List of cloud - Baldanders.info
tag:Baldanders.info,2014-10-23:/tags
2014-10-23T09:00:00+00:00
バルトアンデルスは連続的な怪物,時間の怪物である。(ホルヘ・ルイス・ボルヘス 『幻獣辞典』より)
https://baldanders.info/images/avatar.jpg
https://baldanders.info/images/avatar.jpg
小咄 ...いろいろ
tag:Baldanders.info,2014-10-23:/blog/000762/
2014-10-23T09:00:00+00:00
2014-10-23T09:00:00+00:00
太陽系外惑星系に名前をつけよう! / Send Your Name to Mars / 社会は新聞を必要としない / だだをこねる FBI / 日本版 WikiLeaks / 知的財産権と TPP / ウイルスバスターから乗り換える / Dropbox から乗り換える
Spiegel
/profile/
<p> 今回は戯れ言モードで。 </p><ol> <li><a href="#ExoWorlds">太陽系外惑星系に名前をつけよう!</a></li> <li><a href="#orion">“Send Your Name to Mars”</a></li> <li><a href="#media">社会は新聞を必要としない</a></li> <li><a href="#cipher">だだをこねる FBI</a></li> <li><a href="#WikiLeaks-ja">日本版 WikiLeaks</a></li> <li><a href="#tppip">知的財産権と TPP</a></li> <li><a href="#tools">ウイルスバスターから乗り換える</a></li> <li><a href="#cloud">Dropbox から乗り換える</a></li> </ol> <section id="ExoWorlds"> <h3>太陽系外惑星系に名前をつけよう!</h3> <ul> <li><a href="http://nameexoworlds.org/">NameExoWorlds</a></li> <li><a href="http://exoplanet.jp/">太陽系外惑星系に名前をつけましょう!</a></li> </ul><p> IAU(International Astronomical Union; 国際天文学連合)主催の太陽系外惑星系命名キャンペーン。 IAU が選定した260の系外惑星系およびその惑星305個に名前をつけようということらしいです。 </p><p> ただし個人では応募できなくて,あらかじめ団体登録が必要です。 応募可能な団体は天文関係のクラブまたは NPO だそうです(登録受付は先月までで終わっている? のかな)。 </p><p> 手続きは結構面倒で,まず今月中に登録団体による投票を行って命名対象の惑星系を20から30程度に絞ります。 その後,登録団体ごとに提案(proposal)を行います(今年いっぱい)。 </p><p> そして来年2015年3月から提案に対して一般投票が行われます。 投票できるのは <a href="http://nameexoworlds.org/">NameExoWorlds</a> に登録した個人です。 投票を踏まえ2015年7月に IAU の <q lang="en">Executive Committee Working Group on Public Naming of Planets and Planetary Satellites</q> にて最終決定します。 公表は2015年8月上旬に行われる IAU 総会で行われる予定です。 </p><p> 天文ファンの方々は来年の一般投票までお楽しみに! というところでしょうか。 </p> </section> <section id="orion"> <h3>“Send Your Name to Mars”</h3> <ul> <li><a href="http://mars.nasa.gov/participate/send-your-name/orion-first-flight/">Send Your Name to Mars - Mars Exploration Program</a></li> </ul> <figure lang="en"> <blockquote> <q>Your name will begin its journey on a dime-sized microchip when the agency’s Orion spacecraft launches Dec. 4 on its first flight, designated Exploration Flight Test-1. After a 4.5 hour, two-orbit mission around Earth to test Orion’s systems, the spacecraft will travel back through the atmosphere at speeds approaching 20,000 mph and temperatures near 4,000 degrees Fahrenheit, before splashing down in the Pacific Ocean.