切に願うのだった。
</p>]]><![CDATA[<p>
（6/7 追記）
</p><p>
<a href="http://www.addclips.org/">AddClips</a> のボタンを新しいのにしたら，
各 SBM サービスのブックマーク数が表示されるようになっていた。
で，
はてなブックマークの <a href="http://b.hatena.ne.jp/kmachu/20080605#bookmark-8842476">kmachu さんのコメント</a>が気になったので，
追記しておく。
</p><blockquote>
「「taspo カード自体には識別トークンのみが入っている…肝心の認証をすっ飛ばして」←ちょっと違和感。カードは認証しているけどカード所有者は認証していないと言うべきかも。カードが偽造できる訳じゃないから。」
</blockquote><p>
私が認証を識別・認証・許可の3つに分けたのは，
この手の混乱を避けようと思ったから。
日本語の「認証」は様々なニュアンスで使われるので，
あまり使い勝手のいい言葉ではない。
</p><p>
最初に運転免許証を例に出したのは taspo カードと運転免許証は構造が似ているからだが，
kmachu さんが指摘されるとおり，
識別であれ認証であれ許可であれ，
トークンを用いる際には，
トークンに対する認証が必要である。
もっともここで言う認証は authentication というよりは certification （もしくは validation）とでも言うべきものだろう。
</p><p>
上述したように taspo システムの詳細はよく分からないが，
識別トークンである会員番号には当然 check digit が埋め込まれているだろうし（でなければアホ過ぎる），
おそらく DC に問い合わせることで（与信処理），
そのトークンの有効性を確認することもできる。
顔写真等の認証トークンについては申請時の書類によって証明できるはず
（であるが，
<a href="http://www.taspo.jp/subscription/">申し込み方法</a>を見る限りいくらでもなりすまし可能なように思えるのだが...）。
許可トークンである taspo カードには <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/MIFARE">MIFARE</a> が使われている。
taspo カードが <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/MIFARE">MIFARE</a> のどれを使ってるかは不明だが，
ものによっては <a href="http://www.commoncriteria.org/">Common Criteria</a> の EAL+5 の認証を受けているものもある。
</p><p>
（<a href="http://www.commoncriteria.org/">Common Criteria</a> については <a href="http://www.ipa.go.jp/security/jisec/about_cc.html">IPA の記事</a>を参照のこと。
ちなみに FeliCa も CC EAL+4 の認証を受けている。
まっ，
MIFARE にせよ FeliCa にせよ，
上に乗ってるアプリケーションは別物だけど。
著作権の世界で CC といえば Creative Commons だが，
エンジニアの世界で CC といえば Common Criteria のことである。
なんちゃって）
</p>]]></content:encoded>
</item>

<item rdf:about="http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000387.shtml">
  <title>Twitter によるセキュリティ情報配信をはじめました</title>
  <link>http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000387.shtml</link>
  <description>こんなの既に誰かやっているような気もしますが，
セキュリティ情報を集約して Twitter で配信する実験をはじめました。
（追記あり）</description>
  <dc:subject>Security</dc:subject>
  <dc:creator>Spiegel</dc:creator>
  <dc:date>2008-05-31T16:14:14+09:00</dc:date>
  <cc:license rdf:resource="http://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/" />
  <content:encoded><![CDATA[<p>
こんなの既に誰かやっているような気もしますが，
セキュリティ情報を集約して Twitter で配信する実験をはじめました。
とりあえず，
以下のサイトのフィードを <a href="http://twitterfeed.com/">twitterfeed</a> で集約し，
<a href="http://twitter.com/security_inci">twitter/security_inci</a> で配信しています。
</p><ul>
<li><a href="http://www.jpcert.or.jp/rss/">JPCERT/CC RSS</a></li>
<li><a href="http://www.ipa.go.jp/security/">情報処理推進機構：情報セキュリティ</a> 緊急対策情報</li>
<li><a href="http://jvn.jp/">Japan Vulnerability Notes</a></li>
<li><a href="http://www.isskk.co.jp/offer/X-ForceAlerts.html">X-Force セキュリティアラート＆アドバイザリ</a></li>
<li><strike><a href="http://del.icio.us/spiegel/Security%2BVulnerability">del.icio.us/spiegel/Security+Vulnerability</a>
    （6/3 追加： 上述4つのフィードでは漏れが多いため，
	私のブックマーク情報を追加してみるテスト）</strike>
	（6/11: del.icio.us 側の日本語処理が上手くないようなので停止中）</li>
<li><a href="http://nvd.nist.gov/nvd.cfm">National Vulnerability Database</a> （6/5 追加）</li>
<li><a href="http://www.kb.cert.org/vuls/">US-CERT Vulnerability Notes</a> （6/11 追加）</li>
<li><a href="http://www.ciac.org/ciac/">CIAC （Computer Incident Advisory Capability）</a> （6/11 追加）</li>
<li><a href="http://isc.sans.org/">SANS Internet Storm Center</a> （6/11 追加）</li>
<li><a href="http://xssed.org/">XSSed</a> Advisories （6/14 追加）</li>
</ul><p>
集約するフィードは，
セキュリティ・インシデントの情報を中心に，
順次追加する予定ですが，
特定のプラットフォームに偏らないように配慮するつもりです。
（有用なフィードがあれば教えてください）
</p><p>
いやぁ，
自分のものは何ひとつ使わずこういうことができてしまうんだから，
楽な世の中になったよなぁ... そうそう，
<a href="http://twitter.com/security_inci">twitter/security_inci</a> のアバターアイコンを募集中です。
</p>]]></content:encoded>
</item>

<item rdf:about="http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000386.shtml">
  <title>MTOS 4.2 RC 1</title>
