『ひろしまスケッチブック』で遊ぶ

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ちょっと古い話題ではあるけれど,散歩にはいい季節になったので,改めて宣伝してもいいだろう。 はいはい,ステマですよステマ。

著者の竹田道哉さんは,実は Facebook 繋がりでの知り合いで,この本の刊行時には本にサインも頂いてしまった。 どうだ,羨ましいだろう(笑)

ひろしまスケッチブック』はいわゆる「リトルプレス」と呼ばれる書籍だが,様々な方々に祝福してもらった幸せな作品だと思う。 内容は広島市内を中心に様々な風景を描いたものに文章をそえたものだが,着眼点が独特で「あぁ,散歩の達人ってのはこういう見方をするんだな」なんて思ってしまう。 絵のタッチがこれまたご本人の人柄とマッチしてて良いのだが,画材もまた独特で(詳しくはあとがきをどうぞ),それが絵に独特の風合いを出してるように思う。

なんて偉そうに書いたけど,私は芸術方面はからきし才能がないのであしからず。 でも,この本はきっと書斎で読むような本じゃなくて(いや,読んでもいいけど),お散歩に持ち歩く本じゃないかなぁ,と思ったり。 本と一緒に散歩すれば今まで見えてなかったものが見えてくるかもしれないし,一層お散歩が楽しめるんじゃないだろうか。

てなわけで,広島市在住者は全員買いなはれ。 また,かつて広島に住んでた人も,この本を読んで懐かしんでいただけると嬉しい。

江波巻き

ちなみに右の写真は『ひろしまスケッチブック』 p.100 に登場する「江波巻き」。 中に広島菜が入ってるのが特徴で,解説によると,地元の漁師さんたちが弁当として船に持ち込んだものらしい。 8月に行った『ひろしまスケッチブック』出版記念パーティでこれが出てきた。 美味かったよ。

私も「お散歩カメラ」を実践する者のひとりだけど,最近は日本酒のラベルばっかり撮ってるからなぁ。 たまには外に出歩かんと。 そうそう, Facebook には「ひろしまスケッチブック」のページがあり,こちらも面白いので,よければチェックしてみるといいだろう。

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おさんぽ達人が歩いた ひろしまスケッチブック
竹田 道哉
しおまち書房 2012
評価

by G-Tools , 2012/10/08