</q> </blockquote> <figcaption>(via <q><a href="http://www.nasa.gov/press/2014/october/send-your-name-on-nasa-s-journey-to-mars-starting-with-orion-s-first-flight/#.VEjQcxZcOUl">Send Your Name on NASA’s Journey to Mars, Starting with Orion’s First Flight | NASA</a></q>)</figcaption> </figure> <p> ちうわけで早速応募しました。 </p> <figure lang="en" style="margin:0 auto;text-align:center;"> <iframe src="http://mars.nasa.gov/participate/send-your-name/orion-first-flight/?action=getcert&e=1&cn=1119305" width="600" height="246" scrolling="no" frameborder="0"></iframe> <figcaption>BOARDING PASS</figcaption> </figure> <p> 締め切りは今月いっぱい。 </p> </section> <section id="media"> <h3>社会は新聞を必要としない</h3> <ul> <li><a href="http://d.hatena.ne.jp/yomoyomo/20141021/media">「報道メディアがなくなったらみんな困る」はほんとうか - YAMDAS現更新履歴</a></li> <li><a href="http://longtailworld.blogspot.jp/2009/03/clay-shirkys-newspapers-and-thinking.html">Long Tail World: クレイ・シャーキー「新聞、考えられないことを考える」:Clay Shirky's "Newspapers and Thinking the Unthinkable"</a></li> </ul><p> ここで言う「報道メディア」というのは新聞・テレビ・雑誌といったいわゆる「マスメディア」を指しているらしい。 で,それに対して </p> <figure> <blockquote> <q>社会は新聞を必要としない。必要なのはジャーナリズムだ。1世紀もの間、ジャーナリズムの強化と新聞の強化は互いにあまりにもきつく1本に括られてきたので、どっちがどっちか見分けがつかなくなっている。これは佳き偶然だった。が、その偶然が終わった今(まさに我々の眼前でそれは終わっている)、それに代わる様々なジャーナリズム強化策が求められている。</q> </blockquote> <figcaption>(<q><a href="http://longtailworld.blogspot.jp/2009/03/clay-shirkys-newspapers-and-thinking.html">Long Tail World: クレイ・シャーキー「新聞、考えられないことを考える」:Clay Shirky's "Newspapers and Thinking the Unthinkable"</a></q>より)</figcaption> </figure> <p> となるのだろう。 </p><p> これで思い出したのが歌川令三さんの『新聞がなくなる日』だったのだが,この本はもう売っぱらってしまったので手元にない。 たしかこの本では2011年のアナログ停波を機に既存のマスメディアは一気に縮小して最終的にはほぼ無くなるみたいな事が書いてあったような気がするが,実際にはそんなことはなさそうである。 </p><p> もう新聞・テレビ・雑誌は「万人のメディア」ではない。 それは間違いない。 テレビに addict する人々を指して「一億総白痴化」などと言ってのは大昔の話である。 </p><p> 逆に世間に流れる「ニュース」の量は,マスメディア全盛の時代よりも,圧倒的に増えている。 もはや「事実」だけを濾し取ることは不可能で,そこに付随する賞賛や批判や中傷や噂なども抱き合わせで喰らわされている。 </p><p> また特定のジャーナリストを信用するということもない。 マスメディアという権威を剥ぎ取られたジャーナリストには信頼を担保するものがない。 かといって不特定のユーザに対して地道に信頼を積み上げていくようなジャーナリストは(少なくとも日本では)皆無と言っていい。 </p><p> これが今メディアに現在進行形で起こっている「大変化」で,それは「ジャーナリズム」そのものの「再構築(restructuring)」であり,この変化と再構築に適応できず「放送(broadcasting)」しかできないマスメディアは,もはや全然お呼びでないのだ。 </p> </section> <section id="cipher"> <h3>だだをこねる FBI</h3> <figure> <blockquote> <q>コミー氏の発言を、普通の、分かりやすい言葉に直してみましょう。コミー氏が言ったことの本当の意味はこうです。 <blockquote> 「FBI長官、ジェームズ・コミーは、世界中の一人ひとりが追跡デバイスを常時携帯することを望む。このデバイスは所有者の通信内容を収集し、データが保存されているクラウドサービスに通じるものである。追跡デバイスの中身は、要請に応じて米国当局に提出されることになる。これにより人々のセキュリティが侵害されようが我々には関係ない。また、我々の目的は所有者のプライバシーよりも重要であるため、所有者もこの問題について関心を持つべきではない。」 </blockquote> [...] 要するに、コミー氏は世界中の一人ひとりのポケットにブラックボックスを取り付けたいのです。フライトのデータや通信を記録するブラックボックスは、航空機の操縦室では正当化されても、一般の人々のプライベートな生活で認められるものではありません。</q> </blockquote> <figcaption>(<q><a href="http://blog.f-secure.jp/archives/50736910.html">エフセキュアブログ : ブラックボックスを持ち運ぶ必要はない</a></q>より)</figcaption> </figure> <p> いや,もうね,セキュリティや暗号に関心があるまたは関連する業務を行っている人には毎度の話なのですよ。 実は似たような話は以前にもあった。 </p><ul> <li><a href="https://baldanders.info/blog/000492/">インターネットの裏口 — Baldanders.info</a></li> </ul><p> このときの対象は RIM 社だったけど,(主に「第3国」で)暗号化された通信内容の監視ができないことを理由に BlackBerry の主要サービスを禁止しようとした。 これに対して RIM 社は BlackBerry サーバを訴えのあった国に置くことでサービス禁止を回避している。 </p><p> 実はこの時も FBI からのちょっかいがあって,暗号データに裏口を設けろと主張していた。 もちろんこの FBI の提案が実現しなかったのは周知のとおりである。 </p><p> 米国では昔から定期的にこの手の議論が噴出する。 ここで説明するのは面倒なので,詳しくは Steven Levy さんの『暗号化』を読むか「鍵寄託(key escrow)」「Skipjack 暗号」「クリッパーチップ(Clipper Chip)計画」といったキーワードで検索してみてほしい。 </p><p> こういう意見もある。 </p> <figure> <blockquote> <q>ともかく、令状があれば開示可能な状態でデータを扱う義務があると私は考えていますし、そのための仕組みを作りこまなきゃならない。実はね、「誰にも解読できない状態」にするほうが簡単なんです、「管理者が特別な権限で解読可能にする」よりも。要するに、捜査協力のために秘密の抜け穴を開ける特別な仕組みを作る技術力がありませんよと吹聴しているようなものです。日本の通信事業者はみんな、非常に複雑で高度なシステムをそのために構築してがんばってるんですけど、それをサボったことをドヤ顔で言われると、ムカつきます(笑)。少なくとも、そんな企業に個人情報を任せたくないですね。</q> </blockquote> <figcaption>(<q><a href="http://blog.f-secure.jp/archives/50736910.html">FBI長官、スマホのデータ暗号化にあらためて難色</a></q>より)</figcaption> </figure> <p> おそらくこの著者の方はキャリアに近いところにおられる方だと思う。 </p><p> 電話の歴史は盗聴の歴史でもある。 それは電話がデジタル化されてからも同じだ。 以前書いた「<a href="https://baldanders.info/blog/000472/">GSM の暗号の解読</a>」でも紹介した『情報セキュリティ技術大全』の一節をここでも紹介しておこう。 </p> <figure> <blockquote> <q>電話会社の観点からいえば、 GSM は成功だった。 Vodafone などの GSM 通信事業者の株主は莫大な利益を得た。 その(ほんの)一部は、 GSM のチャレンジレスポンスメカニズムによってクローニングに歯止めがかかったおかげである。 暗号の弱点など大した問題ではなかった。 それらが悪用されたことはまったく(少なくとも、通信料収入を大きく損なうような形では)なかったからである。<br/> (中略)<br/> 犯罪者の観点からも、 GSM は申し分なかった。 GSM は、電話サービスの盗聴に対する歯止めにはならなかった。 単に犯罪の手口が変わっただけで、 そのつけはクレジットカード会社や、 アイデンティティ窃盗や路上での強盗に遭った被害者個人に回された。<br/> (中略)<br/> 顧客の観点から見れば、 GSM は本来完全に安全なものとして販売されていた。 これは正しかったのだろうか。 