  <link>http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000386.shtml</link>
  <description>Movable Type Open Source の 4.2 RC1 がリリースされているようなので早速導入してみる。</description>
  <dc:subject>Remark</dc:subject>
  <dc:creator>Spiegel</dc:creator>
  <dc:date>2008-05-31T00:03:18+09:00</dc:date>
  <cc:license rdf:resource="http://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/" />
  <content:encoded><![CDATA[<p>
<a href="http://www.movabletype.jp/beta/42/">Movable Type Open Source の 4.2</a> RC1 がリリースされているようなので早速導入してみる。
パフォーマンスが向上したらしいのと OpenID 2.0 に対応したらしい。
さて，
どんな感じかな。
</p><p>
ふむ，
ページのビルドは若干速くなったような。
おおっ Yahoo! の OpenID が使えるぢゃん！ よーし，うむうむ，よーし。
</p><p>
ついでに，
自分のサイトの URI から Yahoo! の OpenID へ delegation できるようにしておく。
OpenID 1.1 では以下のように指定していた。（例は <a href="http://www.openid.ne.jp/">OpenID.ne.jp</a> を使った場合）
</p><blockquote>
<pre>&lt;link rel="openid.server" href="http://www.openid.ne.jp/user/auth" /&gt;
&lt;link rel="openid.delegate" href="http://<em>username</em>.openid.ne.jp/" /&gt;</pre>
</blockquote><p>
OpenID 2.0 の場合は以下のように指定すればいいようだ。（例は Yahoo! の OpenID を使った場合）
</p><blockquote>
<pre>&lt;link rel="openid2.provider" href="https://open.login.yahooapis.com/openid/op/auth" /&gt;
&lt;link rel="openid2.local_id" href="http://www.flickr.com/photos/spiegel" /&gt;</pre>
</blockquote><p>
Yahoo! の OpenID を使う場合は，
openid2.local_id に Yahoo! から与えられた識別子（identifier）を使う。
Flickr のアカウントを持っている人は識別子に Flickr の URI を追加できる
（Yahoo! Japan の OpenID ではダメだと思う。
っていうか Flickr のアカウントを持っている人は既に Yahoo! のアカウントと連動している筈なので，
わざわざ Yahoo! Japan の OpenID を使う意味がない）。
上の記述例は追加した Flickr の識別子を指定している。
デフォルトの識別子は長ったらしくて使う気にならない。
どうにかならんか，
あれは。
</p><p>
1.1 と 2.0 の記述は併記できるようだ。
そういや <a href="http://www.openid.ne.jp/">OpenID.ne.jp</a> サイトには<a href="http://blog.ptlabo.net/index.php?id=08030086">脆弱性があった</a>はずだけど... なおってねーな。
あと Yahoo! の OpenID を使っている人は Phishing 除けに「ログインシール（Sign-In Seal）」を活用すべし。
（シールの有無でニセサイトかどうか判別できる。
ただしシールはマシンごとに指定する必要がある。
これでどこまで効果があるかは分からんけど...）
</p><p>
よし，
これで OpenID 運用は 2.0 ベースへ乗り換えだな。
1.1 が必要な場合は Vox のアカウントを使えばいいか。
</p>]]></content:encoded>
</item>

<item rdf:about="http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000385.shtml">
  <title>サマータイムは現代の授時</title>
  <link>http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000385.shtml</link>
  <description>『年収崩壊』から以下の文章を引用しておこう。</description>
  <dc:subject>Code</dc:subject>
  <dc:creator>Spiegel</dc:creator>
  <dc:date>2008-05-27T08:21:33+09:00</dc:date>
  <cc:license rdf:resource="http://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/" />
  <content:encoded><![CDATA[<p>
某首相が
「やっていない日本が異例。我が国も制度を入れるべきだとの意見が強くなってきている。特に環境の問題があり、私もサマータイムをやってもいいのではないかと思っている」
みたいなアホンダラなことを言ってるらしいので，
ちょっと長いけど，
<a href="http://spiegel.vox.com/library/book/6a00c22527e6f3604a00f48cfd869f0001.html">『年収崩壊』</a>
から以下の文章を引用してやろう。
</p><blockquote>
「欧米の場合、
職務分担がハッキリしているため、
自分の業務時間をずらすことが容易にできます。
ところが、
日本の場合は業務分担があいまいなので、
職場の上司が「まだ明るいうちに家に帰る気か？」などと言ってきたら、
絶対に帰れません。
ですから、
サマータイムの実施は単なるサービス残業の増加にしか結びつかないのです。
だからこそ、
戦後に導入されたサマータイムは廃止されたのでしょう。<br />
もともと今回のサマータイムの導入は、
経団連の要請に基づくものでした。
経団連は当然、
そうした過去の経緯を知っているはずです。
それなのに、
なぜサマータイム導入を打ち出してきたのでしょうか。」
</blockquote><p>
まぁ（笑），
戦後直後のサマータイムが廃止された理由についてはアレだけど，
サマータイム導入はサービス残業を増やすだけってのは同感だ。
だいたい，
江戸時代の「明け六つ暮れ六つ」じゃないんだから，
今の時代に太陽の運行に合わせて時刻を弄ることに意味があるとは思えない。
<a href="http://www.baldanders.info/spiegel/remark/archives/000045.shtml">以前にも書いた</a>けど，
サマータイムは現代の「授時」であり，
このような悪習こそ世界的に取り除くべきだと思うけどね。
</p><p>
そうそう，
サマータイムと環境の関係だけど
<a href="http://www.technobahn.com/news/2008/200803051254.html">「夏時間を採用するとエネルギー消費量は逆に増える」</a>
らしい。
某首相は知らないようだけど。
こんな脳みそが江戸時代な人が首相だなんて，
某国も亡国になりそうだよ。
