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2012年6月6日 金星の日面経過

Venus Transit

今回は金星の日面経過を見るために広島市こども文化科学館3階にあるヘリオスタットを見に行きました。 右の写真がそれ。 ピントがボケボケでちょっとブレちゃってるみたいでごめんなさい。 こういうときちゃんとしたカメラがあればと思うのですよ。 その時だけはね。

先日の金環日食に比べれば地味なイベントなのでどうかなぁ,と思ったのですが,結構人が集まっていました。 報道関係の人もチラホラいたみたい。 こども文化科学館に勤めてる知り合いを見かけたのですがお客さんに説明するのに忙しかったようなので声をかけずじまいでした。 いやぁ,多くの人が関心を持って見てくれるというのは,ひとりの天文ファンとして嬉しい限りです。

広島市こども文化科学館では Ustream によるライブもやってました。 それがこれ:


Video streaming by Ustream

今回は NASA の SDO (Solar Dynamics Observatory)が大活躍だったみたいですね。 SDO は Facebook でも情報発信をしていて,次々上がってくる映像に驚いてばかりでした。 そのうちのひとつがこれ:

SDO's Ultra-high Definition View of 2012 Venus Transit - 304 Angstrom
Title: SDO's Ultra-high Definition View of 2012 Venus Transit - 304 Angstrom
Credit: NASA/SDO, AIA
NASA image use policy.

日本の岡山天体物理観測所の動画も紹介しましょうか:

ところで今回の記事には「日面経過」という言葉を使いました。 typo じゃないですよ。 「「日面経過」の用語について」によると,

「「経過」という用語は一般には「時の経過」のように使われるのが普通だと思われているようですが,実は天文学では「掩蔽」に対する用語として「経過」が存在するのです. つまり,「掩蔽」とは一般に小さな 天体の前面をより大きな天体が通過して小さな天体が隠される現象なのに対して,大きな天体の前面を小さな天体が通過する現象を「経過」というのです. このことは大きな辞書にも説明されています.たとえば広辞苑で調べると「経過=太陽面を内惑星・彗星などの天体が通り過ぎる現象。また、惑星面をその衛星が通過すること。」とあります.」 (「「日面経過」の用語について」より)

というわけで,ちゃんとした用語なのです。

『理科年表』や私が愛用している『天文年鑑』でも「日面経過」という言葉を使っているので,今回はそれに合わせました。 なお,報道機関や教育関係などでは「太陽面通過」という言葉で統一されているようです。 また「日面通過」や「太陽面経過」という言い方もありますが,いずれも間違いというわけではないそうです。

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天文年鑑2012年版
天文年鑑編集委員会
誠文堂新光社 2011-11-14
評価

星空ガイド2012 理科年表 平成24年 天文手帳 2012 藤井旭の天文年鑑 2012年版: スターウオッチング完全ガイド 月刊 星ナビ 2012年 04月号 [雑誌]

by G-Tools , 2012/06/07