確かに基地局までの通信の暗号化によって、 アナログ電話でよく悩まされていた日常生活の盗聴はなくなった (有名人が被害を受け、 世間の注目を集めた事件がいくつかあった。 たとえば, チャールズ英皇太子が離婚前に愛人との会話を盗聴された英国での事件や、 ニュート・ギングリッジ元米下院議長が絡んだ米国での事件などである)。 しかし、 世界中のほぼすべての電話盗聴は巨大な諜報機関によって行われており、 彼等にとって暗号はほとんど問題にならない。</q> </blockquote> <figcaption>(『情報セキュリティ技術大全』 p.355-356 より)</figcaption> </figure> <p> これは GSM の話だけど 3G でも(そして多分 4G でも)状況は同じである(4G には関わったことがないので断言できないけど)。 キャリアの関心は「端末の不正使用の防止」であり,警察組織の関心は「〈犯罪者=市民〉の監視」である。 そして両者の共通点は「個人のプライバシーには関心がない」ことであり,その共通点で以って両者は協力関係にある。 </p><p> はっきり言うけど,端末内のデータはキャリアのものでも端末メーカのものでも(もちろん国家のものでも)ない。 だからいくら警察が端末メーカに礼状を持ってきても応じる義務はないし,すべきではない。 Apple も Google も「秘密の抜け穴を開ける特別な仕組みを作る技術力」がないわけではなく(まぁ Apple はないかも知れなけど)仕組みを作らないことで端末メーカとして「ユーザとの信頼」に関するリスクを回避している(日本企業は「お上のために」頑張って作ってそうだけど)。 もし応じる義務があるというのなら,それは端末の問題ではなく暗号全体に関わる話になる。 SSL/TLS や ssh やその辺に転がってる暗号ツールにも全部「裏口」を設けろということになってしまう(というか実際に FBI は一貫してそう主張している)。 これは「電話の盗聴」とは根本的に異なる話なのだ。 </p><p> たしかに20世紀までは「暗号」は軍事武器で個人が使うものではなかった(なので個人や企業には「弱い暗号」しか認められてなかった。今でも個人が暗号を使うことを禁止してる国がある)。 しかしここ20数年の間に民間の暗号技術(とその解読技術)は飛躍的に向上している。 つまり「警察にできることは犯罪者にもできる」のである。 だから米国は21世紀に入って暗号技術を解禁したのだ(輸出に関してはまだ規制が残ってるけど)。 警察に解読できるような暗号なんて使いものにならないからだ。 </p><p class="offrec"> (ただし,民間の暗号専門家と NSA との差はどうなってるか分からない。 10年前は「NSA との差は5年程度」と言われてた気がするが,あれから差は縮まったのか開いているのか) </p> <figure> <blockquote> <q>コミー氏は、デバイスのデータを使って解決した事件の例について話す際は、言葉数が増え、わかりにくい説明に終始しました。しかし、これまでに多くの事件がスマートデバイスにあるデータを「使わずに」解決されています。ほんの10年前には、この種の追跡デバイスはありませんでした。それでも警察は、殺人犯やその他の犯罪者を逮捕してきました。今日にもスマートフォンの使用をやめ、FBI追跡システムから逃れることも可能です。それは皆さんの権利で、そうしても法を犯すことにはなりません。セキュリティに通じた犯罪者の多くはおそらくそうしているでしょうし、コミー氏の思惑通りに事が運べば更に多くの犯罪者が同じようにするでしょう。ですから、FBIは携帯電話をブラックボックスに変えることなく犯罪を捜査する力を持たねばならないことは明らかなのです。コミー氏の提案は、純粋にご都合主義によるもので、データがあるという理由だけでそれを欲しがっているのであり、本当に必要だからというわけではないのです。</q> </blockquote> <figcaption>(<q><a href="http://blog.f-secure.jp/archives/50736910.html">エフセキュアブログ : ブラックボックスを持ち運ぶ必要はない</a></q>より)</figcaption> </figure><p> あと,今回の件について重要な視点を忘れてはいけない。 今は「<a href="https://baldanders.info/blog/000510/">WikiLeaks 以後</a>」で「スノーデン以後」なのだ。 個人にとって「国家」は信頼に足る存在ではなくなりつつある。 ここから後戻りすることはできない。 </p> </section> <section id="WikiLeaks-ja"> <h3>日本版 WikiLeaks</h3> <p> WikiLeaks と言えば日本版 WikiLeaks ができるらしい。 </p> <figure> <blockquote> <q>駿河台大学経済経営学部の八田真行専任講師は10月17日、日本記者クラブ主催の会合で講演し、「ウィキリークス」の日本版とも言える、内部告発サイトを12月に設立する考えを明らかにした。匿名化技術を用いて身元を知られたくない内部告発者の安全を守りつつ、報道機関の記者に情報を渡す仕組みだ。既に複数社の記者と準備を進めているという。