</p>]]><![CDATA[<div class="hreview" ><a class="item url" href="http://www.amazon.co.jp/gp/redirect.html%3FASIN=4827550107%26tag=baldandersinf-22%26lcode=xm2%26cID=2025%26ccmID=165953%26location=/o/ASIN/4827550107%253FSubscriptionId=0G91FPYVW6ZGWBH4Y9G2"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/31FreiBpf3L._SL160_.jpg" alt="photo" class="photo"  /></a><dl ><dt class="fn"><a class="item url" href="http://www.amazon.co.jp/gp/redirect.html%3FASIN=4827550107%26tag=baldandersinf-22%26lcode=xm2%26cID=2025%26ccmID=165953%26location=/o/ASIN/4827550107%253FSubscriptionId=0G91FPYVW6ZGWBH4Y9G2">年収崩壊―格差時代に生き残るための「お金サバイバル術」 (角川SSC新書 10)</a><img src='http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=baldandersinf-22&l=ur2&o=9' width='1' height='1' border='0' alt='' /></dt><dd>森永 卓郎 </dd><dd>角川・エス・エス・コミュニケーションズ 2007-10</dd><dd>評価<abbr class="rating" title="4"><img src="http://g-images.amazon.com/images/G/01/detail/stars-4-0.gif" alt="" /></abbr> </dd></dl><p class="similar"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334783554/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4334783554.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="新版 年収300万円時代を生き抜く経済学 (知恵の森文庫)"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4901318519/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4901318519.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="緊急版 年収120万円時代-生き抜くための知恵と工夫-"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569648975/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4569648975.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="「騙されない!」ための経済学 モリタク流・経済ニュースのウラ読み術 (PHPビジネス新書 55) (PHPビジネス新書 55)"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4827550093/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4827550093.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="なぜ夜に爪を切ってはいけないのか―日本の迷信に隠された知恵 (角川SSC新書 9)"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/482224606X/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/482224606X.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="構造改革の時代をどう生きるか 成果主義・拝金主義を疑え!"  /></a> </p><p class="gtools" >by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a> ,  <abbr class="dtreviewed" title="2008/05/27">2008/05/27</abbr></p></div>]]></content:encoded>
</item>

<item rdf:about="http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000384.shtml">
  <title>「自分探し」は止めなくてもいい</title>
  <link>http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000384.shtml</link>
  <description>面白い記事があったので，
あの話をもう一度。</description>
  <dc:subject>Remark</dc:subject>
  <dc:creator>Spiegel</dc:creator>
  <dc:date>2008-05-16T20:02:17+09:00</dc:date>
  <cc:license rdf:resource="http://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/" />
  <content:encoded><![CDATA[<p>
面白い記事があったので，
<a href="http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000376.shtml">あの話</a>をもう一度。
</p><ul>
<li><a href="http://beauty-and-akiba.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_5a25.html">あなたも私も自分探し病　その１</a></li>
<li><a href="http://beauty-and-akiba.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_6955.html">あなたも私も自分探し病　その２</a></li>
<li><a href="http://beauty-and-akiba.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_d037.html">あなたも私も自分探し病　その３</a></li>
</ul><p>
（以降，まだ続いている）
</p><p>
<a href="http://beauty-and-akiba.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_d037.html">「その３」</a>
では，
私の記事ともうひとつの記事を並べて
</p><blockquote>
「どれも、我々『あいのり』世代の自分探し観と微妙にずれた、彼らの世代の自分探し観を前提として持論を展開し、議論を切り上げてしまっているように思えます。」
</blockquote><p>
と書かれているが，
<a href="http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000376.shtml">前にも書いた</a>ように，
私は「自分探し」とか「自己啓発」といったキーワードに強烈なアレルギーがあるため，
議論はちょっと難しいかも。
これから書くことも単なる列挙に過ぎないけど，
まったく無駄というわけではないだろう。
ちなみに
<a href="http://spiegel.vox.com/library/book/6a00c22527e6f3604a00e398e419dc0004.html">『自分探しが止まらない』</a>
の内容についての感想は他所でも書いていて，
そのときは
</p><blockquote>
「個人的に、
この本の欠点と思われる部分は、
あらゆる事象を「自分探し」と結び付けすぎてる点と、
何故「止まらない」かという疑問に対して個々の部分（政治が悪いとか「自分探しホイホイ」な企業・組織が悪いとか）だけを見ていて系全体を見回す視点に欠けている点だと思う。
