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Thunderbird に関するメモ

思い立って Thunderbird を試してみることにした。 使えそうならこっちに乗り換えようかな, とかなんとか。

早速導入して使ってみるのだが, どうもしっくりこない。 Thunderbird は設定やメッセージを決まったフォルダに保存する (Windows の場合ね。他のプラットフォームは知らない)。 基本的にはこれを変更できない。 メッセージの保存先は変更できるのだが, どうもこの設定を変えると内部で色々不整合が起きるようだ (ちなみに設定を格納するフォルダをユーザが指定できないことは脆弱性を意味しない)。 今まで電信八号とか Becky! とか使ってきたせいか, この融通の利かなさ具合が気になってしょうがない。 (Web ブラウザと違ってデータをローカルに抱え込むんだから(IMAP は別だけど)置き場所をユーザ自身がコントロールできることが凄く重要だと思うんだけど, そう思う私のほうが変なのか?)

で, 思いついて Thunderbird の Portable Edition を導入してみることにした。 バージョンが古いんじゃないかと思ったが, ちゃんと 2.0.0.4 があった。 Portable Edition は OS のフォルダ構成に依存しないつくりになっていて, 例えば USB メモリにインストールして使ったりもできる。 これを任意のフォルダにインストールすれば, 全ての設定とデータをインストール・フォルダ以下にまとめることができる。

Portable Edition は基本的に英語版だが言語パックを入れれば任意の言語で表示できる。 日本語パックの導入については以下を参考にした

多分安全なのは Method 2 だと思う。 Locale-Switcher extension と日本語言語パック(ja.xpi)を Thunderbird にインストールし (Web 画面のボタンをふつうに押すと Firefox にインストールされてしまうので注意。 いったんファイルに落として Thunderbird の「Tools」メニューから add on ダイアログからインストールする), Thunderbird を再起動してから言語パックを切り替える。 これで問題なく日本語環境が使えるようになる。

Thunderbird 2 からは Gmail のアカウント設定が Wizard で簡単にできるようになってた筈だが, Portable Edition にはない。 ので, Gmail のヘルプを参考に手動で設定する。 なんで受信は TLS なのに送信は SSL を使うんだろう。 激しく謎。 更に最近バージョン 0.5 がリリースされた Lightning も導入する (じつはこれを使いたいがために Thunderbird を導入したのだ)。 おおっ, こりゃなかなか。 やっぱスケジュールソフトは他のコミュニケーション・ツールと組み合わせて使うのがいいよね。 (7/6 追記: 書き忘れていたが LightningGoogle Calendar と同期させて使うためには Provider for Google Calendar を add on として導入する必要がある。 あと Lightning 日本語版を公開している方がいました。 感謝!)

もうひとつ, Enigmail も試してみる。 といっても, 今は暗号化用の手頃な鍵がないので署名用の鍵を使用。 拙作の BkGnuPG で相互に署名と検証ができることを確認した (BkGnuPG で署名するときは INI ファイルでテキストモードを有効にしないと正しく検証できないので注意)。 Enigmail についてはもう少し詳しく調べてみる必要があるかも。

ちょっと触ってみただけだが, Portable Edition で何ら問題なさそうである。 私自身は電子メールはもう黄昏時だと思っていて, 別に今のままでも構わないと思っていたのだが, メールソフトをプラットフォームとして他のアプリケーションと連携するというのは何となく面白そうだ。

(7/6 追記) Google Calendar および Lightning に組み込んで使うのに便利なアイテムを以下に紹介しておく。