</q> </blockquote> <figcaption>(<q><a href="http://www.huffingtonpost.jp/2014/10/19/wikileaks-japan_n_6009918.html">「ウィキリークス」の日本版、12月に開設へ 本家との違いは?</a></q>より)</figcaption> </figure> <p> いやぁ,まさかハフポストの記事を引用することになるとは思わなかったよ(日本のハフポストはその辺の「まとめ記事」と変わらないので基本的に見ていない(この記事もそうだし)。あと微妙に使いにくい)。 まぁ新聞系のページを指示するよりはマシだけど(新聞系のページは消えるからねぇ)。 ここで気になるのは,やはり特定秘密保護法との兼ね合いかな。 </p><p> 「<a href="https://baldanders.info/blog/000510/">『日本人が知らないウィキリークス』を読む</a>」でも紹介したけど,日本では内部告発は「公益通報」として社会システムに包摂されている。 しかし WikiLeaks はその「公益」を無効化する破壊力がある。 日本版 WikiLeaks がそこまでの存在になれるかは疑問だけど,意義はあるかも知れない。 </p> </section> <section id="tppip"> <h3>知的財産権と TPP</h3> <p> そして WikiLeaks といえば TPP だよね。 </p><ul> <li><a href="https://www.techdirt.com/articles/20141016/05300128842/latest-intellectual-property-chapter-tpp-agreement-leaked-would-be-disaster-public-health.shtml">Latest Intellectual Property Chapter Of TPP Agreement Leaked: Would Be A Disaster For Public Health | Techdirt</a></li> <li><a href="http://gigazine.net/news/20141017-tpp-drm-copyright/">TPPの資料がまた流出、アメリカが著作権に関する戦慄の提案を推し進めていることが明らかに - GIGAZINE</a></li> <li><a href="http://r.binb.jp/epm/e1_3251_02102014015414/">誰のための著作権か — TPPと日本の知的財産権</a></li> </ul><p> 『<a href="http://r.binb.jp/epm/e1_3251_02102014015414/">誰のための著作権か — TPPと日本の知的財産権</a>』は必読。 断片的にしか伝わってこない TPP の情報をリークを基に分かりやすく解説している。 </p><p> そういや <a href="http://thinktppip.jp/">ThinkTPPIP</a> って仕事してるの? って思ったが一応してるのね。 まぁ MIAU と一緒で,あそこもあまり過激な行動はできないみたいだし,あまり期待しないでおくことにしよう。 </p><p> 表現とかアイデアってのは本来誰のものでもなく「公有」のものである。 でも近代社会では,それでは作家(というより出版社)や発明家がマネタイズできないから期限付きで「財産権」を付与しましょう,というのが元々の発想なのだ。 だから「ボクの考えた表現」や「ボクの考えたアイデア」や「ボクの考えた名前」や「ボクの考えた怪獣」や「ボクの考えたネズミ」は「ボク」のものではない。 TPP で密かに推し進められている知的財産権戦略(特に著作権期間の延長や非親告罪化等の議論)は「公有」のものを「私有化」する動きであり,ぶっちゃけこれは「侵略」なのである。 </p> <section> <h4>「空き地」と commons</h4> <p> そういえば『<a href="http://r.binb.jp/epm/e1_3251_02102014015414/">誰のための著作権か</a>』に書かれていて「<a href="http://japan.cnet.com/sp/copyright_study/">18歳からの著作権入門</a>」にも言及があるのだが </p> <figure> <blockquote> <q>創る側も、ここまでなら怒られないかな、といった間合いをはかりながらやる。つまり「阿吽の呼吸」で二次創作文化ははぐくまれて来たのですね。日本人は声高に法律のルールを論じたり作ったりするのはあまりうまくない。しかしこういう、阿吽の呼吸をはかるのは恐らくかなり上手です。だからこそ、世界に誇る二次創作文化が「建前上は違法」なのにここまで開花したのでしょう。</q> </blockquote> <figcaption>(<q><a href="http://japan.cnet.com/sp/copyright_study/35054598/">二次創作 ~パロディ・リミックス・サンプリングの限界は? - CNET Japan</a></q>より)</figcaption> </figure> <p> それは「阿吽の呼吸」じゃないと思う。 