その結果、
止まらない自分探しをどうにかしたければ自分を変えるしかないという堂々巡りになってしまっている。
要するに『自分探しが止まらない』はそれ自体が自己啓発本なのである。
まぁそういう意味で、
この本は「症状」として面白い本だと思うけどね。」
</blockquote><p>
としている。
以降は，
その辺をもう少し掘り下げてみる。
</p><p>
まずひとつめ。
<a href="http://beauty-and-akiba.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_6955.html">「その１」</a>
にある
</p><blockquote>
「答えはどこにあると思いますか？」
</blockquote><p>
という問いに自分なりに答えるなら，
「どこにもない」になる。
答えは探すものではなくて構築するものだからだ。
これが世代的な考え方なのかは分からないが，
この最初のつかみだけでも断絶（？）を実感することができる。
これについては最後に再び言及する。
</p><p>
ふたつめ。
<a href="http://beauty-and-akiba.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_5a25.html">「その２」</a>
では
</p><blockquote>
「仕事＝自己実現であり、
答えは自分の中にあるのであり、
就職活動＝本当の自分探しであるという考え方に疑問すらわかない状態です。」
</blockquote><p>
と書かれているが，
一方の私にとっての仕事は，
あくまで（目的を達成するため，あるいは単に食べるための）手段であり，
就職は仕事をするために必要な「社会への適応」だった。
</p><p>
（なぜそうだったんだろうと考えてみるに，
当時は社会が私たち学生に対して「社会への適応」を要請していたからだと思う。
それは超売り手市場のバブル絶頂期でもそうだった。
おそらくこの傾向は上の世代ほど強まるんじゃないのかな。
今って超売り手市場と呼ばれている割には新卒に対してさしたる期待も要請もないように見える）
</p><p>
でもこの違いって（次に書くけど）要するに「自分探し」のモードが違うだけなんだよね。
</p><p>
みっつめ。
多分これがいちばん象徴的。
<a href="http://beauty-and-akiba.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_6955.html">「その１」</a>
で書かれている
「これだけは誰にも負けないという何かを、何でもいいから持つべし！」
という価値観に対する奥さんの反論（？）という構図は，
価値観を「強度」におくか「関係性」におくかの違いだろう。
</p><p>
「ねるとん」時代に言われた「三高」も，
「あいのり」で追求される「本当の自分」も，
それが自己の強度の問題である限り「自分探し」は内面に向かうしかない。
これがいきすぎると「ひきこもり」とかになっちゃうわけだけど。
一方，
上で挙げた「社会への適応」は関係性，
すなわち社会に対する自身のポジションをどうするか（どうしたいのか）ということだ。
これはいろんなものに置き換えられる。
友達関係，職場関係，恋人関係，夫婦関係，親子関係等々。
「あいのり」の「本当の私を分かってくれる人」ってのも対象との関係の中に「本当の私」を見出しているってことだろう。
まっ，
これもいきすぎると共依存とかになったりするが。
</p><p>
要するに「自分探し」ってのは症状だ。
自己の強度にこだわりすぎて何も行動を起こせなくなったり，
対象との関係に悩むあまり自己破壊的な行動に走ったりっていうのは（WHO 的な意味で）「健全」とは言えないよね。
逆に「自分探し」が症状であると知った上でうまく付き合っていけるのなら何の問題もないと思う。
ん～，
症状という喩えがピンとこないなら，
こう言い換えてもいいだろう。
「自分探し」ってのはプロセスだ，
と。
</p><p>
ここで最初の話に戻る。
答えはどこにあるのか。
答えとはプロセスにより構築された何かだ。
そういう意味で「自分探し」を止める必要はない。
「探すな決めろ」ってのは答えを決めろってことではなくて，
プロセスを開始せよってことだ。
</p><p>
でもね，
「自分探し」は「条件付け」を受けやすい。
だからカモにされる。
だから私は「自分探し」とか「自己啓発」とかいったキーワードが嫌いなんだよ。
そして
<a href="http://spiegel.vox.com/library/book/6a00c22527e6f3604a00e398e419dc0004.html">『自分探しが止まらない』</a>
もそうした自己啓発本のひとつに過ぎない。
あの本をベースに考える限り，
私には議論以前の問題なのである。
</p>]]></content:encoded>
</item>

<item rdf:about="http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000383.shtml">
  <title>『砂の本』より： 「会議」</title>
  <link>http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000383.shtml</link>
  <description>ホルヘ・ルイス・ボルヘスの『砂の本』を再読中。</description>
  <dc:subject>Book</dc:subject>
  <dc:creator>Spiegel</dc:creator>
  <dc:date>2008-05-06T14:36:57+09:00</dc:date>
  <cc:license rdf:resource="http://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/" />
  <content:encoded><![CDATA[<p>
ホルヘ・ルイス・ボルヘスの
<a href="http://spiegel.vox.com/library/book/6a00c22527e6f3604a00e398a077090004.html">『砂の本』</a>
を再読中。
最初にこの本を読んだのは20年も前の話だ（しかも図書館で借りて読んでた）が，
今この時点で読むと異なった解釈ができて面白い。
</p><p>
ちなみに原書のほうは1975年に刊行された。
邦訳版は1980年で，
今私が手にしているのは1987年の新装版である。
<a href="http://spiegel.vox.com/library/book/6a00c22527e6f3604a00e398a077090004.html">『砂の本』</a>
は短編集で，
本当は全部読み終わってから感想を書こうと思ってたけど，
通勤の行き帰りのちょっとした時間に読んでいるだけなので，
しばらく読み終わりそうもない（もともと読む速度が遅いのである）。
なので
<a href="http://spiegel.vox.com/library/book/6a00c22527e6f3604a00e398a077090004.html">『砂の本』</a>
については，
小出しで感想を書いてみようかと思ったり。
（ただし次回があるかどうかは未定）
</p><p>
「会議」という作品を「今」の視点で読むと色々と面白い解釈ができる。
以下に簡単なあらすじを紹介するが，
ネタバレになるのでご注意を。
</p><hr /><p>
ある人物の死によりメンバの最後の生き残りとなってしまった男が「会議（コングレソ）」と呼ばれる結社について語りだす。
「会議」の議長（スポンサーでもある）は「あらゆる国のあらゆる人間を代表する世界会議」を組織することを思い立ち，
その準備をすすめていた。
「会議」の方向性が怪しくなってきたのは，
世界中のあらゆる書物や書簡等の収集を（「会議」にはそれが不可欠であるという理由で）はじめてからだ。
そして資金が完全に底をついたときに議長はようやく悟ることになる。
</p><blockquote>
「わしらの企てた計画は、とてつもなく広大なもので、
――いまのわしにはそれがわかるが――全世界を包含するほかないことになる。
それは、荒れた農場の掘ったて小屋でがなりたてる、
いかさま師の集団じゃない。
<strong>世界会議</strong>は、
世界の最初の瞬間と同時にはじまって、
わしらが塵に帰ったときもなおつづいてゆくのだ。」
（p.59）
