計算機・ネットワークは有益な目的に使おう

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みなさま,明けましておめでとうございます。 関係各位におかれましては今年も何卒ご愛顧のほどよろしくお願い致します。

昨年は「とりあえず休養モードで」などと考えていたら,うっかり丸1年お休みしてしまいました。 なので,今年は目標として「お金を稼ぐ」を掲げて頑張りたいと思います (脳みそは口に出したことを実現するよう働くそうです。だからこの場で口にしてみました)。 できれば,今年は NPO に寄付できるくらいは稼ぎたい。 つっても過去に寄付したことのある国内 NPO は CCjp だけだけど。

さて,今年も Flattr を通じて SETI@home に寄付することにした。 でも,相変わらずビンボーなので少額での寄付だけどね。

今回も12回の Subscription で。 円高なのでちょっぴりお得? しかも, Twitter で reply もらっちゃったよ。

SETI@home といえば,日本惑星協会が潰れちゃった巻き添えで日本語情報サイトもなくなってしまったですよ。 (ちなみに TPS の SETI@home のサイトはまだある)

まぁ,古いサイトだけどさ。 で,このページの下の方にある「計算機による信号傍受と解析は人類のためにこそ使いましょう」という文言を今さらながら思い出した(詳しくは山根信二さんのメモ(Internet Archive)を参照のこと)。 当時はいわゆる「盗聴法」の問題や分散コンピューティングの意義についてあれこれ議論があったころなのだが,現在はソーシャル・メディアやクラウド・コンピューティングが普及し文脈が変わったとは言え,この言葉は今でも通用するんじゃないかと思っている。 むしろ今だからこそ「計算機・ネットワークは有益な目的に使おう」という言葉の意味を考えていくべきなんじゃないだろうか。

たとえば前述の「お金を稼ぐ」にしたって,稼げるならなんでもいいってわけじゃなくて,私という「個人」と「社会」との関わりの中でいかに振る舞うかってことが重要なわけだ。 そういうことを考えながら今年1年を過ごしてみたいと思う。

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SETI@homeファンブック―おうちのパソコンで宇宙人探し
野尻 抱介
ローカス 2000-01
評価

by G-Tools , 2012/01/05