List of boinc - Baldanders.info
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2013-07-24T09:00:00+00:00
バルトアンデルスは連続的な怪物,時間の怪物である。(ホルヘ・ルイス・ボルヘス 『幻獣辞典』より)
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BOINC for Android
tag:Baldanders.info,2013-07-24:/blog/000647/
2013-07-24T09:00:00+00:00
2013-07-24T09:00:00+00:00
Android 版の BOINC が登場した。最初「どうかなぁ」って感じだったけど,バッテリ駆動中は動作しないようなので Nexus 7 に入れてみることにした。
Spiegel
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<p> Android 版の BOINC が登場した。 </p><ul> <li><a href="http://boinc.berkeley.edu/dev/forum_thread.php?id=8519">BOINC for Android launched</a></li> <li><a href="https://play.google.com/store/apps/details?id=edu.berkeley.boinc&hl=ja">BOINC - Google Play</a></li> <li><a href="http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1307/24/news055.html">Androidの空き時間で科学に貢献──「BOINC」の公式アプリが登場 - ITmedia エンタープライズ</a></li> </ul><p> 最初「どうかなぁ」って感じだったけど,バッテリ駆動中は動作しない(これは設定で変更できる)ようなので Nexus 7 に入れてみることにした。 BOINC では同時に複数のプロジェクトに参加できるが,Android 版では今のところ以下の6つのプロジェクトのみ対応しているようである。 </p><ul> <li><a href="http://asteroidsathome.net/boinc/">Asteroids@home</a></li> <li><a href="http://einstein.phys.uwm.edu/">Einstein@Home</a></li> <li><a href="http://oproject.info/">O-Project@Home</a></li> <li><a href="http://pogs.theskynet.org/pogs/">theSkynet POGS</a></li> <li><a href="http://www.worldcommunitygrid.org/">World Community Grid</a></li> <li><a href="http://www.rechenkraft.net/yoyo/">Yoyo@Home</a></li> </ul><p> 私はこの中で Asteroids@home と Einstein@Home をチョイス。 実際に Nexus 7 内で実行している。 </p><p> ちなみに Asteroids@home はその名の通り小惑星の捜索および光度測定を行う。 また Einstein@Home はアメリカの LIGO やドイツの GEO 600 といったレーザー干渉計を用い,重力波の直接観測を目指している(なんで日本の干渉計は参加しないんだろうねぇ。だから日本はブツブツブツ...)。 </p><p> Einstein@Home の様子を見てみると,比較的負荷の小さいタスクを取ってきて,ゆるゆると計算を行なっているようである。 BOINC をバックで走らせながら Amazon MP3 で音楽を聞いたり yomoyomo さんの『<a href="http://tatsu-zine.com/books/copyright-3dprinting">3Dプリンティングと著作権を考える</a>』を読んだりしても全く違和感はない(ただ Nexus 7 の背面が熱くなるのがちょっと気になる)。 まぁしばらく様子見かな。 </p><p> BOINC は旧 SETI@home の成果から誕生したんだけど,今日本で BOINC の各プロジェクトに参加してる人ってどのくらいいるんだろう。 BOINC 以降の <a href="http://setiathome.ssl.berkeley.edu/">SETI@home</a> は当時ほどの熱狂はなくなってみんな淡々とやってる感じだが(でも相変わらずの資金不足で時々寄付依頼のメールが来る),日本国内ではどうなんだろうねぇ。 メーリングリストが終了しちゃったのでどんな感じかわからない。 <a href="http://huaa.baldanders.info/">うちのチーム</a>は細々とでも継続してくださる人がいてありがたいのだが。 </p><p> 日本発の学術プロジェクトとか登場すれば嬉々として参加するんだけど。 まぁ BOINC 型のプロジェクトは,いかに(世界中の)ユーザの関心を集められるかってのが重要なので,日本人は苦手そうだけどさ。 </p>
“SHA-1 Collision Search Graz”
tag:Baldanders.info,2007-09-09:/blog/000347/
2007-09-09T09:00:00+00:00
2007-09-09T09:00:00+00:00
「計算機暗号屋日記」の記事で知ったのですが,“SHA-1 Collision Search Graz”というのがあるようです。(追記あり)
Spiegel
/profile/
<p>
<a href="http://flu.if0.org/~maro/j/diary/0708.html#30">「計算機暗号屋日記」の記事</a>で知ったのですが,
<a href="http://boinc.iaik.tugraz.at/sha1_coll_search/">“SHA-1 Collision Search Graz”</a>
というのがあるようです。
<a href="http://boinc.berkeley.edu/">BOINC</a> ベースの分散コンピューティングプロジェクトということで<a href="http://boinc.iaik.tugraz.at/view_profile.php?userid=2469">私も早速参加</a>しました。
</p><p>
ハッシュ関数である SHA-1 のアルゴリズム上の欠陥により,
ハッシュ値が衝突する可能性が考えられているよりもずっと高いと言われていることは<a href="https://baldanders.info/blog/000204/">以前書きました</a>が,
<a href="http://boinc.iaik.tugraz.at/sha1_coll_search/">“SHA-1 Collision Search Graz”</a> はこの問題の実証実験という位置付けのようです。
暗号技術に関心のある方,
計算機パワーに余裕のある方,
このプロジェクトのために余分に電気代を払ってもいいという方はぜひご参加ください。
<a href="http://boinc.berkeley.edu/">BOINC</a> は複数の分散コンピューティング・プロジェクトと共存できます。
詳しくは <a href="http://spiegel.vox.com/library/posts/tags/boinc/">Vox で書いた記事</a>をどうぞ。
</p>
<p>
(追記 9/15)
</p><p>
いつの間にか URL が変わってました。
現在は以下の URL で行われています。
</p><ul>
<li><a href="http://boinc.iaik.tugraz.at/sha1_coll_search/">http://boinc.iaik.tugraz.at/sha1_coll_search/</a></li>
<ul>
</ul></ul>