</blockquote><p>
20年前の私ならこの文章に哲学っぽい思いを馳せるのだろが，
今の私は「荒れた農場の掘ったて小屋でがなりたてる、いかさま師の集団」についてある具体的な対象を連想する。
それは Google だ。
Google は「世界中のあらゆる情報をグラフ化」しようとしている組織で，
そのための莫大な資金を持っている。
彼等が「会議」の中核的な位置を占めるのか，
それともただの「いかさま師の集団」なのか，
それは多分これから分かる。
</p>]]><![CDATA[<div class="hreview" ><a class="item url" href="http://www.amazon.co.jp/gp/redirect.html%3FASIN=4087730891%26tag=baldandersinf-22%26lcode=xm2%26cID=2025%26ccmID=165953%26location=/o/ASIN/4087730891%253FSubscriptionId=0G91FPYVW6ZGWBH4Y9G2"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/318WGM9Y7RL._SL160_.jpg" alt="photo" class="photo"  /></a><dl ><dt class="fn"><a class="item url" href="http://www.amazon.co.jp/gp/redirect.html%3FASIN=4087730891%26tag=baldandersinf-22%26lcode=xm2%26cID=2025%26ccmID=165953%26location=/o/ASIN/4087730891%253FSubscriptionId=0G91FPYVW6ZGWBH4Y9G2">砂の本 (現代の世界文学)</a><img src='http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=baldandersinf-22&l=ur2&o=9' width='1' height='1' border='0' alt='' /></dt><dd>ホルヘ・ルイス ボルヘス 篠田 一士 ホルヘ・ルイス・ボルヘス </dd><dd>集英社 1987-12</dd><dd>評価<abbr class="rating" title="4"><img src="http://g-images.amazon.com/images/G/01/detail/stars-4-0.gif" alt="" /></abbr> </dd></dl><p class="similar"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/462204613X/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/462204613X.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="七つの夜"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4336042802/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4336042802.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="創造者"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/433603396X/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/433603396X.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="夢の本"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4560071144/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4560071144.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="不死の人 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4582765491/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4582765491.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="エル・アレフ (平凡社ライブラリー)"  /></a> </p><p class="gtools" >by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a> ,  <abbr class="dtreviewed" title="2008/05/06">2008/05/06</abbr></p></div>]]></content:encoded>
</item>

<item rdf:about="http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000382.shtml">
  <title>VOCALOID の意匠性</title>
  <link>http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000382.shtml</link>
  <description>Vox がニコニコ動画に対応するようになって，
アカウントを持っていない私でもようやく VOCALOID を使った作品を視聴できるようになったのだが，
最近は「ぼかりす」っちうのが話題らしい。</description>
  <dc:subject>Remark</dc:subject>
  <dc:creator>Spiegel</dc:creator>
  <dc:date>2008-05-04T10:33:44+09:00</dc:date>
  <cc:license rdf:resource="http://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/" />
  <content:encoded><![CDATA[<p>
Vox がニコニコ動画に対応するようになって，
アカウントを持っていない私でもようやく VOCALOID を使った作品を視聴できるようになったのだが
（といってもそんなに積極的に視聴しているわけではないが），
最近は「ぼかりす」っちうのが話題らしい。
</p><ul>
<li><a href="http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0805/01/news103.html">初音ミクの“神調教”が自動で!?　「ぼかりす」に話題騒然</a></li>
<li><a href="http://spiegel.vox.com/library/video/6a00c22527e6f3604a00f48cf3a56f0002.html">【初音ミク】 PROLOGUE 【ぼかりす】</a> （Vox への埋め込み）</li>
</ul><p>
これを聴いて連想したのは，
今は亡き<a href="http://magarchive.halfmoon.jp/">Ｍａｇ．さん</a>による MIDI レタッチソフト
<a href="http://magarchive.halfmoon.jp/vector/midiexp/index.html">「MIDI Espressivo」</a>
だったり。
</p><p>
MIDI （Musical Instrument Digital Interface）ってのは，
もの凄く端折って説明すると，
楽器の演奏データを指すもので，
音そのもののデータではない（私は DTM は詳しくないので違ってたらゴメン）。
もっと抽象的に言うなら，
MIDI とは実演そのものを数値化したものと言える。
<a href="http://magarchive.halfmoon.jp/vector/midiexp/index.html">「MIDI Espressivo」</a>
の面白さは演奏（実演）テクニックを「エフェクト」としてライブラリ（部品）化できるところにある。
