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  <title>Code -- Baldanders.info</title>
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  <description>社会を支配する4つの Code （笑）について</description>
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<item rdf:about="http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000578.shtml">
  <title>著作権法違反幇助被告事件（通称 Winny 事件）判決文</title>
  <link>http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000578.shtml</link>
  <description>Winny 事件で最高裁が上告を棄却した際の判決文が公開されている。</description>
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  <content:encoded><![CDATA[<p>
Winny 事件で最高裁が上告を棄却した際の判決文が公開されている。
</p><ul>
<li><a href="http://www.courts.go.jp/search/jhsp0030?hanreiid=81846&hanreiKbn=02">著作権法違反幇助被告事件 最高裁判所第三小法廷</a></li>
<li><a href="http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20111221102925.pdf">著作権法違反幇助被告事件 判決文</a> （PDF）</li>
</ul><p>
以下，判決文の中から重要と思われる部分をかいつまんで紹介する。
私がそう思うだけなので，内容に興味がある方はリンク元の PDF を読むことをお勧めする。
（赤字は私が特に重要と思われる部分について色付けしたもの）
</p><blockquote>
「刑法６２条１項の従犯とは，他人の犯罪に加功する意思をもって，有形，無形の方法によりこれを幇助し，他人の犯罪を容易ならしむるものである（最高裁昭和２４年（れ）第１５０６号同年１０月１日第二小法廷判決・刑集３巻１０号１６２９頁参照）。
すなわち，幇助犯は，他人の犯罪を容易ならしめる行為を，それと認識，認容しつつ行い，実際に正犯行為が行われることによって成立する。
原判決は，インターネット上における不特定多数者に対する価値中立ソフトの提供という本件行為の特殊性に着目し，「ソフトを違法行為の用途のみに又はこれを主要な用途として使用させるようにインターネット上で勧めてソフトを提供する場合」に限って幇助犯が成立すると解するが，当該ソフトの性質（違法行為に使用される可能性の高さ）や客観的利用状況のいかんを問わず，提供者において外部的に違法使用を勧めて提供するという場合のみに限定することに十分な根拠があるとは認め難く，刑法６２条の解釈を誤ったものであるといわざるを得ない。」
</blockquote><blockquote>
「もっとも，Ｗｉｎｎｙは，１，２審判決が価値中立ソフトと称するように，適法な用途にも，著作権侵害という違法な用途にも利用できるソフトであり，これを著作権侵害に利用するか，その他の用途に利用するかは，あくまで個々の利用者の判断に委ねられている。また，被告人がしたように，開発途上のソフトをインターネット上で不特定多数の者に対して無償で公開，提供し，利用者の意見を聴取しながら当該ソフトの開発を進めるという方法は，ソフトの開発方法として特異なものではなく，合理的なものと受け止められている。新たに開発されるソフトには社会的に幅広い評価があり得る一方で，その開発には迅速性が要求されることも考慮すれば，かかるソフトの開発行為に対する過度の萎縮効果を生じさせないためにも，単に他人の著作権侵害に利用される一般的可能性があり，それを提供者において認識，認容しつつ当該ソフトの公開，提供をし，それを用いて著作権侵害が行われたというだけで，直ちに著作権侵害の幇助行為に当たると解すべきではない。
かかるソフトの提供行為について，幇助犯が成立するためには，一般的可能性を超える具体的な侵害利用状況が必要であり，また，そのことを提供者においても認識，認容していることを要するというべきである。
すなわち，ソフトの提供者において，当該ソフトを利用して現に行われようとしている具体的な著作権侵害を認識，認容しながら，その公開，提供を行い，実際に当該著作権侵害が行われた場合や，<span class="caution">当該ソフトの性質，その客観的利用状況，提供方法などに照らし，同ソフトを入手する者のうち例外的とはいえない範囲の者が同ソフトを著作権侵害に利用する蓋然性が高いと認められる場合</span>で，<span class="caution">提供者もそのことを認識，認容しながら同ソフトの公開，提供を行い，実際にそれを用いて著作権侵害（正犯行為）が行われたとき</span>に限り，当該ソフトの公開，提供行為がそれらの著作権侵害の幇助行為に当たると解するのが相当である。」
</blockquote><blockquote>
「これを本件についてみるに，まず，被告人が，現に行われようとしている具体的な著作権侵害を認識，認容しながら，本件Ｗｉｎｎｙの公開，提供を行ったものでないことは明らかである。」
</blockquote><blockquote>
「そして，本件当時の客観的利用状況をみると，原判決が指摘するとおり，ファイル共有ソフトによる著作権侵害の状況については，時期や統計の取り方によって相当の幅があり，本件当時のＷｉｎｎｙの客観的利用状況を正確に示す証拠はないが，原判決が引用する関係証拠によっても，Ｗｉｎｎｙのネットワーク上を流通するファイルの４割程度が著作物で，かつ，著作権者の許諾が得られていないと推測されるものであったというのである。
そして，被告人の本件Ｗｉｎｎｙの提供方法をみると，違法なファイルのやり取りをしないようにとの注意書きを付記するなどの措置を採りつつ，ダウンロードをすることができる者について何ら限定をかけることなく，無償で，継続的に，本件Ｗｉｎｎｙをウェブサイト上で公開するという方法によっている。
これらの事情からすると，被告人による本件Ｗｉｎｎｙの公開，提供行為は，客観的に見て，例外的とはいえない範囲の者がそれを著作権侵害に利用する蓋然性が高い状況の下での公開，提供行為であったことは否定できない。」
</blockquote><blockquote>
「他方，この点に関する被告人の主観面をみると，被告人は，本件Ｗｉｎｎｙを公開，提供するに際し，本件Ｗｉｎｎｙを著作権侵害のために利用するであろう者がいることや，そのような者の人数が増えてきたことについては認識していたと認められるものの，いまだ，被告人において，Ｗｉｎｎｙを著作権侵害のために利用する者が例外的とはいえない範囲の者にまで広がっており，本件Ｗｉｎｎｙを公開，提供した場合に，例外的とはいえない範囲の者がそれを著作権侵害に利用する蓋然性が高いことを認識，認容していたとまで認めるに足りる証拠はない。」
</blockquote><p>
というわけで，私の足りない脳みそで考えるに
</p><ol>
<li>1審2審に続いて最高裁でも Winny の技術が価値中立であることは認められている。</li>
<li>Winny 利用者のうち 「例外的とはいえない範囲の者が同ソフトを著作権侵害に利用する蓋然性が高い」（4割程度）と認めうる。</li>
<li>しかし Winny 作者の言動や開発過程などから見るに「提供者もそのことを認識，認容しながら同ソフトの公開，提供を行い，実際にそれを用いて著作権侵害（正犯行為）が行われた」とは認められない。</li>
<li>よって幇助には当たらない。</li>
</ol><p>
という流れのように見える。
これは結構微妙な話で，たとえば私は以前に
</p><blockquote>
「ある人たちにとって「善かれ」と思って作ったものが本来のセグメントを越えて使われだしたとき，それでもそれは「善きもの」でいられるのだろうか。
そしてもっと本質的な問題がある。
ある環境においてエンジニアもそうでない人も同じアイデアを同じように実現できてしまうとしたら，何を以って「善」を担保できるのか。<br />
（中略）<br />
しかしある目的に対する利用価値の有無は技術者が決めるものではなく利用者が決めるものだ。
作ってる本人は「善かれ」と思っているのに「違法な利用目的」以外で利用する人がひとりもいなかったとしたら，それは（非難はされるだろうけど）罪になるのか。
破壊する以外に何の価値もないように見える核兵器だって国が保有するのであれば合法でパワーバランスを支えるために有用だと見なされる場合がある。」
（「<a href="http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000242.shtml">本当にヤバいのは「技術者」ではない人達だと思う</a>」より）
</blockquote><p>
と書いた。
もちろん道具を悪用すれば悪用した人が罪に問われるのは当然だ。
しかしその道具を作った人も状況によっては罪に問われるというのは本当に合理的なのだろうか。
</p><p>
実はこれ，いわゆるサイバー犯罪法にも係る話なのだ。
Winny の作者が逮捕された2004年はサイバー犯罪条約に日本がどう対処するかというのが議論されてた頃で，個人的にはこの動きと Winny 作者の逮捕は関係あるのではないかと<a href="http://www.baldanders.info/spiegel/log/200405.html#d12_t2">思っていた</a>。
そう考えると「<a href="http://ascii.jp/elem/000/000/658/658282/">逮捕から8年、やっと“一歩前進”――「Winny」無罪確定で</a>」で語られてる警察・検察の勇み足も分かる気がするのだ。
要するにケーサツは「悪いソフトをつくったやつをタイホしたかった」のだ。
しかし malware とそうでないソフトの線引きはどこでおこなうのだろう。
いや，そもそも線引きなんかできるのだろうか。
</p><p>
って，まぁ今さらこんな事言っても遅いけど。
</p><p>
いくつか Winny 関連の記事を見たけど，やっぱり古びた感は否めないね。
もう殆どの人にとって Winny は「終わったこと」なのだ。
「終わったこと」についていまさら議論を掘り起こそうとしても「どっかで見たような聞いたような話」で終わってしまうような気がする。
本当は「これからの話」をしないとダメなんだよね。
</p>]]><![CDATA[<div class="hreview" ><a class="item url" href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4757102852/baldandersinf-22/"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41YkbcP5IyL._SL160_.jpg" alt="photo" class="photo"  /></a><dl ><dt class="fn"><a class="item url" href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4757102852/baldandersinf-22/">著作権２．０ ウェブ時代の文化発展をめざして (NTT出版ライブラリー―レゾナント)</a></dt><dd>名和 小太郎 </dd><dd>エヌティティ出版 2010-06-24</dd><dd>評価<abbr class="rating" title="5"><img src="http://g-images.amazon.com/images/G/01/detail/stars-5-0.gif" alt="" /></abbr> </dd></dl><p class="similar"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087205274/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4087205274.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="著作権の世紀―変わる「情報の独占制度」 (集英社新書 527A)"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480065733/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4480065733.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="デジタル時代の著作権 (ちくま新書)"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798119806/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4798119806.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="REMIX ハイブリッド経済で栄える文化と商業のあり方"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4839934851/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4839934851.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="電子書籍の真実 (マイコミ新書)"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4408108537/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4408108537.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="ブックビジネス2.0 - ウェブ時代の新しい本の生態系"  /></a> </p><p class="gtools" >by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a> ,  <abbr class="dtreviewed" title="2011/12/24">2011/12/24</abbr></p></div>]]></content:encoded>
</item>

