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VPN と匿名(隠蔽)通信

先日個人的には安全な VPN サービスが欲しいところ。 そういうのがあれば,またお金を出してもいいかなぁと書いたが,この時点では F-Secure のFreedomeを念頭に置いていた。 しかし F-Secure のメインの顧客は企業で個人向けには若干敷居が高い感じ。 なので,個人向けにお手軽に使えるものを探していたのだ。

したら,こんな記事を見かける。

はっきり言って今時 Facebook を引き合いに出すのはナンセンスだと思うのだが(随分昔から Facebook は既定を https にできる),まぁ言わんとしていることは分からないではない。 VPN の利点は以下の2つがある。

  1. 安全でない通信経路を暗号化し盗聴やなりすましを防止する
  2. roaming により追跡型の広告を防止する

最近は BYOD の普及により企業でも VPN が一般化しつつあるが,それは主に最初の利点による。 端末から VPN を経由して(盗聴やなりすましを受けることなく)直接企業内のネットワークに入れるからだ。

個人の場合はちょっと事情が違う。 公衆無線 LAN アクセスポイントやホテル等の信用出来ない(LAN の接続構成が公開されていない)ネットワークサービスを安全に利用するために VPN は必要である。 また副次的な作用として roaming がある。 VPN の接続先によって利用しているキャリアや ISP に関係なく location を偽装することができる。 これによって監視型・追跡型の広告をある程度躱すことができる。

ただ VPN サービスの場合,サービスプロバイダが信用できるかどうかがとても重要になる。 サービスプロバイダ自身が盗聴やなりすましを行っている可能性もあるのだから。

また VPN だけでは匿名通信は達成できない。 匿名活動を行うためには Activity を徹底的に隠蔽する必要があるが,暗号化だけでは「隠蔽」は達成できないからだ。 匿名活動を行うには Tor のような技術が必要となる(もちろんそれだけでもダメ)。

いや

という記事を見かけて「それって意味あるの?」とつい思ってしまったので。

というわけで Hotspot Shield については試してみるかな。

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プライバシーの新理論―― 概念と法の再考
ダニエル・J・ソローヴ 大谷 卓史
みすず書房 2013-06-26
評価

OECDプライバシーガイドライン―30年の進化と未来 Jurist (ジュリスト) 2014年 03月号 [雑誌] よくわかる共通番号法入門 ―社会保障・税番号のしくみ サイファーパンク インターネットの自由と未来 パーソナルデータの教科書~「個人情報保護」から「プライバシー保護」へとルールが変わる~

reviewed by Spiegel on 2014/11/13 (powered by G-Tools)