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最近の Jabber Client と Pidgin

皮肉なのかどうか, Twitter を利用するようになって IM の稼働率が上がった。 で, ここのところまた Jabber Client を物色しているんだけど, 最近 Gaim から改名した Pidgin がいい感じ。 なので, 覚え書きとして記事をのこしておく。

とはいえ, 最近 Jabber 界隈はあまり活気がない感じ。 私はクライアントとして PsiPandion を常用してるんだけど (細かいコントロールが必要な場合は一時的に JAJC を使うこともあるけど), 両者ともここ1年以上バージョンが上がっていない。 その中で比較的元気がいいのは Google TalkPidgin だろう。

Google Talk はサービスそのものよりも Web アプリケーションの実装が注目を集めている。 とくに Google Talk Gadget は秀逸。 でも, サービスとしてはイマイチのままである。 このサービスを公開してから1年半以上になる筈だが, いまだに1対1チャットしかできない(ただし他サーバの Conference (グループチャット)に参加することはできるようだ)。 音声は魅力だけどネットに溢れるコミュニケーションツール全体から見ればありふれた機能のひとつに過ぎず, Jabber ユーザ以外にはアピールしない。 当然 Google Talk に無い機能はクライアントにも無いわけで, クライアントの性能はしょぼくならざるを得ない。

(Google Talk Client 以外で音声に対応している Jabber Client としては Jabbin がある。 まだ試してない。 だって RAR で固めてあるんだもん)

Gaim 改め Pidgin はマルチプロトコルの IM クライアントである。 数あるプロトコルの中で Jabber (XMPP)も使えるということになっている。 更に Pidgin はマルチプラットフォームで動作する FOSS だ。 GUI は GTK+ 上に実装されていて, GTK+ が利用可能な環境なら基本的にはどの OS 上でも動作する。

かつての Gaim はお世辞にも使いやすい UI ではなかった。 こういうのは人によって好みが違うだろうが, 私は Windows からとっとと Gaim を削除してしまった。 新しい Pidgin 2.0.0 は, あのときに比べれば UI も良くなったし見た目もスマートになった。 あのいかにも「私は無理矢理 Windows で動かされてます」ってな感じのぎこちなさはなくなっている。 というわけで, 当面 Pidgin をメインに使ってみようと思う。

Pidgin では複数のアカウントを一括して管理できる。 Jabber はあちこちにサーバがあるため複数のアカウントを持っている人も多いと思うが, 全てのアカウントを一括して扱える (もちろん他の IM アカウントと併せて扱える)。 Pandion は一度にひとつのアカウントにしかアクセスできない。 Psi は複数のアカウントを一括して扱える (更に個別にステータスを変えることも可能。 Pidgin はできない)。 ただし, Psi は相手からのメッセージ受信に難があって, 他のユーザ, または同じユーザでも別のクライアントから来たメッセージは全て個別のウィンドウに表示されてしまう。 例えば Twitter はユーザとチャット可能な状態になるとユーザとの間にいくつもの接続を張る (おそらく負荷分散のためだと思うけど。 ちなみに Jabber はひとりのユーザが複数の接続を張ることを許容している)。 Psi ではこれらの接続を全て別のチャットとして処理するため, Twitter とのチャットウィンドウ(またはタブ)がぼこぼこ立ち上がることになる。

PidginPandion は STARTTLS に対応しているが Psi はおそらく古い SSL 接続(ポート 5223 を使用)しか対応していない? PidginPandion は証明書をチェックしていない(オレオレ証明書を使ったサーバでも警告なしで接続する)?

Google Talk のヘルプにある Gaim での接続方法は古すぎて使い物にならない。 Pidgin で Google Talk に接続するには以下の設定を参考にするとよい。

  • アカウントの編集「基本」タブ:
    プロトコル:
    XMPP
    スクリーン名:
    username@gmail.com の username の部分
    サーバ:
    gmail.com
    リソース:
    適当な名前でよい。 "Pidgin" とか
    パスワード:
    パスワード
  • アカウントの編集「拡張」タブ:
    古い SSL (ポート番号5223)を強制的に使用する:
    チェックしない
    暗号化されていないストリームを介したプレーンテキスト認証を許可する:
    チェックしない
    接続するポート番号:
    5222
    サーバへ接続:
    空白

Pidgin は Conference (グループチャット)には対応しているが, 各ルームの細かいコントロールはできない。 例えば常設ルームの設定はできない。 Pidgin は Transport 機能に対応していない。 ただし既に登録済みの Transport の状態は見ることができる。 まぁでも Pidgin は複数の IM に対応しているので, わざわざ Jabber の Transport 機能を使う必要はないのかもしれないが。

ん~, まぁこんなところかな。 間違ってるところなどは適宜修正する。