<item rdf:about="http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000576.shtml">
  <title>【速報】 Winny 作者 無罪確定</title>
  <link>http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000576.shtml</link>
  <description>7年は長すぎるよ。</description>
  <dc:subject>Code</dc:subject>
  <dc:creator>Spiegel</dc:creator>
  <dc:date>2011-12-20T23:28:35+09:00</dc:date>
  <cc:license rdf:resource="http://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/" />
  <content:encoded><![CDATA[<ul>
    <li>
        <a href="http://japan.cnet.com/news/business/35012340/">「Winny」開発者、無罪確定へ--検察側の上告を棄却 - CNET Japan</a>
    </li>
</ul>
<p>
    よーーーーーーーーやくだよ。
</p>
<p>
    金子勇さんの逮捕が2004年10月。んでもって京都地裁で罰金刑の有罪を言い渡されたのが2006年12月。大阪高裁で逆転無罪になったのが2009年10月。そして今回の最高裁への上告が棄却されたのが2011年12月。
</p>
<p>
    長すぎるよ。しかも棄却された理由が
</p>
<blockquote>
    「最高裁判所は12月19日付けで、「多数の者が著作権侵害に利用する可能性が高いと認識していたとはいえない」として、検察側の上告を棄却した。」（「<a href="http://japan.cnet.com/news/business/35012340/">「Winny」開発者、無罪確定へ--検察側の上告を棄却 - CNET Japan</a>」より）
</blockquote>
<p>
    って何だよ，それ。何のための7年だったんだよ。
</p>
<p>
    この7年の間に何が起こったか。
</p>
<ul>
    <li>Winny はセキュリティ脆弱性が発見され，（作者は手を付けられないため）ウイルス散布システムとなり果てる。 暴露型ウイルスが大流行し Winny を中心とした匿名議論は消滅した。 かつての Winny ユーザの多くは Winny を捨てて Share や Perfect dark などの類似のツールに移行する。 ただし Share や Perfect dark の作者が逮捕されたという話は聞かない。
    </li>
    <li>世界で主だった P2P ファイル交換サービスがほとんど滅ぶ。 残ってるのは BitTorrent くらい。 しかもその BitTorrent を使って Sony Pictures Entertainment, Fox Entertainment, あるいは NBC Universal といった企業が海賊版コンテンツのダウンロードを行っているというカオスっぷり （<a href="http://japan.cnet.com/news/business/35012340/">BitTorrent を用いた海賊版ダウンロード、Sony、Universal、Fox からも行われた事が判明 | スラッシュドット・ジャパン YRO</a>）。 おっと，ダウンロードが違法だなんて阿呆なことを言ってる国は日本くらいだった。
    </li>
    <li>違法なアップロードは P2P にとどまらない。 YouTube や ニコニコ動画などでも横行していたが，サービスプロバイダが罪に問われることは殆どなく，最終的には放置されるか金で解決されている。
    </li>
    <li>Google が Google Book Search によって従来の著作権のルールをぶっ壊す。 今や著作権のルールはオプト・インからオプト・アウトへと変わろうとしている。 またアメリカ DMCA の例外規定についても緩和の方向に向かいつつある （<a href="http://jp.techcrunch.com/archives/20100726now-legal-in-the-u-s-jailbreaking-your-iphone-ripping-a-dvd-for-educational-purposes/">速報！　米著作権庁、合法利用の範囲を大幅拡大―iPhone脱獄など全6項目</a>）
    </li>
    <li>一方，日本では，硬直した著作権法のせいで世界の IT トレンドから取り残される。 音楽サービスやビデオサービスの中には日本をシャットアウトしているものも多い。 特に，現在普及期に入りつつあるクラウドだが，日本ではいまだにグレイまたは NG である。 おかげで日本の Apple ユーザは iCloud の恩恵に預かれないなどの弊害が起こっている。
    </li>
    <li>更に日本では今だに CCCD の夢を捨てきれず，鋭意新技術を開発中である（<a href="http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20111110_489922.html">DNP、違法音楽コピー再生時に妨害雑音を発生させる技術 -AV Watch</a>）。 懲りないなぁ。 あるいは自炊代行業者を訴えるとか，実害がほとんどありそうもない瑣末なことに目くじらを立てて怒っている。 情報の価値が機器間あるいはサービス間の mobility にあることがどうにも理解できていないようだ。
    </li>
</ul>
<p>
    とまぁ，こんな感じで，日本は着実に黄昏時に入っている。
</p>
<p>
    おそらく，この件については続々と分析や評価が行われると思うので，面白いネタでもあればまた紹介していこうと思う。
</p>
<p>
    過去の参考記事：
</p>
<ul>
    <li>
        <a href="http://www.baldanders.info/spiegel/log/200511.html#d02_t3">『Winny の技術』の読書感想文</a>
    </li>
    <li>
        <a href="http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000242.shtml">本当にヤバいのは「技術者」ではない人達だと思う</a>
    </li>
    <li>
        <a href="http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000288.shtml">Winny を「違法」にできるか</a>
    </li>
</ul>]]></content:encoded>
</item>

<item rdf:about="http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000510.shtml">
  <title>『日本人が知らないウィキリークス』を読む</title>
  <link>http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000510.shtml</link>
  <description>『日本人が知らないウィキリークス』読了。</description>
  <dc:subject>Code</dc:subject>
  <dc:creator>Spiegel</dc:creator>
  <dc:date>2011-02-10T04:59:36+09:00</dc:date>
  <cc:license rdf:resource="http://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/" />
  <content:encoded><![CDATA[<p>
『日本人が知らないウィキリークス』読了。
なめたタイトル（書いてる君らは日本人ちゃうんかい！ とかいったツッコミは誰もしないんだろうなぁw）の割には，かなり面白かった（いや，単純に著者を見て買ったので本当はタイトルはどうでもいいです）。
</p><p>
この本は，以下のとおり，7人の著者による7つの章から構成されている。
</p><ol>
<li>ウィキリークスとは何か──加速するリーク社会化 〈塚越健司〉</li>
<li>ウィキリークス時代のジャーナリズム 〈小林恭子〉</li>
<li>「ウィキリークス以後」のメディアの10年に向けて 〈津田大介〉</li>
<li>ウィキリークスを支えた技術と思想 〈八田真行〉</li>
<li>米公電暴露の衝撃と外交 〈孫崎 享〉</li>
<li>「正義はなされよ、世界は滅びよ」──ウィキリークスにとって「公益」とは何か 〈浜野喬士〉</li>
<li>主権の溶解の時代に──ウィキリークスは革命か？ 〈白井 聡〉</li>
</ol><p>
それぞれの章は独立していて（そのため各章で導入部分がほとんど同じなので，ちょっとウザい），それぞれ別々の切り口から WikiLeaks を説明している。
なので，必ずしも1章から順番に読む必要はなく，分かりやすそうなところから読んでいけばいいと思う。
個人的には2章，4章，6章が特に面白かった。
</p><p>
普通この手の構成ではひとりくらい「色物」が紛れているものだが，この本に関してはそういうこともなく，どの章も読み応えがある。
ご心配な方は，本屋さんでとりあえず第1章だけ立ち読みして判断するというのでもいいだろう。
大体において新書を中身も確かめずに買うのは危険なので（当たり外れが激しいからね），本屋さんで確認するのが賢明であろう（Amazon で「なか見！検索」もできないのがなぁ）。
といっても，この本に限っては大丈夫だと思うけど。
</p><p>
実は，恥ずかしい話ではあるが， WikiLeaks について今までよく分からなかったのだ。
もちろん WikiLeaks がどういう事をしているか，どんな技術を使っているのか，といった程度なら断片的には知っている。
でもそれを（特に社会的に）どう位置づけたらいいのか，という点については評価できずにいた。
『日本人が知らないウィキリークス』を読み，私の「湿った脳」（by ヘンリヒ・マイヤー，『ねこめ～わく』7巻より）でどうにか考えてみるに， WikiLeaks のポイントは大きく2つあるようである。
ひとつは， WikiLeaks が既存のジャーナリズムに対するハックであるということ。
もうひとつは，WikiLeaks が従来の「公益」を軽く飛び越えたところにあるということだ。
</p><p>
まずひとつめ。
</p><p>
厳密には「既存のジャーナリズムに対するハック」というより，既存のジャーナリズムを支えている（マスコミあるいはマスメディア）といった既存のシステムへのハックというべきだろうか。
念のために言っておくと，ここで言うハックは，もともとの意味のハックだからね。
本来ハックそのものには善悪の判断やイメージは付加されない。
</p><p>
メディアに対するハックというのは昔からさまざまな形で行われている。
例えば（分かりやすいところでは） DVD に対する DeCSS もそうだ。
あるいは blog や Wiki などから始まり今の Twitter や Tumblr などに及ぶ一連の流れもメディアに対するハックと言える（これらの登場により情報のメインストリームは垂直方向から水平方向に流れ始めた）。
WikiLeaks はこれらと違い，既存のマスメディアに対してインパクトを与える。
そして既存のマスメディアが担っていたジャーナリズムを一部剥ぎ取っていってしまった。
それは，名前のとおり，リークに関する部分である。
</p><p>
しかし WikiLeaks が特別というわけではない。
4章で
</p><blockquote>
「ウィキリークスは、突然変異でも鬼子でもない。
現在のインターネットを伏流水のように流れる思想を、ある意味、極めて正統的に実践する存在とも言えるのである。」
（p.139）
</blockquote><p>
とあるように，インターネット的なもの，ハッカー的なものの実装のひとつなのである。
そして既存のマスメディアと WikiLeaks は敵対関係になったわけではなく，両者は協調し得るし，実際にしている。
</p><p>
もっとも WikiLeaks と協力関係にあるマスメディアを見ると日本の TV や新聞はいなさそうである。
知的財産権の考え方で出遅れ，
それが足を引っ張る形で情報技術（IT）全般で遅れをとり，
今またジャーナリズムの分野でも出遅れてしまった。
こうやって日本は凋落していくんだねぇ。
</p><p>
次のポイント。
</p><p>
内部告発自体は昔からあるが，それは今では「公益通報」として社会システムに包摂されている。
だから「リーク」と呼ばれているものの多くは，実際には管理・コントロールされているもので，既存のマスメディアはその「管理されたリーク」を右から左に流しているだけとも言える。
</p><p>
（例えば，尖閣諸島衝突事件の映像は必死に隠そうとするが（結局バレたけど），犯罪者でもないスモウ・レスラーのケータイ履歴は平気でリークする。
それが日本の「公益」の構造である）
</p><p>
しかし WikiLeaks はそうして社会システムが決めた「公益」を無効化する。
なぜなら， WikiLeaks が突きつけるのは，その「社会システム」そのものに対する疑問や不満なのだから。
それは市民社会ひいては国家そのものと衝突する。
私たちが社会の中で刷り込まれてきた「正義」さえも揺るがせる可能性を持つ。
</p><p>
今後 WikiLeaks はどうなるのだろう。
WikiLeaks そのものは色々と危ういことになっているが，「WikiLeaks 的なもの」は OpenLeaks を始め続々と登場してくるだろう。
『日本人が知らないウィキリークス』の著者たちは，これからの世界を「ウィキリークス後」と位置づけている点で一致しているようだ。
つまり WikiLeaks が登場してしまって後戻りできない世界だ。
しかし，かつての「内部告発」がそうだったように，「WikiLeaks 的なもの」も何らかの形で社会システムに包摂されてしまう可能性もある。
まだまだ先は不透明なように見える。
</p><p>
かつて日本は Winny とその作者を社会的に屠ろうとして，その結果，ネットにおけるイノベーションを潰した経歴を持つ。
きっと今回もなんかやらかしてくれそうな予感がする。
</p>]]><![CDATA[<div class="hreview" ><a class="item url" href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4862486932/baldandersinf-22/"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41OTZHSZDXL._SL160_.jpg" alt="photo" class="photo"  /></a><dl ><dt class="fn"><a class="item url" href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4862486932/baldandersinf-22/">日本人が知らないウィキリークス (新書ｙ)</a></dt><dd>小林 恭子 白井 聡 塚越 健司 津田 大介 八田 真行 浜野 喬士 孫崎 享 </dd><dd>洋泉社 2011-02-05</dd><dd>評価<abbr class="rating" title="4"><img src="http://g-images.amazon.com/images/G/01/detail/stars-4-0.gif" alt="" /></abbr> </dd></dl><p class="similar"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480065911/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4480065911.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる (ちくま新書)"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4791702190/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4791702190.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="ユリイカ2011年2月号　特集=ソーシャルネットワークの現在　Facebook、twitter、ニコニコ動画、pixiv、Ustream･･･デジタルネイティブのひらく世界"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4152091975/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4152091975.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="全貌ウィキリークス"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4774145289/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4774145289.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="日本的ソーシャルメディアの未来 (PCポケットカルチャー)"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4890632689/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4890632689.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="ウィキリークスでここまで分かった世界の裏情勢"  /></a> </p><p class="gtools" >by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a> ,  <abbr class="dtreviewed" title="2011/02/10">2011/02/10</abbr></p></div>
<p>以下は第4章で紹介されていた書籍。
個人的にもお薦めなので，何かの折に是非読んでみてください。</p>
<div class="hreview" ><a class="item url" href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4314009071/baldandersinf-22/"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51ZRZ62WKCL._SL160_.jpg" alt="photo" class="photo"  /></a><dl ><dt class="fn"><a class="item url" href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4314009071/baldandersinf-22/">暗号化 プライバシーを救った反乱者たち</a></dt><dd>スティーブン・レビー 斉藤 隆央 </dd><dd>紀伊國屋書店 2002-02-16</dd><dd>評価<abbr class="rating" title="5"><img src="http://g-images.amazon.com/images/G/01/detail/stars-5-0.gif" alt="" /></abbr> </dd></dl><p class="similar"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/487593100X/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/487593100X.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="ハッカーズ"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/076454280X/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/076454280X.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="The Art of Deception: Controlling the Human Element of Security"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756142818/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4756142818.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="フリーソフトウェアと自由な社会 ―Richard M. Stallmanエッセイ集"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/037575878X/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/037575878X.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="The Hacker Ethic"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4794204310/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4794204310.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="カッコウはコンピュータに卵を産む〈下〉"  /></a> </p><p class="gtools" >by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a> ,  <abbr class="dtreviewed" title="2011/02/10">2011/02/10</abbr></p></div>]]></content:encoded>
</item>

