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『官邸崩壊』を読む

Twitter で薦められたので読んでみたのだが, よく考えたらノンフィクションって苦手なんだよな。

『官邸崩壊』で書かれている安倍内閣像を一言で言うなら「船頭多くして舟山に登る」って感じか。 あと安倍前首相の性格をまるで発達段階の子供のように評しているのも面白かった。 彼の「お坊ちゃん」ぶりを強調するためにそんな感じになってるのかもしれないけど。 この本の内容を踏まえれば末期の小池(当時)防衛相の暴走っぷりも分かりやすいってもんだ(笑) 実際あれでチェックメイトじゃなかったのかなぁ。 あれがシドニーでのあの事態を招いたんだし。 辞職に至るトリガーイベントは違うかもしれないけど。

しかし, まぁ, やっぱノンフィクションは読みにくい。 数行おきに「見たんか!」ってツッコミそうになる。 ニュースソースは明かさないにしても事実のみを抽出して圧縮したら 1/3 程度の量で済むんじゃないだろうか。 んでもってハードカバーもやめて新書版にして700円くらいで売ってもよかったんじゃないか。 その程度の内容だよね。 ちうわけで読後も安倍前首相の印象は 「小泉時代の後始末を押し付けられて, 予想通りこなせずにバックれた総理大臣」 で変わらず。 まぁニュースやブログで断片的に聞く安倍評がこの本で繋がったという意味では悪くなかったかも。

たまには私も時事ネタの本を読みますよ, ってことで。

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官邸崩壊 安倍政権迷走の一年
上杉 隆
新潮社 2007-08-23
評価

小泉の勝利 メディアの敗北 反転―闇社会の守護神と呼ばれて 田中真紀子の正体 反省 私たちはなぜ失敗したのか? 議員秘書という仮面―彼らは何でも知っている (小学館文庫)

by G-Tools , 2007/09/18