「ぼかりす」の技術の詳細はまだ明らかになっていないが，
コンセプトとしては
<a href="http://magarchive.halfmoon.jp/vector/midiexp/index.html">「MIDI Espressivo」</a>
と同等のものを感じるのだが，
どうだろう。
</p><p>
「ぼかりす」については私の観測範囲内で以下の文章がよく reblog されているようだ。
個人的にも面白いと思うので，
改めて以下に引用してみる。
</p><ul>
<li><a href="http://slashdot.jp/it/comments.pl?sid=400095&cid=1339090">「「ぼかりす」は初音ミクの神調教を自動化する？」に対するコメント</a></li>
</ul><blockquote>
「ぼかりすは自然すぎて、
VOCALOIDとしてのキャラクター性をスポイルしている気がするんですよね。
無論、
リアルさを求めるなら正しい方向ではあると思いますが、
それなら人間が歌えば良いわけですし。
オリジナルでもカバーでも、
"VOCALOIDの曲"を作るなら、
求められるのは、
曲のコンセプトとVOCALOIDのキャラクター性を基礎においた、
機械っぽさと人間っぽさのバランスの取り方なんだと思います。」
</blockquote><p>
「VOCALOID としてのキャラクター性」とは何かと考えると，
それは意匠性評価の偏りである，
と言い換えることができるのではないだろうか。
</p><p>
VOCALOID といえども所詮楽器であり，
実演に関して10人いれば10色の意匠がありうる。
しかし実際には，
各 VOCALOID には「キャラクター性」が付与されており，
オーディエンスの評価は「キャラクタに沿っているか」で決まる（だから「調教」と呼ばれるんだろうけど）。
キャラクタに沿った実演でなければ，
どんなに上手くても「それなら人間が歌えば良い」ということにしかならない。
</p><p>
そして VOCALOID 実演に関する意匠性評価のこうした偏りは「実演の部品化」を生みやすい。
上述の引用は「ぼかりす」に対するネガティブな意見に見えるが，
そのネガティブな意見の背景にあるものが「ぼかりす」を生み出す土壌にもなっている。
</p><p>
Tumblr では散々書いてるけど，
私は VOCALOID が最終的にもたらすものは「実演の無意味化」だと思っている。
今はまだ VOCALOID は楽器の一種に過ぎず，
その実演には少なからず実演者の意匠性が入り込む。
しかし「実演の部品化」が進めば意匠性の入り込む余地は少なくなっていく。
例えば，
作詞を人工無脳が行い，
作曲を（<a href="http://magarchive.halfmoon.jp/vector/chaos/index.html">「Chaos von Eschenbach」</a>のような）自動作曲ソフトが行い，
それを VOCALOID に唄わせたとしたら，
その作品および実演は「誰」に帰属するのだろう。
</p><p>
ってなことを考えながら内田美奈子さんの『BOOM TOWN』にある数理紫生（かずりしせい）の話を読み返してたり。
</p>]]></content:encoded>
</item>

<item rdf:about="http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000381.shtml">
  <title>『ケータイを持ったサル』を読む</title>
  <link>http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000381.shtml</link>
  <description>前半は面白かった，
前半は。</description>
  <dc:subject>Book</dc:subject>
  <dc:creator>Spiegel</dc:creator>
  <dc:date>2008-04-19T21:04:38+09:00</dc:date>
  <cc:license rdf:resource="http://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/" />
  <content:encoded><![CDATA[<p>
前半は面白かった，
前半は。
詳しく言うと，
1章と3章と4章の前半は面白かった。
あとはイマイチ。
2003年に出た本なので，
（現時点から見れば）考察が甘いと言えばそうなのかもしれないが。
</p><p>
タイトルの「サル」は皮肉でもなんでもなく，
ニホンザルやチンパンジーなどの猿を指している。
要するに，
若者におけるケータイでのコミュニケーションは，
猿の仲間内のコミュニケーションと同程度で，
「ああ，これから日本はどうなるんだ嘆かわしい」といった程度の内容である。
個人的には「嘆かわしい」部分にはさっぱり興味がないので読み飛ばしてしまった。
</p><p>
「ヒトは言葉を話す動物である」とはよく言われるが，
「言葉を話す」つまり音声で以ってコミュニケーションを行うという意味であれば，
ヒト以外にもある。
ならばヒトとヒト以外の「音声で以ってコミュニケーションを行う動物」との違いは何かというと，
その「言葉」を使って未知の相手とコミュニケーションできるか否かということになるだろう
（もちろん実際はそんなに単純じゃなくて，
社会的要因以外に解剖学的な要因などもある）。
『日経サイエンス』 1994年10月号に「言葉の起源」という特集記事があり，
当時私も読み耽ったのだが，
この中の「サルは言葉をしゃべっているか」という記事を書かれたのが，
<a href="http://spiegel.vox.com/library/book/6a00c22527e6f3604a00f48ce711d90003.html">『ケータイを持ったサル』</a>
の著者である正高信男さんである。
</p><p>
<a href="http://spiegel.vox.com/library/book/6a00c22527e6f3604a00f48ce711d90003.html">『ケータイを持ったサル』</a>
の中で正高信男さんは，
情緒的な交流を目的とした言葉以外に，
社会生活の中で見知らぬ他者と情報をやり取りするための「公的言語」があると述べている。
「公的言語」は公的空間で使われるが，
公的空間を拒絶したり公的空間を意識しない人にとっては「公的言語」など不要で，
ごく仲間内の情緒的なやり取りのみ満たされればいいということになる。
この典型例のひとつが「ケータイ」だ，
ということらしい。
</p><p>
また，
サルの群れというのは実は「社会」を構成していないらしい。
サルの群れのメスは生まれた群れを離れることはほとんどないそうである。
一方オスの場合は群れを離れることもあるが，
それも面識のある仲間への「移籍」がほとんどだとか。
要するに，
サルの群れというのは家族の拡張版のような形で機能するらしい。
群れを離れる一部のオスを除いて，
ほとんどのサルは「家の中」で一生を過ごすことになる。
つまり「ケータイ」などを通じて情緒的なコミュニケーションに依存する今の若者は，
「社会（＝公的空間）」を拒絶し，
サルの群れのように「家の中」という空間に引きこもっているというわけだ。
</p><p>
この原因として著者は，
日本の親子（特に母子）が密着しすぎていること（そしてそれを是とする社会的規範）を挙げている。
著者が紹介する典型的日本家族のモデルは典型的な共依存状態の家族でもある
（そしてある意味<a href="http://d.hatena.ne.jp/essa/20080413/p1">「決してフィルタリングできない子供の中の最強の異物」</a>で紹介されてる家族像でもある）。
まぁ，
日本の家族関係が（欧米に比べて）密着しすぎている点は他分野でも指摘されている。
日本では儒教的な規範意識が支配的でその中心には「家」がある。
一方，
欧米における成熟や自立は「家出」から始まると言われている。
「家」は社会システムの一部でしかない。
</p><p>
確かに情報化社会は公的空間と私的空間の境界を曖昧にしつつある。
だからといって日本における「若者のサル化」の原因の一端を情報化社会に求めるというのは共感しかねる。
もしそうなら日本国外でも同じような展開になっているはずであるが，
実際には必ずしもそうなっていない。
どっかの首相もケータイを悪者にしたがっているようだが，
今の日本の社会問題を道具の責任に帰するというのはあまりにも馬鹿げている。
</p><p>