<item rdf:about="http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000505.shtml">
  <title>年末年始の宿題：パブリックコメント</title>
  <link>http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000505.shtml</link>
  <description>個人的に年末年始の宿題がてんこ盛りなのだが，こっちについても忘れないうちに書いておく。</description>
  <dc:subject>Code</dc:subject>
  <dc:creator>Spiegel</dc:creator>
  <dc:date>2010-12-27T21:36:20+09:00</dc:date>
  <cc:license rdf:resource="http://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/" />
  <content:encoded><![CDATA[<p>
個人的に年末年始の宿題がてんこ盛りなのだが，こっちについても忘れないうちに書いておく。
</p><ul>
<li><a href="http://www.bunka.go.jp/oshirase_kaigi/2010/chosaku_hosei_101214.html">文化審議会著作権分科会法制問題小委員会「技術的保護手段に関する中間まとめ」に関する意見募集の実施について</a></li>
<li><a href="http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=185000490&Mode=0">文化審議会著作権分科会法制問題小委員会「技術的保護手段に関する中間まとめ」に関する意見募集の実施について （e-Gov）</a></li>
</ul><p>
締切りは1月7日。
私の基本的な考え方は前回「<a href="http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000501.shtml">「プロテクト破り」への攻撃に注意せよ！</a>」で書いた通り。
あとは私に論理的な文章が書けるかどうかだなw 苦手なんだよねぇ，お役所文書読むの。
</p><p>
同じような内容で経産省もパブリックコメントを募集している。
</p><ul>
<li><a href="http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=595110091&Mode=0">産業構造審議会知的財産政策部会技術的制限手段に係る規制の在り方に関する小委員会「技術的制限手段に係る不正競争防止法の見直しの方向性について（案）」に関する意見募集 （e-Gov）</a></li>
</ul><p>
こちらの締切りは1月21日。
経産省の場合は不正競争防止法がターゲットなので文化庁のものとは意味合いが異なる。
でも（別々の案件になっているけど）おそらく併せて考えないといけないんだろうねぇ。
</p><p>
本当はこういうのこそ MIAU に期待したいところなんだけど，まるで反応がないみたいなので期待してはいけないのだろう。
まぁ個人的には， MIAU に寄付もできないほどビンボーなので，期待もしないことにする。
</p><p>
そういえば，東京地裁で「私的録画補償金」についてメーカー側への強制力なしという判断が出たそうである。
まぁ裁判についてはここで終わることはないだろうが，社団法人「私的録画補償金管理協会」とやらが次にどういう行動に出るかほとんど想像がつく。
それをある程度牽制するためにも今回のパブリックコメントをきちっとだしておくことは重要だと思う。
</p>]]><![CDATA[<div class="hreview" ><a class="item url" href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4757102852/baldandersinf-22/"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41wXZNRSJXL._SL160_.jpg" alt="photo" class="photo"  /></a><dl ><dt class="fn"><a class="item url" href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4757102852/baldandersinf-22/">著作権２．０ ウェブ時代の文化発展をめざして (NTT出版ライブラリー―レゾナント)</a></dt><dd>名和 小太郎 </dd><dd>エヌティティ出版 2010-06-24</dd><dd>評価<abbr class="rating" title="5"><img src="http://g-images.amazon.com/images/G/01/detail/stars-5-0.gif" alt="" /></abbr> </dd></dl><p class="similar"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798119806/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4798119806.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="REMIX ハイブリッド経済で栄える文化と商業のあり方"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480065733/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4480065733.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="デジタル時代の著作権 (ちくま新書)"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087205274/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4087205274.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="著作権の世紀―変わる「情報の独占制度」 (集英社新書 527A)"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4408108537/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4408108537.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="ブックビジネス2.0 - ウェブ時代の新しい本の生態系"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4622070766/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4622070766.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="ディジタル著作権"  /></a> </p><p class="gtools" >by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a> ,  <abbr class="dtreviewed" title="2010/12/27">2010/12/27</abbr></p></div>]]></content:encoded>
</item>

<item rdf:about="http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000501.shtml">
  <title>「プロテクト破り」への攻撃に注意せよ！</title>
  <link>http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000501.shtml</link>
  <description>また文化庁がやらかしそうな気配である。
要注意だ。</description>
  <dc:subject>Code</dc:subject>
  <dc:creator>Spiegel</dc:creator>
  <dc:date>2010-12-06T19:18:21+09:00</dc:date>
  <cc:license rdf:resource="http://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/" />
  <content:encoded><![CDATA[<p>
また文化庁がやらかしそうな気配である。
要注意だ。
</p><ul>
<li><a href="http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20101206/354879/">DVD暗号技術やゲーム機保護技術の回避による複製は違法に、著作権法を改正へ</a></li>
</ul><p>
今さらそんな話かよ！ と突っ込みたいところであるが，どうやら文化庁はどうしても自分の権限でマジコンを規制（権益を拡大）したいようで，ちょっと洒落にならない感じである。
ちなみにいわゆる「プロテクト破り」への規制については DMCA のときにさんざ議論されてる。
いまから10年以上前の話だ。
</p><ul>
<li><a href="http://www-vacia.media.is.tohoku.ac.jp/member/o/s-yamane2004/articles/crypto/circumvention.html">Problem on anti-circumvention provision in Copyright protection （プロテクト破り規制法案の問題点）</a></li>
</ul><p>
いや，このページがまだあるとは思わなかった。
ありがたいことである。
当時はずいぶん勉強させてもらった。
リンク先が切れてるものも結構あると思うが，こういう議論があったということは感じて欲しい。
</p><p>
んで，最近の DMCA はどうなっているかというと，実は DMCA は3年毎に見直しがされていて，最近はむしろ緩和傾向にある。
一番最近だと以下の記事あたりが耳に新しいのではないだろうか。
</p><ul>
<li><a href="http://jp.techcrunch.com/archives/20100726now-legal-in-the-u-s-jailbreaking-your-iphone-ripping-a-dvd-for-educational-purposes/">速報！　米著作権庁、合法利用の範囲を大幅拡大―iPhone脱獄など全6項目</a></li>
<li><a href="http://peer2peer.blog79.fc2.com/blog-entry-1694.html">EFF、JailbreakやSIMロック解除の合法化を勝ち取る</a></li>
</ul><p>
そもそも旧来の「技術的保護手段」を用いた DRM など時代遅れのシロモノである（拙文「<a href="http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000490.shtml">監視をコントロールする</a>」を参照）。
DRM は新しい段階に入っている。
欧州委員だって
</p><blockquote>
「今日、私たちの崩壊した著作権システムは、芸術の本質に適応できていません。つまり、そこにフロンティアは存在しないのです。そのシステムは、アーティストよりもむしろ、その仲介者に強力な役割を与えることになりました。」とクロースは言う。<br/>
「アーティストが触れて欲しいと願うモノに市民がアクセスできないことがしばしばあり、市民を苛立たせることになります。それこそが、違法コンテンツによって生み出される空白を維持し、アーティストが手にするべき報酬を奪っているのです。また、著作権執行は、プライバシーやデータ保護、ネットの中立性といったセンシティブな問題に、しばしば関わってきます。」<br/>
（「<a href="http://peer2peer.blog79.fc2.com/blog-entry-1730.html">欧州委員、国家や企業を超えた、クリエイターと市民のための著作権改革の必要性を訴える</a>」より）
</blockquote><p>
とか言ってるご時世だよ。
それなのに10年前の議論を蒸し返すようなことをする文化庁は何を考えているのか。
</p><p>
ちなみにマジコンを規制すること自体は個人的にはありだと思っている（議論の余地はあると思うが）。
ただしそれは「著作権によって」ではない。
</p><ul>
<li><a href="http://www.techvisor.jp/blog/archives/1145">マジコン規制に刑事罰が必要なので著作権法改正が必須というロジックはおかしい</a></li>
</ul><p>
要するに，この手の規制は文化庁の縄張りではないのである。
</p><p>
稚拙な現政権によって政局は混迷を極めているが，この機に乗じておかしな事を言ってくるものも増えてくる。
彼らの言動には十分注意した方がいい。
また（輸入権の時みたいに）直前になって騒いでも遅いのだ。
</p><p>
（気をつけるといえば，電子書籍に関連して，隣接権等の設置を目論むものもいるようである。
これも気を付けないとエラいことになるよ）
</p>]]><![CDATA[<div class="hreview" ><a class="item url" href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4757102852/baldandersinf-22/"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41wXZNRSJXL._SL160_.jpg" alt="photo" class="photo"  /></a><dl ><dt class="fn"><a class="item url" href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4757102852/baldandersinf-22/">著作権２．０ ウェブ時代の文化発展をめざして (NTT出版ライブラリー―レゾナント)</a></dt><dd>名和 小太郎 </dd><dd>エヌティティ出版 2010-06-24</dd><dd>評価<abbr class="rating" title="5"><img src="http://g-images.amazon.com/images/G/01/detail/stars-5-0.gif" alt="" /></abbr> </dd></dl><p class="similar"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480065733/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4480065733.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="デジタル時代の著作権 (ちくま新書)"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087205274/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4087205274.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="著作権の世紀―変わる「情報の独占制度」 (集英社新書 527A)"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4408108537/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4408108537.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="ブックビジネス2.0 - ウェブ時代の新しい本の生態系"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798119806/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4798119806.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="REMIX ハイブリッド経済で栄える文化と商業のあり方"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4780801494/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4780801494.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="電子書籍と出版─デジタル／ネットワーク化するメディア"  /></a> </p><p class="gtools" >by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a> ,  <abbr class="dtreviewed" title="2010/12/06">2010/12/06</abbr></p></div>
<div class="hreview" ><a class="item url" href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4757122349/baldandersinf-22/"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51ftPU2g7FL._SL160_.jpg" alt="photo" class="photo"  /></a><dl ><dt class="fn"><a class="item url" href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4757122349/baldandersinf-22/">〈反〉知的独占　―特許と著作権の経済学</a></dt><dd>ミケーレ・ボルドリン デイヴィッド・Ｋ・レヴァイン 山形浩生 </dd><dd>エヌティティ出版 2010-10-22</dd></dl><p class="similar"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480065733/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4480065733.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="デジタル時代の著作権 (ちくま新書)"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163719903/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4163719903.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="インビジブル・エッジ"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003VKUMEA/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/B003VKUMEA.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="Jurist(ジュリスト)2010年 8/15号 [雑誌]"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4794450443/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4794450443.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="発明のコモンズ～サービスイノベーションとオープンイノベーションを促進するための知的財産制度～ (創成社新書44)"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4864010013/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4864010013.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="経済成長"  /></a> </p><p class="gtools" >by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a> ,  <abbr class="dtreviewed" title="2010/12/06">2010/12/06</abbr></p></div>]]></content:encoded>
</item>

