日本のアトムは空を飛べない

no extension

Drone に関して色々と溜まってきたので,ここで吐き出しておく。

Engineering としての drone にはもちろん興味はあるのだが,それ以外の部分が面倒くさすぎる。 これで「空の産業革命」とか言われても全くピンとこない。 そんなことをいう連中はきっと山師なのだろう(笑)

総務省のガイドライン案にしたって,これ全然 drone 関係ないよね。 当たり前の話。 これで規制できるんなら改めて drone を規制する必要なんかないだろう。 そもそもなんで総務省なのか分からない。

業界(笑)も官僚も何がしたいのかさっぱり分からない。 多分誰もよく分からないままここまで来てしまったのだろう。 やれやれ。

個人的に危惧してるのは, drone がいわゆる「貧者の兵器」となり得ることだ。 9.11 前の日本ならともかく,イラク戦争に参戦し,さらに火中の栗を拾うが如き「集団的自衛権」なるものを定めるのであれば,兵器としての drone についてもちゃんと議論すべきである。

それ以外はどうでもいい。 規制という名の利権が欲しければ官僚に従えばいいし,「空の産業革命」を掲げる山師なりたければそれもいいだろう。 一般庶民には関係のない話である。

そうそう。 総務省へのパブコメの期限は7月29日まで。 意見のある方はお早めにどうぞ。