<a href="http://spiegel.vox.com/library/book/6a00c22527e6f3604a00f48ce711d90003.html">『ケータイを持ったサル』</a>
を読んで感じたのは，
ネットも所詮リアルの延長でしかないということだ。
もし日本のネット（特にケータイのネット）が公的空間としての存在意義を失い，
情緒的コミュニケーションの場に終始しているというのなら，
それはリアル社会の写像であり，
ネットにおける公的空間を取り戻したいのであれば，
まずリアルから改善すべき問題なのである。
</p><p>
<a href="http://spiegel.vox.com/library/book/6a00c22527e6f3604a00f48ce711d90003.html">『ケータイを持ったサル』</a>
における分析や考察には首をひねる部分も多いが，
紹介されているデータは参考になる部分も多い。
特に乳幼児期の育児におけるアメリカと日本の違いは親なら必見だと思う。
あとはまぁ，
流し読みで（笑）
</p>]]><![CDATA[<div class="hreview" ><a class="item url" href="http://www.amazon.co.jp/gp/redirect.html%3FASIN=4121017129%26tag=baldandersinf-22%26lcode=xm2%26cID=2025%26ccmID=165953%26location=/o/ASIN/4121017129%253FSubscriptionId=0G91FPYVW6ZGWBH4Y9G2"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41P0T7XQPAL._SL160_.jpg" alt="photo" class="photo"  /></a><dl ><dt class="fn"><a class="item url" href="http://www.amazon.co.jp/gp/redirect.html%3FASIN=4121017129%26tag=baldandersinf-22%26lcode=xm2%26cID=2025%26ccmID=165953%26location=/o/ASIN/4121017129%253FSubscriptionId=0G91FPYVW6ZGWBH4Y9G2">ケータイを持ったサル―「人間らしさ」の崩壊 (中公新書)</a><img src='http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=baldandersinf-22&l=ur2&o=9' width='1' height='1' border='0' alt='' /></dt><dd>正高 信男 </dd><dd>中央公論新社 2003-09</dd><dd>評価<abbr class="rating" title="3"><img src="http://g-images.amazon.com/images/G/01/detail/stars-3-0.gif" alt="" /></abbr> </dd></dl><p class="similar"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4121018052/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4121018052.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="考えないヒト - ケータイ依存で退化した日本人 (中公新書 (1805))"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4121016300/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4121016300.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="父親力―母子密着型子育てからの脱出 (中公新書)"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480061665/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4480061665.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="天才はなぜ生まれるか"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4121015835/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4121015835.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="子どもはことばをからだで覚える―メロディから意味の世界へ (中公新書)"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4121015185/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4121015185.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="老いはこうしてつくられる―こころとからだの加齢変化 (中公新書)"  /></a> </p><p class="gtools" >by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a> ,  <abbr class="dtreviewed" title="2008/04/19">2008/04/19</abbr></p></div>]]></content:encoded>
</item>

<item rdf:about="http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000380.shtml">
  <title>『心理諜報戦』を読む</title>
  <link>http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000380.shtml</link>
  <description>読みにくい本。
いまだによく理解できてない，
多分。</description>
  <dc:subject>Book</dc:subject>
  <dc:creator>Spiegel</dc:creator>
  <dc:date>2008-04-18T14:02:01+09:00</dc:date>
  <cc:license rdf:resource="http://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/" />
  <content:encoded><![CDATA[<p>
この本を買った理由は <a href="http://spiegel.vox.com/library/post/%E6%9C%80%E8%BF%91%E3%81%AE%E3%81%8A%E8%B2%B7%E3%81%84%E7%89%A9-1.html">Vox の記事</a>で書いたが，
ホンマに読みにくい本。
いまだによく理解できてない，
多分。
</p><p>
この本の印象を一言で言うなら「麻雀必勝法」かな。
いや，
皮肉でもなんでもなく。
巷にある「麻雀必勝法」本との違いを言うなら，
麻雀における心理戦はゲーム内で閉じてるけど，
実際の「心理諜報戦」はそれが日常化しているってとこだろうか。
この本のとおりの観点で世の中を見回したら，
間違いなく神経症になる。
本の中でも
</p><blockquote>
「というのも、
諜報活動では、
普通の人では気付きもしない微かな兆候を見逃さずに、
適切な解釈・分析を施し、
直近の事態の展開を予測しなければならない。
つまり、
絶えず「未来先取的」であらねばならないのだが、
これは同時に分裂病者ないし分裂病親和者に顕著な兆候でもあるという。」
（p.156）
</blockquote><p>
などと書かれている。
私のように精神的にタフでない人間にとっては，
あまり参考にならないように思える。
</p><p>
それでも全く参考にならないかというと，