<item rdf:about="http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000490.shtml">
  <title>監視をコントロールする</title>
  <link>http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000490.shtml</link>
  <description>「知的財産法政策学研究」28,29号にて Jonathan ZITTRAIN の論文の邦訳が公開されている。</description>
  <dc:subject>Code</dc:subject>
  <dc:creator>Spiegel</dc:creator>
  <dc:date>2010-08-19T13:18:20+09:00</dc:date>
  <cc:license rdf:resource="http://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/" />
  <content:encoded><![CDATA[<p>
覚え書きとして。
</p><p>
「知的財産法政策学研究」<a href="http://www.juris.hokudai.ac.jp/gcoe/journal/ip28.html">28</a>,<a href="http://www.juris.hokudai.ac.jp/gcoe/journal/ip29.html">29</a>,<a href="http://www.juris.hokudai.ac.jp/gcoe/journal/ip30.html">30</a>号にて Jonathan ZITTRAIN の論文の邦訳が公開されている。
</p><ul>
<li><a href="http://www.juris.hokudai.ac.jp/gcoe/journal/IP_vol28/28_4.pdf">オンライン上のゲートキーピングの歴史 (1)</a> （PDF）</li>
<li><a href="http://www.juris.hokudai.ac.jp/gcoe/journal/IP_vol29/29_4.pdf">オンライン上のゲートキーピングの歴史 (2)</a> （PDF）</li>
<li><a href="http://www.juris.hokudai.ac.jp/gcoe/journal/IP_vol30/30_5.pdf">オンライン上のゲートキーピングの歴史 (3・完)</a> （PDF，11/19 追記）</li>
</ul><p>
DRM （デジタル著作権管理）は技術的保護手段による利用の制限から電子指紋などを使った流通の監視へとシフトしつつある。
少し前の記事だが<a href="http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080812/156363/">「コピーに自由を ―生まれ変わるDRM―」</a>では電子指紋を使った著作権管理について紹介している。
</p><ul>
<li><a href="http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080812/156366/">コンテンツの識別で流通の価値をお金に変える</a></li>
</ul><p>
また日本でも同様のサービスが始まっている。
</p><ul>
<li><a href="http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20100816_387480.html">NTTデータ、ニコ動で試験運用していた不正投稿検知サービスを正式提供開始</a></li>
</ul><p>
もともと技術的保護手段による利用制限は問題を抱えていた。
「技術的保護手段」としては暗号技術を用いるのが普通だが
</p><blockquote>
「公開鍵暗号系を含め、暗号通信の肝というのは結局復号に要する鍵が正当な受け手以外の攻撃者に渡らないということなのだが、DRMの場合は言ってみれば正当な受け手がすなわち攻撃者なのであって、そもそもこの時点でロジックが破綻している」
（<a href="http://sourceforge.jp/magazine/08/10/26/2237236">「オープンソースDRM」の不可能性について</a>）
</blockquote><p>
点が問題だった。
さらに言えば
</p><blockquote>
「DRMの最大の問題は、それがユーザーの利便性、コンテンツの正当な利用さえも損なうことです。特定の動作環境への依存を強いられ、その技術の恒久的な利用が保証されない」
（<a href="http://www.dotbook.jp/magazine-k/2010/05/17/dispute_about_drm_for_ebook/">電子書籍にDRMは本当に有効か？</a>）
</blockquote><p>
という問題がある。
これらを考え合わせれば技術的保護手段から流通の監視へと DRM がシフトしていくのは自然な流れと思われる。
そして，そうした変化に伴い，ゲートキーパーの役割も増大していく。
</p><p>
ゲートキーパーとは
「他者のコンテンツを伝達し、ホスティングし、インデックス化するなど、さまざまな形で媒介を行う者」
を指す。
さらにゲートキーパーには2種類あって，
「個人の行動に対する規制に力を貸すよう媒介者を徴用する試み」を「伝統的ゲートキーパー」と呼び，
「個人を特定したり個人の行動を規制したりすることを促すように技術自体を変化させる試み」を「技術的ゲートキーパー」と呼ぶ。
ネット上のゲートキーパーは主に後者のほうだ。
ネット上の（法的あるいはアーキテクチャ上の）規制において，
これまでゲートキーパーがどのような立場をとってきたか確認するためにも「オンライン上のゲートキーピングの歴史」は読んでおいたほうがいいだろう。
</p><p>
さて，
ここまで書けば（ゲートキーパーによる）監視は著作権問題だけに関わるものでないことには気づくであろう。
技術的ゲートキーパーの定義が上のようなものであるなら，
ISP や OSP，
検索サービスや携帯電話事業者などはみんな技術的ゲートキーパーになりうる。
彼らはユーザの行動を監視し，
さまざまな名目でフィルタリングやゾーニングを行っている。
</p><p>
昔であれば監視についての議論はその実装の是非を問うことだったが，
今はそう単純ではなくなっている。
監視者が権力であれば是非を問えばよかったが，
今では一般ユーザが監視の恩恵を受けるケースもありうる。
その場合は単純に是非を問うだけでは解決しない。
したがって，
その議論も監視の是非から監視を如何にコントロールするかにシフトしていくべきだと思う。
</p><p>
制限から監視へとシフトしていったのは，
監視技術の実装が昔に比べて容易になってきたこともあるだろうが，
最大の理由はビジネス上の需要が増大したからだ。
ぶっちゃけて言えば監視は金になるのである。
つまり，
これからのゲートキーパーは以前とはインセンティブが異なる可能性がある。
これを象徴するのが <a href="http://slashdot.jp/yro/article.pl?sid=10/05/31/0118203">DPI 行動ターゲティング広告の容認</a>だ。
</p><p>
（これはプライバシー（権）の議論とも関連してくる。
が，残念ながら日本ではプライバシーに関する議論は皆無といっていい。
それどころかプライバシー（権）の概念自体がいまだに欧米からの借り物レベルにとどまっている。
つまり議論の土台すらないのだ。
たとえば<a href="http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000415.shtml">「公開されたプライバシー」</a>といった議論は日本からは出て来ない。
これはかなり危ないことのように私には思えるのだが，
どうなるやら）
</p>]]></content:encoded>
</item>

<item rdf:about="http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000483.shtml">
  <title>ディズニーランド型統制と Ethic なき Engineering</title>
  <link>http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000483.shtml</link>
  <description>やっと噂の記事が見れた。</description>
  <dc:subject>Code</dc:subject>
  <dc:creator>Spiegel</dc:creator>
  <dc:date>2010-04-10T22:59:19+09:00</dc:date>
  <cc:license rdf:resource="http://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/" />
  <content:encoded><![CDATA[<p>
やっと噂の記事が見れた。
</p><ul>
<li><a href="http://sho.tdiary.net/20100409.html#p01">iPhoneを捨ててAndroidにするよ</a></li>
</ul><p>
私はエンジニアの立場から，
この記事に賛同を表明しておく。
しかし，
このような意見が出るのはエンジニアの立場からのみであろう点も指摘しておく。
</p><p>
件の記事は，
Tumblr からは断片的に「聞いて」いたけど，
何故かページになかなかアクセスできないでいたので何が書かれているのかはっきり分からなかった。
ようやくアクセスできたけど，
感情的な部分はスルーしても，
内容そのものはそれほどおかしなことはかかれていないように思う。
</p><p>
Apple が提供しているのは
「<a href="http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000401.shtml">ディズニーランド型統制</a>」
であって「1984」を実装しようというわけではない。
でもそれでもそれは決して「自由」などではないのだ。
Apple がソフトウェア・エンジニアに対してやろうとしていることは「古き良き」1980年代の「再放送」だ。
1980年代から1990年代のソフトウェアの状況を乗り越えて今があることを知っているエンジニアたちはきっと，
Apple のやり方に耐えられないほどの嫌悪感を抱くはずである。
私もそれゆえに（iPhone 等がすばらしい体験を与えてくれるという礼賛記事を見ても）いまだに購入に踏み切れていない。
</p><p>
この件について Tumblr で書きなぐったことをここでも記しておく。
</p><p>
Apple が目指しているのは
「<a href="http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000401.shtml">ディズニーランド型統制</a>」
であり，
そのためには環境（＝アーキテクチャ）を完全にコントロールする必要がある。
そして完全にコントロールするためには，
コントロールできないものを排除していくしかない。
これは，
包摂と排除をめぐる闘争なんだよ。
</p><p>
ディズニーランドがキラキラした夢のセカイを提供してくれるように，
Apple 製品も夢のような体験をもたらしてくれるだろう。
そしてサービスベンダもそのセカイにこぞって参画するかもしれない。
でも Apple 製品に包摂されるそれら実装は Ethic なき Engineering である。
もっとも Web 2.0 と呼ばれるようになって以降，
「Ethic なき Engineering」などそこらじゅうに溢れているけど。
</p><p>
私？ 私は職業プログラマで「流しのプログラマ」ですから。
金になるならなんだってやりますよ。
どぞ，
よろしく。
</p>]]><![CDATA[<div class="hreview" ><a class="item url" href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/037575878X/baldandersinf-22/"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/519GxDBp2%2BL._SL160_.jpg" alt="photo" class="photo"  /></a><dl ><dt class="fn"><a class="item url" href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/037575878X/baldandersinf-22/">The Hacker Ethic</a></dt><dd>Linus Torvalds </dd><dd>Random House Trade Paperbacks 2002-02-12</dd><dd>評価<abbr class="rating" title="4"><img src="http://g-images.amazon.com/images/G/01/detail/stars-4-0.gif" alt="" /></abbr> </dd></dl><p class="similar"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0066620732/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/0066620732.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="Just for Fun: The Story of an Accidental Revolutionary"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4274064069/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4274064069.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="UNIXという考え方―その設計思想と哲学"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756142818/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4756142818.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="フリーソフトウェアと自由な社会 ―Richard M. Stallmanエッセイ集"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/487593100X/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/487593100X.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="ハッカーズ"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4314009071/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4314009071.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="暗号化 プライバシーを救った反乱者たち"  /></a> </p><p class="gtools" >by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a> ,  <abbr class="dtreviewed" title="2010/04/10">2010/04/10</abbr></p></div>
<div class="hreview" ><a class="item url" href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4309242456/baldandersinf-22/"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51KXSMMSTFL._SL160_.jpg" alt="photo" class="photo"  /></a><dl ><dt class="fn"><a class="item url" href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4309242456/baldandersinf-22/">リナックスの革命 ― ハッカー倫理とネット社会の精神</a></dt><dd>安原 和見 </dd><dd>河出書房新社 2001-05-26</dd><dd>評価<abbr class="rating" title="4"><img src="http://g-images.amazon.com/images/G/01/detail/stars-4-0.gif" alt="" /></abbr> </dd></dl><p class="similar"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0066620732/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/0066620732.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="Just for Fun: The Story of an Accidental Revolutionary"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4274064069/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4274064069.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="UNIXという考え方―その設計思想と哲学"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756142818/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4756142818.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="フリーソフトウェアと自由な社会 ―Richard M. Stallmanエッセイ集"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/487593100X/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/487593100X.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="ハッカーズ"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4314009071/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4314009071.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="暗号化 プライバシーを救った反乱者たち"  /></a> </p><p class="gtools" >by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a> ,  <abbr class="dtreviewed" title="2010/04/10">2010/04/10</abbr></p></div>
<p>
（4/12 追記）
</p><p>
Twitter で
<a href="http://www.freedom-to-tinker.com/blog/felten/ipad-disneyland-computers">“iPad: The Disneyland of Computers”</a>
という記事を<a href="http://twitter.com/shinjiyamane/statuses/11997989662">教えていただいた</a>。
必見である。
</p>]]></content:encoded>
</item>

<item rdf:about="http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000459.shtml">
  <title>年齢確認のために Web bug を仕込む mixi</title>
  <link>http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000459.shtml</link>
  <description>mixi がユーザの年齢確認のための新しい手段をとり始めるようだ。</description>
  <dc:subject>Code</dc:subject>
  <dc:creator>Spiegel</dc:creator>
  <dc:date>2009-07-28T13:01:50+09:00</dc:date>
  <cc:license rdf:resource="http://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/" />
  <content:encoded><![CDATA[<p>
おおっ，
久々の記事だ。
ひょっとして今月はこの記事のみか？
</p><p>
はじめに書いておくけど，
私はこの文章をわざと悪意たっぷりに書いている。
が，
実際問題として，
この件に問題があるかどうか判断できない。
しかし，
色々と応用の効く方法であることは間違いないだろう。
なので，
もし以降の文章を読むのなら，
その辺を割り引いて読んでいただけるとありがたい。
</p><p>
さて，
mixi がユーザの年齢確認のための新しい手段をとり始めるようだ。
（実施は 8/18 から）
</p><ul>
<li><a href="http://mixi.co.jp/press/2009/0727/1691">青少年ユーザー保護のためのゾーニング強化の実施について</a></li>
</ul><p>
やり方はリンク先を参照して欲しいが，
要するにケータイのフィルタで排除される画像をページ内に埋め込んでおき，
実際にその画像が排除されれば，
そのページを見ているユーザは18歳未満であると判断するようである。
これと mixi の認証を組み合わせればユーザの年齢確認ができるというわけだ。
これって一種の Web bug のようなものとみなせる。
</p><p>
ちなみに bug は「虫」じゃなくて「盗聴器」の意味。
本来の Web bug は不可視の画像などをページに貼り付けておき，
それを読み込ませることで（主に Cookie と組み合わせて）ユーザの Web 上の行動を追跡するための仕組みだ
（昔はバナー広告などに仕込まれていたので，
原始的な行動ターゲティング広告の一種だと考えてもいいだろう）。
mixi の場合は「読み込まれない」ことを利用してユーザの属性（この場合は年齢）を取得しようとする。
mixi の仕組みがうまく機能するためには対象のオブジェクト（ここでは画像ファイル）がフィルタリング対象でなくてはならない。
だから EMA （モバイルコンテンツ審査・運用監視機構）あたりも共犯であると思われる。
</p><p>
昔は，
Web bug はユーザのプライバシーを侵害するとして，
米国のプライバシー保護団体などが煩かったが，
今はもっとえげつない行動ターゲティング広告をどこも（例えば Google とかも）やっている。
mixi も行動ターゲティング広告を行っているので，
こういう形でユーザの属性を取得することくらいなんでもないと思っているのだろう。
</p><p>
ちなみにモバゲーも同じようなやり方で（つまりケータイのフィルタリング機能を利用したやり方で）年齢確認を行う機能を実装するらしい。
</p><p>
一方で mixi が<a href="http://mixi.jp/rules_release.pl">規約改訂</a>によって
「個人が特定される連絡先」
を mixi 内で公開（ユーザ全体に公開される箇所に投稿する行為）することを「禁止」しようとしているのが興味深い。
まぁ mixi 自体は既に公衆圏となっているため，
そこに自分の住所や電話番号を書き込むことがどれだけ迂闊な行為であるか，
というのは容易に想像がつくけれど（想像できてもらわないと困るが），
それを規約で禁止するのは別問題である。
「個人が特定される連絡先」というのなら，
連絡（フィードバック）先を公開しているサイトやブログだってそうである。
現にこのサイトはフィードバック先としてメールアドレスを公開している。
つまりこのサイトやブログを mixi 上に晒すことは新しい規約では規約違反になる。
また自営業しているユーザなどはプロフィールや日記に敢えて「個人が特定される連絡先」を公開している人もいるだろう。
そういうのを全部切り捨てて匿名的に振る舞えと強要しているのである，
mixi は。
</p><p>
一方でユーザ同士がお互いに匿名的に振る舞うことを強要し，
もう一方でサービス・プロバイダはユーザの行動や属性情報を「盗聴」する。
これが今 mixi がユーザ（特にケータイ・ユーザ）に対してやろうとしていることである。
</p><p>
ケータイを巡るネットワーク環境は著しくアンフェアであるような気がしてしょうがない。
ケータイが「パソコン」などとは違うのは，
それが UE （User Equipment）であり，
非常に身体性の高いデバイスであるという点である。
その上，
デバイスごとに行動追跡が可能だったり，
フィルタリングにより行動そのものを制限できてしまう。
それも「青少年保護」などという名目の下にである。
</p><p>
個人的にはフィルタリングはペアレンタル・コントロールの手段としてのみ許容されるべきであって，
自力でフィルタリング設定が外せる程度まで知恵がついたならフィルタリングなんか外すべきだと思っている。
年齢によって（しかも18歳未満などという大雑把な分類で）行動を制限するなんてのは実に馬鹿げている。
だからケータイで mixi をやろうと考えているのならフィルタリング設定なんか外すべきだ。
システムの言いなりになる必要なんかない。
逆にフィルタリングのお世話にならないといけないような「ネバーランドのお子ちゃま」なら mixi なんかまだ早い。
こんなえげつないことをするのなら，
いっそのことモバゲーも mixi も全面的にフィルタリングしちゃっていいのではないかと思ったりもするのだ。
</p><p>
まっ実際はそんな単純じゃないけどな。
</p>]]></content:encoded>
</item>

<item rdf:about="http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000440.shtml">
  <title>OSD に準拠した IPA フォント Ver.3</title>
  <link>http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000440.shtml</link>
  <description>4/20 にリリースした IPA フォント Ver.3 のライセンスが面白いことになっている。</description>
  <dc:subject>Code</dc:subject>
  <dc:creator>Spiegel</dc:creator>
  <dc:date>2009-04-21T22:05:13+09:00</dc:date>
  <cc:license rdf:resource="http://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/" />
  <content:encoded><![CDATA[<p>
4/20 にリリースした IPA フォント Ver.3 のライセンスが面白いことになっている。
</p><ul>
<li><a href="http://www.ipa.go.jp/about/press/20090420.html">プレス発表　IPAフォントの新版を、新しいライセンスにより配布開始 ～よりオープンな日本語情報処理基盤の構築に向けて～</a></li>
<li><a href="http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2009/04/20/23206.html">「IPAフォント Ver.3」公開、改変も可能なライセンスに </a></li>
</ul><p>
<a href="http://ossipedia.ipa.go.jp/ipafont/">ダウンロードページ</a>にライセンス（IPA Font License Agreement v1.0）の全文が載っている。
また，
<a href="http://ossipedia.ipa.go.jp/ipafont/">ダウンロードページ</a>の以下の記述によると，
このライセンスは OSD （Open Source Definition）に準拠しているらしい。
</p><blockquote>
「IPAでは2003年末よりIPAが全権利を所有する「IPAフォント」を公開して参りました。
今般、IPAフォントを、日本語を扱う情報処理システムのための基盤として多くの方々に活用していただけるよう、フォントのフォーマットとしてデファクトスタンダードである OpenTypeフォントフォーマットを採用し、「IPAフォント(Ver.3)」としてリリースいたします。
また、フォントに関するオープンな開発体制の構築を可能とし、また、オープンソースライセンスとしての国際的な慣習にも整合性を持つライセンス、“IPAフォントライセンス”、を新たに作成し、このリリースに適用します。
同ライセンスは2009年4月1日に、Open Source Initiative（OSI）による「オープンソース定義（OSD）」に準拠したものとしてOSIより認定を受けております。<br />
IPA releases new version (Ver.3) of IPA Font of which IPA owns all rights and has been providing since 2003.
This new version has adopted OpenType format so that various users can enjoy its high quality Japanese character set on various platforms.
In addition to the change of the font format, IPA has developed a new end user license, “IPA Font License”, and has applied it to the new release.
The new license is intended to enable establishing open developing environment for fonts and has been approved as one of the Open Source Definition (OSD) compliant licenses by Open Source Initiative (OSI).」
</blockquote><p>
素晴らしい！ IPA フォントについては，
以前のバージョンでも再配布については認められていたものの，
改変等については許可されていなかったんだよね。
いや，
これは面白い。
</p><p>
ちなみに IPA フォント Ver.3 は JIS X 0213:2004 に準拠している。
</p>]]></content:encoded>
</item>

<item rdf:about="http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000425.shtml">
  <title>Creative Commons Lisence 3.0 日本版ドラフト</title>
  <link>http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000425.shtml</link>
  <description>CC-lisence 3.0 の日本版ドラフトが公開された。</description>
  <dc:subject>Code</dc:subject>
  <dc:creator>Spiegel</dc:creator>
  <dc:date>2009-01-28T19:04:45+09:00</dc:date>
  <cc:license rdf:resource="http://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/" />
  <content:encoded><![CDATA[<p>
1/26 の CCJP シンポジウムにあわせてかどうか知らないが，
CC-lisence 3.0 の日本版ドラフトが公開された。
</p><ul>
<li><a href="http://creativecommons.jp/news/2009/01/25/_cc30.php">CCライセンス3.0日本版のドラフト公開とコメント募集</a></li>
<li><a href="http://creativecommons.jp/news/2009/01/26/post_55.php">ライセンスｖ 3.0に関する補足資料</a></li>
</ul><p>
これについて記事を書こうかと思ったが，
<a href="http://creativecommons.jp/news/2009/01/26/post_55.php">補足資料</a>で網羅されているので，
ここでは自分用の覚え書きとして書いておく。
CC-lisence 3.0 日本版について知りたければ，
この記事ではなく，
上述のリンク先の資料を見ることをお薦めする。
また，
そもそもクリエイティブ・コモンズってなんじゃら？ という人は，
書籍
<a href="http://spiegel.vox.com/library/book/6a00c22527e6f3604a00c2252a07338fdb.html">『クリエイティブ・コモンズ』</a>
を真っ先に読んで当時の議論を頭に入れておいて欲しい。
（Amazon ではまだ買えるみたい）
</p><p>
ついでに現行の 2.1 のライセンスも挙げておく。
</p><ul>
<li><a href="http://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/legalcode">表示（BY）</a></li>
<li><a href="http://creativecommons.org/licenses/by-nc/2.1/jp/legalcode">表示-非営利（BY-NC）</a></li>
<li><a href="http://creativecommons.org/licenses/by-nc-nd/2.1/jp/legalcode">表示-非営利-改変禁止（BY-NC-ND）</a></li>
<li><a href="http://creativecommons.org/licenses/by-nc-sa/2.1/jp/legalcode">表示-非営利-継承（BY-NC-SA）</a></li>
<li><a href="http://creativecommons.org/licenses/by-nd/2.1/jp/legalcode">表示-改変禁止（BY-ND）</a></li>
<li><a href="http://creativecommons.org/licenses/by-sa/2.1/jp/legalcode">表示-継承（BY-SA）</a></li>
</ul><p>
全体的に表現とか言葉遣いがちょっとずつ変わってて，
直訳っぽい表現が残ってた頃に比べてより利用許諾書っぽい感じ？ かな（笑）
<a href="http://creativecommons.org/licenses/">Unported 版</a>とナンバリングが違うのが気になるんだけど，
ええんじゃろうか。
それとも最終的には <a href="http://creativecommons.org/licenses/">Unported 版</a>に合わせるとか？
</p><p>
そうそう，
3.0 における大きな変化のひとつとして Unported 版の存在がある。
Unported 版はどこの国にも準拠していない，
言わば国際版のフォーマットである。
各国版はこの Unported 版を各国の法律に準拠するよう「翻訳」している。
</p><p>
さて，
真っ先に目がつくのは著作者人格権の取り扱いについて。
2.1 では第1条の「定義」で書かれていたが，
3.0 ではほぼ同じ内容が第3条の「利用の許諾」および第5条の「利用に関する制限」に移り、
分かりやすくなっている。
曰く
</p><blockquote>
「許諾者は本作品又はその二次的著作物に関して、
原著作者及び実演家の名誉又は声望を害する方法で原著作物を改変、
変型又は翻案した場合を除き、
自己が有する著作者人格権を行使せず、
その原著作者が有する著作者人格権を行使させない。」
（第3条）
</blockquote><blockquote>
「書面による合意又は法律上認められている場合を除き、
本作品、
本作品を組み込んだ編集著作物等、
又は本作品の二次的著作物を利用するときは、
原著作者又は実演家の名誉、
声望を害する変更、
切除その他の改変を行ってはならない。」
（第5条）
</blockquote><p>
である。
もともと第3条には基本的に著作者人格権を行使しないことが書かれていたが，
「原著作者及び実演家の名誉又は声望を害する方法で原著作物を改変、変型又は翻案した場合を除き」
の部分が追記された格好になる。
</p><p>
（そこはかとない疑問だが，
第5条では作品の利用のみならず作品の派生物の利用にも著作者人格権の行使が及ぶように読めてしまうのだが，
そういう解釈でいいのだろうか。
それって現行のライセンスより著作者人格権について踏み込んだ記述のように見えるんだけど。
あと実演家人格権についてはどうなるの？ とか）
</p><p>
さらに 3.0 では，
派生作品（二次的著作物）を作成した場合は，
その旨を明示するよう義務付ける文が加えられた
（第3条）。
もうひとつ，
利用許諾料の取り扱いが追加されている（非営利の場合は第5条で，
それ以外では第3条で）。
</p><p>
「表示-継承」ライセンスの第1条 ⑦ では「クリエイティブ・コモンズと相互互換性のある利用許諾書」について定義され，
さらに第5条 ② では派生作品に適用できるライセンスとして「クリエイティブ・コモンズと相互互換性のある利用許諾書」が使える旨書かれている。
これは CC-lisence 以外のオープン・ライセンスとの互換性を図るためのものらしい。
「クリエイティブ・コモンズと相互互換性のある利用許諾書」は以下を満たすものとある。
</p><blockquote>
<ol>
<li>本利用許諾書のライセンス要素と同様の目的・意義・効果を含んでいること。</li>
<li>その利用許諾書の下で提供された作品の二次的著作物を、
本利用許諾書又は本利用許諾書と異なる管轄地の法律に準拠したクリエイティブ・コモンズ・パブリック・ライセンス、
若しくはいずれの国の法律にもいまだ準拠していない（ Unported） クリエイティブ・コモンズ・パブリック・ライセンス
（ いずれも同じライセンス要素を含む。）
の下で再利用許諾できることが、その利用許諾書の中で明示的に許諾されていること。</li>
</ol>
</blockquote><p>
具体的には <a href="http://creativecommons.org/compatiblelicenses">Compatible Licenses</a> に挙げられている，
とあるが，
実際にはひとつも挙がってないようだ。
</p><p>
ん～，
とりあえずこんなもんかな。
あぁ，
シンポジウム行きたかった。
</p>]]><![CDATA[<div class="hreview" ><a class="item url" href="http://www.amazon.co.jp/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%96%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%BA%E2%80%95%E3%83%87%E3%82%B8%E3%82%BF%E3%83%AB%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%AE%E7%9F%A5%E7%9A%84%E8%B2%A1%E7%94%A3%E6%A8%A9-%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B9-%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%B7%E3%82%B0/dp/475710152X%3FSubscriptionId%3D0G91FPYVW6ZGWBH4Y9G2%26tag%3Dbaldandersinf-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D475710152X"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41WPNBY7HZL._SL160_.jpg" alt="photo" class="photo"  /></a><dl ><dt class="fn"><a class="item url" href="http://www.amazon.co.jp/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%96%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%BA%E2%80%95%E3%83%87%E3%82%B8%E3%82%BF%E3%83%AB%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%AE%E7%9F%A5%E7%9A%84%E8%B2%A1%E7%94%A3%E6%A8%A9-%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B9-%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%B7%E3%82%B0/dp/475710152X%3FSubscriptionId%3D0G91FPYVW6ZGWBH4Y9G2%26tag%3Dbaldandersinf-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D475710152X">クリエイティブ・コモンズ―デジタル時代の知的財産権</a><img src='http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=baldandersinf-22&l=ur2&o=9' width='1' height='1' border='0' alt='' /></dt><dd>クリエイティブコモンズジャパン Lawrence Lessig </dd><dd>NTT出版 2005-03</dd><dd>評価<abbr class="rating" title="5"><img src="http://g-images.amazon.com/images/G/01/detail/stars-5-0.gif" alt="" /></abbr> </dd></dl><p class="similar"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798102040/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4798102040.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="コモンズ"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798106801/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4798106801.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="Free Culture"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4791762045/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4791762045.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="表現の自由vs知的財産権―著作権が自由を殺す?"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798115002/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4798115002.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="CODE VERSION 2.0"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4757102453/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4757102453.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="アーキテクチャの生態系――情報環境はいかに設計されてきたか"  /></a> </p><p class="gtools" >by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a> ,  <abbr class="dtreviewed" title="2009/01/28">2009/01/28</abbr></p></div>
<p>
（追記 4/4）
</p><p>
CCJP のブログで過去に紹介されている CC-license 3.0 の議論（2006年当時）を以下に挙げておく。
以前<a href="http://www.baldanders.info/spiegel/log/200611.html#d15_t1">日記でも書いた</a>んだけど URL が変わってるみたいで...
</p><ul>
<li><a href="http://creativecommons.jp/news/2006/11/15/ccplv30.php">【CCPLv3.0】ＤＲＭ条項の改正に関する議論</a></li>
<li><a href="http://creativecommons.jp/news/2006/11/15/ccplv30_1.php">【CCPLv3.0】著作者人格権（同一性保持権）に関する議論</a></li>
<li><a href="http://creativecommons.jp/news/2006/11/16/ccplv30_2.php">【CCPLv3.0】著作権管理団体を通じての報酬請求権に関する議論</a></li>
</ul>]]></content:encoded>
</item>