そんなこともない。
<a href="http://spiegel.vox.com/library/book/6a00c22527e6f3604a00e398e8a6360005.html">『心理諜報戦』</a>
は，
主に「認知操作」について書かれているが，
その中でもストーリーという概念の重要性について多くを割いている。
「認知操作」というのは，
つまるところ，
このストーリーを有利な方向に誘導するための手段であると言えるのかもしれない
（しかもこの本自体が「認知操作」というストーリーを紹介する本になっている。
<a href="http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000376.shtml">前に読んだ『自分探しが止まらない』</a>にしてもそうだけど，
最近こういう構成の本が流行ってるのかね）。
ねっ，
「麻雀必勝法」っぽいでしょ。
</p><p>
それがストーリーであるなら，
そこに何らかのパターンがあるはずである。
ほら，
言うじゃない。
「想像を絶するものは想像できない」って。
</p><p>
例えば
<a href="http://spiegel.vox.com/library/book/6a00c22527e6f3604a00e398e8a6360005.html">『心理諜報戦』</a>
では，
中国において2001年4月1日に起きた EP-3 事件を巡って行われた認知操作について紹介している。
ちょっと長いけど，
以下に引用しておく。
</p><blockquote>
「EP-3 は公空上を、
飛行計画に沿って飛行し、
公然の偵察活動を行っていた。
遭難の際にはクリアランスなしの着陸を許可する国際法に従って中国領に緊急着陸した。
実は事件の3か月前に、
米・太平洋軍司令官は中国機の攻撃的な活動に懸念を表明し、
中国政府に公式の抗議を申し立てていた。
事件前には、
中国は新華社を通じて EP-3 の監視飛行に抗議していない。
つまり衝突事件はむしろ米国に有利に報道され得たはずなのである。<br />
しかし、
事件後、
中国は巧みに衝突の原因から焦点をずらしながら、
飛行機が中国領に着陸した結果を前面に押し出し、
米国の覇権主義が自国の海岸線にまで及んでいる旨強調した。」
（p.81）
</blockquote><p>
これって何か既視感がないだろうか。
今年はじめに騒がれた毒入り餃子事件や、
今も国際的な論争を巻き起こしているチベット問題である。
ポイントのひとつは情報統制だ。
上述の EP-3 事件では
</p><blockquote>
「中国は、
EP-3 乗員を11日間にわたって拘束し、
情報の流れをコントロールした。
乗組員は3日間、
米国側との連絡を許可されなかった。
その結果、
中国は事実に関する情報を完全に統制し、
メディアによる報道の流れを決定することができた」
（p.83）
</blockquote><p>
そうである。
</p><p>
特にチベット問題については，
それ自体も大変な問題だが，
そこで中国が国際世論に対してどのようなアクションをとり，
その結果として世論がどう動いていくかという点は注視すべきだろう。
何故なら，
その手法を日本に対して使ってくる可能性があるからだ。
チベット問題は日本にとって決して「対岸の火」ではないのである。
</p>]]><![CDATA[<div class="hreview" ><a class="item url" href="http://www.amazon.co.jp/gp/redirect.html%3FASIN=4480064117%26tag=baldandersinf-22%26lcode=xm2%26cID=2025%26ccmID=165953%26location=/o/ASIN/4480064117%253FSubscriptionId=0G91FPYVW6ZGWBH4Y9G2"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41j1uL6QOcL._SL160_.jpg" alt="photo" class="photo"  /></a><dl ><dt class="fn"><a class="item url" href="http://www.amazon.co.jp/gp/redirect.html%3FASIN=4480064117%26tag=baldandersinf-22%26lcode=xm2%26cID=2025%26ccmID=165953%26location=/o/ASIN/4480064117%253FSubscriptionId=0G91FPYVW6ZGWBH4Y9G2">心理諜報戦 (ちくま新書 704)</a><img src='http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=baldandersinf-22&l=ur2&o=9' width='1' height='1' border='0' alt='' /></dt><dd>野田 敬生 </dd><dd>筑摩書房 2008-02</dd><dd>評価<abbr class="rating" title="3"><img src="http://g-images.amazon.com/images/G/01/detail/stars-3-0.gif" alt="" /></abbr> </dd></dl><p class="similar"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480063439/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4480063439.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="諜報機関に騙されるな! (ちくま新書 639)"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480064133/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4480064133.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="真理の哲学 (ちくま新書 703)"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480064109/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4480064109.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="打たれ強くなるための読書術 (ちくま新書 705)"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480063951/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4480063951.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="大人の敬語コミュニケーション (ちくま新書 694)"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062879190/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4062879190.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="国家・個人・宗教 ~ 近現代日本の精神 (講談社現代新書 1919)"  /></a> </p><p class="gtools" >by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a> ,  <abbr class="dtreviewed" title="2008/04/18">2008/04/18</abbr></p></div>]]></content:encoded>
</item>


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    <title>Baldanders.info</title>
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