<item rdf:about="http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000416.shtml">
  <title>何度目かの戯れ言</title>
  <link>http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000416.shtml</link>
  <description>今回もまとめて書いたらちょっとはブログ記事っぽくなるかな？ って感じで。</description>
  <dc:subject>Code</dc:subject>
  <dc:creator>Spiegel</dc:creator>
  <dc:date>2008-11-05T20:15:20+09:00</dc:date>
  <cc:license rdf:resource="http://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/" />
  <content:encoded><![CDATA[<p>
アメリカ大統領選挙，
決まっちゃったみたいだねぇ。
私は英語不得手なのだけど，
<a href="http://blogs.wsj.com/washwire/2008/11/05/barack-obamas-victory-speech/">彼のスピーチ</a>にはちょっとグッとなってしまった。
やっぱ100年後を語れないものに「天下の経営者」たる為政者の資格はないよな（たとえ中身は薄くても）。
今回は特に思うけど，
大統領選挙ってのは大統領を選ぶ選挙じゃなくて大統領をつくる選挙なんだねぇ。
（同時に選挙民をつくる選挙でもあった，
という指摘もいただきました。
確かに）
</p><p>
と，
まぁこんな風に今回も，
ひとつひとつではネタとして軽いけど，まとめて書いたらちょっとはブログ記事っぽくなるかな？ って感じでお送りします。
</p>
<h3>生まれ変わる DRM</h3>
<p>
八田真行さんの
<a href="http://sourceforge.jp/magazine/08/10/26/2237236">「「オープンソースDRM」の不可能性について」</a>
を読んで，
随分前の『日経エレクトロニクス』 2008年3月10日号の特集記事を思い出す。
「コピーに自由を ―生まれ変わるDRM―」という特集記事で，
2部構成になっているのだが，
<a href="http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080812/156363/">第1部はネットでも公開</a>されている。
第2部が見当たらないけど，
最新の DRM の動向が知りたい方は是非バックナンバーを探して欲しい。
</p><p>
オープンソースではないが，
DRM については以前私も<a href="http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000295.shtml">ちょこっとだけ調べた</a>ことがある。
そのときは（対象がオープンソース製品ではなかったので）ダウンロード（ストリーミングも含む）したコンテンツを DRM から外して使いまわすというのは意図的に無視してたけど，
<a href="http://sourceforge.jp/magazine/08/10/26/2237236">「「オープンソースDRM」の不可能性について」</a>に書かれている
</p><blockquote>
「そもそも、「オープンソースDRM」などというものは原理的にあり得ないと私は考える。
理由は簡単で、いかに暗号化したところで、最終的には必ず消費者の手に復号化されたコンテンツが渡るからだ(さもなくば映画は見られないし、音楽も聴けない)。
そして、どこかの時点で復号化されたコンテンツが消費者の手元に存在する以上、それをそのまま保存するようクライアント(プレーヤ)をいじってやればDRMは意味を為さなくなる。
そうやって保存されたものはもちろん復号化済みなので、改めて暗号化しない限り第三者への流通も可能だからだ。
オープンソースである以上、これは避けがたい帰結である。」
</blockquote><p>
はそのとおりだと思う。
</p><p>
特集記事「コピーに自由を ―生まれ変わるDRM―」の第2部では，
主に電子指紋と電子透かしの技術を取り上げている。
電子指紋の技術は MySpace や Google などで採用されているらしい（Google/YouTube はまだ実装されてないのかな？）。
既存の流通システムをエミュレートした特定のシステムにコンテンツを押し込めるのではなく，
既にネットに上がっているものを追跡・同定するのが電子指紋や電子透かしの技術である。
こういった技術は SaaS 型のサービスでは有効に作用するだろう。
そこからこぼれ落ちるものをどう追跡するかが問題だけど。
</p>
<h3>おめぇらに使わせる著作権はねえ！</h3>
<p>
例の大物プロデューサ「K」のアレは詐欺事件として本人捕まっちゃったみたいだけど
（なんか2重譲渡とか3重譲渡とか酷い話が伝わってくるけど），
私は最初から彼のファンでもなんでもないので事件そのものには興味がないのだが，
今回の件は2006年のあるインタービュー記事を思い出させてくれた。
</p><ul>
<li><a href="http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0606/12/news005.html">「補償金もDRMも必要ない」――音楽家 平沢進氏の提言</a></li>
</ul><p>
いや，
ゴメン。
少しウソ。
記事があったことは思い出したが，
インタービューする人もされた人も名前を間違って覚えていて，
<a href="http://delicious.com/spiegel">自分のブックマーク</a>を探し回ってしまった。
ホント，
ブックマークしておいてよかったよ。
</p><p>
記事から平沢進さんの発言を少し引用しよう。
</p><blockquote>
「例えばメジャーなレコード会社で活動してたとしますよね。
レコーディングが終わるとある日突然、出版会社から契約書が届くんですよ。
で、契約してくれと。
契約条項にいろいろ書いてあるんですけど、契約書が送られて来た時点で、JASRACにもう勝手に登録されているんです。
残念ながらアーティストは、著作権に関してまったく疎い。
同時に私自身も疎かったがために、そういうものだと思いこんでいたわけですね。
それによって、出版会社に権利が永久譲渡されている曲というのがあったりするんですよ。
で、JASRACで集金されたお金は、この出版会社を通るだけで50％引かれて、アーティストへ戻るという構造があるんですね。
出版会社は“プロモーションに努める”と言いますが、成果は保障せず、どんなプロモーションをするのか何度説明を求めても、回答しないことがほとんどです。」
</blockquote><p>
しかも今はレコード会社の中に出版会社があるような状況らしい。
そうするとインタビュアの小寺信良さんが解説されているように
</p><blockquote>
「つまりレコード会社と出版会社のタッグは、原盤権も手に入れた上で著作権までもゲットし、その著作権料で制作費まで回収し、回収が終わっても曲が売れ続ける限り、著作権料としての利益を上げ続けることになる。」
</blockquote><p>
ということだそうだ。
詳しくは記事を読んでくれ。
</p><p>
結局，
著作権はクリエイターのものではなく「権利者」のものなんだよね。
ここで「権利者」というのは権利をつかんでいるもの，
という意味。
本来それを持っているべきクリエイターが自覚的でないと簡単に手から離れていってしまう。
いざそれを金に替えようと思っても，
そんなもん最初から手元にはないってわけ。
</p><p>
海外はどうか知らないが，
日本の著作権法は「権利者」同士の利害調整のために存在し，
クリエイターもコンテンツの利用者も蚊帳の外である。
そうでないというなら，
あの眺めるだけで脳みそがこむら返りを起こしそうな複雑な権利群をどう説明するというのだ。
あの権利群は，
ひとつのパイを「権利者」たちで分け合うための切れ目でしかない。
最近ようやく本格的な議論になろうかという「フェアユース」は，
日本の著作権法にはじめてユーザがパイの切れ端の奪い合いに参入できるということだ（そしてネットにおいてクリエイターと利用者は不可分になりつつある）。
だからこそフェアユースの議論には必ず利用者を含めなければならない。
実際はそうなっているようには見えないけど。
</p>]]></content:encoded>
</item>

<item rdf:about="http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000414.shtml">
  <title>ダウンロード違法化にもう一度反対しておく</title>
  <link>http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000414.shtml</link>
  <description>昨年の盛り上がりはどこへやら。</description>
  <dc:subject>Code</dc:subject>
  <dc:creator>Spiegel</dc:creator>
  <dc:date>2008-10-26T23:52:57+09:00</dc:date>
  <cc:license rdf:resource="http://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/" />
  <content:encoded><![CDATA[<p>
昨年の盛り上がりはどこへやら。
やっぱあれはただのお祭だったのかと orz な気分だ。
ここで私の考えを，
<a href="http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000358.shtml">昨年の記事</a>から丸ごと引用して，
もう一度表明しておく。
</p><blockquote>
<p>「文化審議会著作権分科会私的録音録画小委員会中間整理」は実に巧妙にできていて，
ダウンロード違法化についても権利者と利用者の間のコンフリクトを解消するための案に見えてしまう。
しかし内容をよく読めば分かるように，
これは権利者と利用者の間に入るもの，
つまり既存の流通システム（著作権管理団体なんかも含む）の思惑が色濃く反映された内容になっている。
これはかつての「輸入権」のときと全く同じ構図だ（日本の中の特定の業界の都合しか考えていないところも同じ）。
故にダウンロード違法化について意見を書くのなら，ダウンロード違法化が本当に利用者や（特に）権利者にとってベネフィットをもたらすものなのか，
検討するところから始めるべきだと思う。
</p><p>
ネットにおいては全てのユーザは権利者であり利用者でもある。
その立場は流動的で容易に入れ替え可能なものだ。
それは利用者と権利者がフラットに直結可能であるネットの本質に根ざすものなのである。
その現実を見ないで「古き良き」システムにしがみつこうとする姿は「老害」とすら言ってもいいだろう。
</p>
</blockquote><p>
今回もかつての輸入権のごとく「俺達頑張ったよね」で何かやったつもりで満足して終わりか？
</p><p>
<a href="http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000412.shtml">前も書いた</a>が，
もうネットってのは「場所」を不定にするシステムとして We 2.0 からクラウドへ向かいつつある。
検索エンジンの適法化がどうのなんて，
もう2,3周前の周回遅れの話なんだよ。
それがこの期に及んで今更ダウンロードがどうのなんて，
日本はどんだけ後ろ向きな国なんだ！
</p>]]></content:encoded>
</item>

<item rdf:about="http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000401.shtml">
  <title>ディズニーランド的コモンズと Creative Commons</title>
  <link>http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000401.shtml</link>
  <description>今読んでいる
『排除型社会』
の中にこんな記述がある。</description>
  <dc:subject>Code</dc:subject>
  <dc:creator>Spiegel</dc:creator>
  <dc:date>2008-07-20T16:17:39+09:00</dc:date>
  <cc:license rdf:resource="http://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/" />
  <content:encoded><![CDATA[<p>
今読んでいる
<a href="http://spiegel.vox.com/library/book/6a00c22527e6f3604a00fa9686a70e0002.html">『排除型社会』</a>
の中に以下のような記述がある。
</p><blockquote>
「人口の相当部分は、
フルタイムの仕事に就き、
確実にキャリアを積み、
安全な人生を歩んでいる。
そこは能力主義が保証された世界であり、
男女は平等な関係にあって、
カップルの両方が働いている。
安定した核家族が形成され、
労働時間は長く、
夫婦の収入はますます高くなっている。
職場と学校には能力主義が浸透し、
刑事司法制度には新古典派的な方法が定着している。
それは、
人々が信用調査や消費者調査によって格付けされた世界である
（これこそなによりも重要な市場である）。
しかし、
それが優しく親切な世界であるのは表向きのことに過ぎない。
そこでは職場からレジャーの場にいたるまで、
社会統制の網がますます広がっており、
そのさりげなさはまるでディズニーランドのようである [Ericson and Carriere 1994]。
人生におけるトラブルは、
保険が完全かつ包括的にカバーしてくれる。
たとえ健康上のトラブルであっても、
事故や失業、
あるいは犯罪の被害であっても、
すべて保険がカバーしてくれる。
日常を離れた第三世界のリゾートで休暇を過していても、
そこは危険が取り除かれて安全が確保された飛び地であり、
あいかわらず自分の世界は守られる、
という具合である。」
（p.60）
</blockquote><p>
私はこの「ディズニーランド」のアナロジーがちょっとお気に入りである。
少なくとも「マクドナルドの椅子」よりはリアリティがある。
もちろん，
上の引用は更にこのように続く。
</p><blockquote>
「しかし、
このような中心領域は、
今や縮小する一方である。
労働市場で最も増加しているのは、
非正規雇用市場の人口である。
そこでは仕事はさらに不安定になり、
キャリアへの道は閉ざされ、
人々はよりどころのない人生を送るはめになっている。」
（p.60）
</blockquote><p>
「包摂」と「排除」はコインの表裏の関係である。
あるルールの実行に際して，
ドメインに組み入れることを「包摂」といい，
ドメインから取り除くことを「排除」という。
「ルールを実行する」という点において「包摂」と「排除」は同じものなのである。
</p><p>
さて，
前置きが長くなってしまった。
本題に入ろう。
</p><p>
先日ニコニ・コモンズに関する詳細が発表された。
</p><ul>
<li><a href="http://www.nicovideo.jp/static/niconicommons/rule.html">ニコニ・コモンズについて</a></li>
</ul><p>
私は Tumblr 上で
「ニコニ・コモンズのやり口は同人に対して出版元などがやる「ガイダンス方式」と同じ」
と散々けなしたが，
どうやらちゃんとライセンスとして提供するようである（今までけなしてゴメンネ）。
ライセンスを構成するということは，
ライセンサーとライセンシーとの間で責任範囲を決めて分担するということだ。
ライセンスの内容については以下の記事が参考になる。
</p><ul>
<li><a href="http://d.hatena.ne.jp/inflorescencia/20080716/1216137297">ニコニ・コモンズの法的安定性への懸念がほぼ払拭された件について</a></li>
<li><a href="http://d.hatena.ne.jp/inflorescencia/20080716/1216143452">せっかくなのでCCライセンスとニコニ・コモンズの互換性について検討してみる</a></li>
</ul><p>
ガイダンス方式の問題は責任を明確にせず，
力の強いほうが弱いほうに対して一方的にルールを変更できることにある。
これは典型的な搾取である。
この方式をとらなかったことは評価すべきと思う。
</p><p>
（といっても，
公表されている限りでは不備だらけだけどね。
そもそもニコニ・コモンズのライセンスのオプションは定義されているのに，
そのベースになるデフォルトのルールが記述されていない。
例えば「サイト限定」というオプションがあって，
その定義は「ニコニ・コモンズ対応サイトへの掲載目的に限定する」とある。
つまり「サイト限定」オプション下では（掲載目的に限定されるのだから）派生の派生は許可されない
（＝ニコニ・コモンズのライセンスは設定できない。なぜなら「派生」は必須オプションだから）。
一方「サイト限定」オプションがない場合には派生に関する縛りがない，
といった具合である）
</p><p>
ニコニ・コモンズ・ライセンスの特徴は，
オプションを後から変更可能なことである
（ライセンス自体を破棄したり他のライセンスと非排他的に組み合わせることができるかどうかは不明。
多分無理だと思うけど）。
ライセンシーによる派生作品への縛りは作品の公表時期に影響を受ける。
オプション変更後に公表された作品は変更後の縛りを受けるということらしい。
こういうことができるのもニコニ・コモンズ自体が作品およびライセンスの管理者で，
作品を利用するユーザの行動を（ニコニ・コモンズ内であれば）追跡可能なシステムだからである。
つまりニコニ・コモンズってのは「ディズニーランド」なのである。
これは Flickr や YouTube のようなサービスとは真っ向から衝突する。
</p><p>
Flickr や YouTube の特徴は，
そこで公開されるコンテンツを通してサービス利用者とサービスの外にいる人が繋がっていくことにある。
サービスの外にいる人と繋がるためには，
そこで公開されるコンテンツはサービスに帰属してはいけない。
かならず利用者の「誰か」に帰属させなければならない。
故に CC-license のような道具立てが必要になるのである。
</p><p>
一方のニコニ・コモンズは「サービスの外にいる人」を基本的に許容しない。
人も作品もそこから派生するものも全てサービスに組み入れようと（つまり包摂しようと）する。
この点は
<a href="http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0807/18/news048.html">「座談会　UGCの可能性を考える（前編）」</a>
で津田大介さんが以下のように言われたこととも関係してくる。
</p><blockquote>
「嫌儲につながる考え方というと、
ネットコミュニティーと権利意識とか、
著作者の帰属性とか、
匿名性って、
実はすごく関わり合っていて。
CCの1つの問題点というか、
日本になじまないところが1つあるんですよ。
それはクリエイティブ・コモンズを付けるときに「BY 誰それ」、
要するに著作者表示をデフォルトで入れなければならないということ。」
</blockquote><p>
ニコニ・コモンズのようなディズニーランド的コモンズでは，
コンテンツを人ではなくサービスに帰属させる必要がある。
人に帰属させれば（人が移動することにより）コンテンツはサービスの外に逃げてしまうからだ。
逆にコンテンツをサービスに組み入れれば，
それを利用するために消費者が集まりバンバン囲い込むことができる。
そしてサービス内では，
人やものを包摂させた状態を維持するために無意識かつ強力な同調圧力がかかる
（匿名性については様々な観点で様々な議論があるが，
コンテンツ共有サービスにおける匿名性は必然的にコンテンツの帰属先をサービスに「付け替える」よう機能する）。
更にサービス提供者もそれを利用してどんどん人やものを囲い込んでいくわけだ。
</p>

<div style="border:solid thin; padding:0.2em;"><p>
（8/2 追記）
</p><p>
<a href="http://www.creativecommons.jp/isummit08/">「iCommon Summit 2008」</a>
でニコニ・コモンズの仕組みについて解説があったそうだが，
</p><blockquote>
「米国生まれのクリエイティブ・コモンズに対し、ニコニ・コモンズは法闘争などを好まない「より日本的な手段」（木野瀬氏）とのこと。クリエイティブ・コモンズが法律に基づくライセンスであるのに対し、ニコニ・コモンズはユーザー間の合意によるガイドラインに過ぎないとも言う。」<br />
（<a href="http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20378090,00.htm">ニコニ・コモンズとクリエイティブ・コモンズはどう違う？--ニワンゴ取締役が解説</a>）
</blockquote><p>
だそうで，
例のルールはライセンスとして扱われないことが明確になった。
言っておくが，
ガイドラインに「合意」など存在し得ない。
ガイドラインというのは「通達」に過ぎないからだ。
だから後で勝手に内容を変えることができるし，
場合によっては反故にすることもできる。
コンテンツや素材の提供者がニコニ・コモンズを離脱すれば，
その時点でガイドラインを破棄して別のルールを適用することができる。
ニコニ・コモンズもルールそのものを変更・破棄することができる。
そこに合意は必要ない。
こんないい加減なものを「Creative Commonsと話をしながら作っていった」というのは，
にわかには信じられない話である。
（が，
ご本人が言うのならそうなんだろう）
</p><p>
こういったものに対し，
「合意」だの<a href="http://internet.watch.impress.co.jp/cda/event/2008/07/31/20449.html">「日本人の美徳」</a>などといった美辞麗句で脚色しようとするのは相当胡散臭い話であるが，
私はニコ動のアカウントは持ってないし，
ニコニ・コモンズに対してもここに書いた以上の関心はないので，
もうつっこまないことにする。
願わくば，
これが悪しき前例になりませんように。
</p></div>

<hr /><p>
従来，
コンテンツには入れ物（コンテナ）が必要で，
更に入れ物を置いておくための場所が必要だった。
しかしネットにおいては入れ物も場所も必要条件ではない。
Creative Commons でいう「コモンズ」は特定の「場」を指すものではないと思う。
いや，
元々はそうだったのかもしれないが，
Flickr や YouTube などの成功により意味が変わってしまった。
それはもはや人やものをノードとしたネットワークそのものを指している。
ネットにおいてディズニーランド的コモンズは存在意義を失いつつあるのだ。
それなのにまだこういったものにしがみついてる日本のサービスは，
やっぱり「周回遅れ」なんだなぁと思うのである。
</p>]]><![CDATA[<div class="hreview" ><a class="item url" href="http://www.amazon.co.jp/%E6%8E%92%E9%99%A4%E5%9E%8B%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E2%80%95%E5%BE%8C%E6%9C%9F%E8%BF%91%E4%BB%A3%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E7%8A%AF%E7%BD%AA%E3%83%BB%E9%9B%87%E7%94%A8%E3%83%BB%E5%B7%AE%E7%95%B0-%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%A4%E3%83%B3%E3%82%B0/dp/4903127044%3FSubscriptionId%3D0G91FPYVW6ZGWBH4Y9G2%26tag%3Dbaldandersinf-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4903127044"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/417iD4x5N%2BL._SL160_.jpg" alt="photo" class="photo"  /></a><dl ><dt class="fn"><a class="item url" href="http://www.amazon.co.jp/%E6%8E%92%E9%99%A4%E5%9E%8B%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E2%80%95%E5%BE%8C%E6%9C%9F%E8%BF%91%E4%BB%A3%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E7%8A%AF%E7%BD%AA%E3%83%BB%E9%9B%87%E7%94%A8%E3%83%BB%E5%B7%AE%E7%95%B0-%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%A4%E3%83%B3%E3%82%B0/dp/4903127044%3FSubscriptionId%3D0G91FPYVW6ZGWBH4Y9G2%26tag%3Dbaldandersinf-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4903127044">排除型社会―後期近代における犯罪・雇用・差異</a><img src='http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=baldandersinf-22&l=ur2&o=9' width='1' height='1' border='0' alt='' /></dt><dd>青木 秀男 </dd><dd>洛北出版 2007-03</dd></dl><p class="similar"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4130501690/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4130501690.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="連帯と承認―グローバル化と個人化のなかの福祉国家"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480867171/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4480867171.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="コミュニティ 安全と自由の戦場"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4272430734/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4272430734.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="不安な経済/漂流する個人―新しい資本主義の労働・消費文化"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4861821061/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4861821061.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="新自由主義―その歴史的展開と現在"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4272430742/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4272430742.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="リキッド・ライフ―現代における生の諸相"  /></a> </p><p class="gtools" >by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a> ,  <abbr class="dtreviewed" title="2008/07/20">2008/07/20</abbr></p></div>]]></content:encoded>
</item>

<item rdf:about="http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000385.shtml">
  <title>サマータイムは現代の授時</title>
  <link>http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000385.shtml</link>
  <description>『年収崩壊』から以下の文章を引用しておこう。</description>
  <dc:subject>Code</dc:subject>
  <dc:creator>Spiegel</dc:creator>
  <dc:date>2008-05-27T08:21:33+09:00</dc:date>
  <cc:license rdf:resource="http://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/" />
  <content:encoded><![CDATA[<p>
某首相が
「やっていない日本が異例。我が国も制度を入れるべきだとの意見が強くなってきている。特に環境の問題があり、私もサマータイムをやってもいいのではないかと思っている」
みたいなアホンダラなことを言ってるらしいので，
ちょっと長いけど，
<a href="http://spiegel.vox.com/library/book/6a00c22527e6f3604a00f48cfd869f0001.html">『年収崩壊』</a>
から以下の文章を引用してやろう。
</p><blockquote>
「欧米の場合、
職務分担がハッキリしているため、
自分の業務時間をずらすことが容易にできます。
ところが、
日本の場合は業務分担があいまいなので、
職場の上司が「まだ明るいうちに家に帰る気か？」などと言ってきたら、
絶対に帰れません。
ですから、
サマータイムの実施は単なるサービス残業の増加にしか結びつかないのです。
だからこそ、
戦後に導入されたサマータイムは廃止されたのでしょう。<br />
もともと今回のサマータイムの導入は、
経団連の要請に基づくものでした。
経団連は当然、
そうした過去の経緯を知っているはずです。
それなのに、
なぜサマータイム導入を打ち出してきたのでしょうか。」
</blockquote><p>
まぁ（笑），
戦後直後のサマータイムが廃止された理由についてはアレだけど，
サマータイム導入はサービス残業を増やすだけってのは同感だ。
だいたい，
江戸時代の「明け六つ暮れ六つ」じゃないんだから，
今の時代に太陽の運行に合わせて時刻を弄ることに意味があるとは思えない。
<a href="http://www.baldanders.info/spiegel/remark/archives/000045.shtml">以前にも書いた</a>けど，
サマータイムは現代の「授時」であり，
このような悪習こそ世界的に取り除くべきだと思うけどね。
</p><p>
そうそう，
サマータイムと環境の関係だけど
<a href="http://www.technobahn.com/news/2008/200803051254.html">「夏時間を採用するとエネルギー消費量は逆に増える」</a>
らしい。
某首相は知らないようだけど。
こんな脳みそが江戸時代な人が首相だなんて，
某国も亡国になりそうだよ。
</p>]]><![CDATA[<div class="hreview" ><a class="item url" href="http://www.amazon.co.jp/gp/redirect.html%3FASIN=4827550107%26tag=baldandersinf-22%26lcode=xm2%26cID=2025%26ccmID=165953%26location=/o/ASIN/4827550107%253FSubscriptionId=0G91FPYVW6ZGWBH4Y9G2"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/31FreiBpf3L._SL160_.jpg" alt="photo" class="photo"  /></a><dl ><dt class="fn"><a class="item url" href="http://www.amazon.co.jp/gp/redirect.html%3FASIN=4827550107%26tag=baldandersinf-22%26lcode=xm2%26cID=2025%26ccmID=165953%26location=/o/ASIN/4827550107%253FSubscriptionId=0G91FPYVW6ZGWBH4Y9G2">年収崩壊―格差時代に生き残るための「お金サバイバル術」 (角川SSC新書 10)</a><img src='http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=baldandersinf-22&l=ur2&o=9' width='1' height='1' border='0' alt='' /></dt><dd>森永 卓郎 </dd><dd>角川・エス・エス・コミュニケーションズ 2007-10</dd><dd>評価<abbr class="rating" title="4"><img src="http://g-images.amazon.com/images/G/01/detail/stars-4-0.gif" alt="" /></abbr> </dd></dl><p class="similar"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334783554/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4334783554.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="新版 年収300万円時代を生き抜く経済学 (知恵の森文庫)"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4901318519/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4901318519.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="緊急版 年収120万円時代-生き抜くための知恵と工夫-"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569648975/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4569648975.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="「騙されない!」ための経済学 モリタク流・経済ニュースのウラ読み術 (PHPビジネス新書 55) (PHPビジネス新書 55)"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4827550093/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4827550093.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="なぜ夜に爪を切ってはいけないのか―日本の迷信に隠された知恵 (角川SSC新書 9)"  /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/482224606X/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/482224606X.09._SCTHUMBZZZ_.jpg"  alt="構造改革の時代をどう生きるか 成果主義・拝金主義を疑え!"  /></a> </p><p class="gtools" >by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a> ,  <abbr class="dtreviewed" title="2008/05/27">2008/05/27</abbr></p></div>]]></content:encoded>
</item>

<item rdf:about="http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000377.shtml">
  <title>国民は国の「子ども」ではない</title>
  <link>http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000377.shtml</link>
  <description>またフィルタリング周りが色々ときな臭い。</description>
  <dc:subject>Code</dc:subject>
  <dc:creator>Spiegel</dc:creator>
  <dc:date>2008-04-07T10:50:45+09:00</dc:date>
  <cc:license rdf:resource="http://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/" />
  <content:encoded><![CDATA[<p>
またフィルタリング周りが色々ときな臭い。
</p><ul>
<li><a href="http://ofo.jp/blog1207249431.phtml">日本の子供たちからインターネットが消える日</a></li>
<li><a href="http://d.hatena.ne.jp/inflorescencia/20080404/1207266695">18歳未満の人たちがアクセスしている「それ」は、もう"the Internet"ではない</a></li>
<li><a href="http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20370849,00.htm">日本のインターネット産業に大きな節目？--自民と民主が重要法案を準備</a></li>
<li><a href="http://fr-toen.cocolog-nifty.com/blog/2008/04/post_9fff.html">天下りという腐敗の元</a></li>
<li><a href="http://ofo.jp/blog1207433498.phtml">リアルメディアが青少年ネット規制法案のヤバさを報じない訳</a></li>
</ul><p>
フィルタリングやレーティングの問題はいつだって古くて新しい問題。
ことあるごとに提起され，
フルボッコにされた挙句，
いずこかへ潜伏してしまう，
不定周期の脈動変光星のようなものだ。
</p><p>
フィルタリングには2つの切り口がある。
ひとつはセキュリティ管理上の切り口で，
もうひとつは教育上の切り口である。
セキュリティ管理上の切り口としてのフィルタリングは既に日常化している。
各種のウイルス対策ソフトや Websense のようなフィルタリングソフト等等である。
</p><p>
フィルタリングを教育の問題として考えた場合，
例えば「性表現や暴力・残酷表現が子どもの健全な育成に有害」という考え方がある。
でもこれは厳密には間違い。
それは親が「性表現や暴力・残酷表現」から感じる羞恥心や嫌悪感を子どもに押し付けているだけ。
ただのエゴであって教育ではない。
教育（というか躾）で大事なことのひとつは，
（社会に適応するために）奔放な性行為や暴力といったものへの衝動を自らコントロールできるようになることだ。
ただ「性表現や暴力・残酷表現」に蓋をするだけでそういったことができるようになるわけがないし，
臭いものに蓋をするだけなんてのは教育の放棄である，
と言っちゃってもいいだろう。
</p><p>
ただし，
養育・教育の過程の中で一定のフィルタリングをする必要はありうる。
WHO が1999年の総会で提案した「健康」の定義は以下のようなものらしい。
</p><blockquote>
「健康とは身体的・精神的・霊的・社会的に完全に良好な動的状態であり，
たんに病気あるいは虚弱でないことではない」
</blockquote><p>
これに対して精神科医の斎藤環さんは
<a href="http://spiegel.vox.com/library/book/6a00c22527e6f3604a00e398c87b4a0003.html">『思春期ポストモダン』</a>
の中でこう書かれている。
</p><blockquote>
「精神科的に問題になるとすれば、
それは精神的な意味で「良好な動的状態」とはなにか、
ということになるだろう。
この点について僕自身はこんなふうに考えている。
それは、
自由さと安定性が高いレベルで一致することだ、
と。」
（p.195）
</blockquote><p>
「性表現や暴力・残酷表現」が子どもたちの目につく状態が日常的化している状況は，
精神的な意味での「健康」に悪影響を与えるかもしれない，
とは誰もが懸念することだろう。
それを防ぐ意味でゾーニングやフィルタリングを行うことは意味がある。
例えば，
子どもの通学路上にあるコンビニにはエロ本を置かないとか，
電車の中刷り広告に扇情的なタイトルやヌード写真を掲載しないとかいうのもゾーニングの一種だ。
</p><p>
今回のフィルタリングの問題は大きく分けて2つある。
ひとつはセキュリティの問題と教育の問題がごっちゃになっていること。
もうひとつはフィルタリングを行うとして，
そのコントロールを誰が握るのか，
ということだ。
今の法案のままではセキュリティ対策企業（とその利権に群がる人々）が儲かるだけで，
他の誰にもベネフィットはない。
</p><p>
日本のような儒教国家には親子関係について独特の思想がある。
それは「孝」の概念。
親孝行の「孝」である。
日本の家族は「孝」の連鎖で構成され，
死ぬまで「孝」に支配される（あまりに日常的過ぎてそれが宗教的概念だと思わない人もいるかもしれないが）。
今回の法案はいかにも日本的な「孝」の色に染められた家父長的性格の強い内容だ。
その証拠にフィルタリングのコントロールを握っているのは国民ではない。
子どもを守ることを大儀としている筈なのに，
子どもを守る主体である保護者には何の権限もないのだ。
ケータイのフィルタリングがまだ救いなのは，
（道具としてのフィルタリングについては議論の余地があるにせよ）
フィルタリングのコントロールを最終的に保護者に求めている点である。
今回の法案にはそれすらない。
（子どもを守る筈の保護者がそれを成していない，
という点（たとえば児童ポルノの問題もそのひとつだ）については今回は置いておく）
</p><p>
国民は国家の子ども（臣民）ではない。
古き良き封建時代を懐かしむために現実の「国」を脅かさないでいただきたい。
</p>]]></content:encoded>
</item>


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    <title>Baldanders.info</title>
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