「阿吽の呼吸」というのは両者が対等でないと成立しない。 でも日本の(少なくとも現代の)2次創作は対等の関係ではない。 言ってみればそれは「空き地で遊んでいる子ども」と同じ。 </p><p> 「空き地」は私有地だけど,かつてはそこで遊ぶことに関して「お目こぼし」されていた(昔の話だよ)。 なぜならそれは「子どものやること」だからだ。 だから「子どものやること」で済まなくなれば当然怒られる。 で,そのさじ加減は法的根拠なんか何にもなくてあくまで所有者の裁量で決まっている。 </p><p> 今の子どもは「空き地」で遊ぶことはほぼ許されない。 私有地だから。 子どもが遊ぶためには明示的な commons が必要なのだが「公有」と「私有」と「共有」の区別ができない子どもには commons が作れない。 今の2次創作はそれと全く同じ。 </p><p> 日本はいつもそう。 限定的な環境に過剰に適応してしまい,「外乱」によっていとも簡単にパニックに陥り最終的には駆逐される。 日本の産業界ではそれを称して「ガラパゴス」と呼んでいる。 創作と TPP の関係もそれと同じ。 TPP は「外乱」で公有地の私有化を目論んでいる。 でも日本の権利運用はあまりにも ad hoc で,利用者は「公有」と「私有」と「共有」の区別ができない「子ども」なのである。 そこから改善していかないと駆逐されちゃうよ。 </p> </section> </section> <section id="tools"> <h3>ウイルスバスターから乗り換える</h3> <p> 初代のスマホ以来<a href="https://baldanders.info/blog/000536/">お世話になっているウイルスバスターモバイル</a>。 更新時期が迫っていてどうしようかと思っていたのだが,<a href="http://www.avira.com/en/free-antivirus-android">無料の Avira</a> に乗り換えることにした。 理由は4つ。 </p><ul> <li>スマホの最大のリスクは紛失・盗難だが,最近は「<a href="https://www.google.com/android/devicemanager">Android デバイス マネージャー</a>」でリモート制御できるようになった</li> <li>適切な運用をしていれば malware の実質的な被害はほぼゼロ</li> <li>バックアップはクラウドで OK</li> <li>以上の点を踏まえた上でウイルスバスターモバイルの利用料は割高に見える</li> </ul><p> いやウイルスバスターモバイルも頑張ってるのは知っている。 </p><ul> <li><a href="http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20141022_672455.html">「ウイルスバスター モバイル」が不正アプリのダウンロードブロック機能搭載 -INTERNET Watch</a></li> </ul><p> が,正直に言って malware は正規のストアを使いよほど変なアプリでも入れない限り問題にならない。 正規のストアに malware が全くないわけではないが,よく見れば怪しいものはわかるし,話題になれば削除もされるので,まぁ大丈夫。なレベルで済んでいる。 将来的にはどうなるかわからないが。 </p><p> 個人的には安全な VPN サービスが欲しいところ。 そういうのがあれば,またお金を出してもいいかなぁ。 </p><p> スマホのセキュリティ管理については以下を参考にどうぞ。 </p><ul> <li><a href="https://baldanders.info/blog/000516/">スマートフォンのセキュリティ管理 — Baldanders.info</a></li> </ul><p> 安全なネットライフを。 </p> </section> <section id="cloud"> <h3>Dropbox から乗り換える</h3> <p> 今の HTC のケータイに乗り換えた時にボーナスで Dropbox の容量を23GBほど貰ったんだけど,それが期限付きで,2年縛りが終わる今年末で期限が切れる。 Dropbox からは Pro に乗り換えろと言われているのだが,思い切って Dropbox から他のストレージサービスに乗り換えることにした。 </p><ul> <li><a href="https://www.dropbox.com/">Dropbox</a> 自体のアカウントは無料のまま残す。 <a href="http://keepass.info/">KeePass</a> 用に使うし(KeePass のファイルは暗号化してあるので一応安全),他の人との共有で使えるかもしれない</li> <li>プライバシー上問題のないドキュメントを <a href="https://box.com/">box</a> に移行する。 box では10GBもらえる。実は愛用の <a href="https://play.google.com/store/apps/details?id=udk.android.reader">ezPDF Reader</a> が box と連携できるので都合がいいのだ。ドキュメントはクラウドに置くべきだよね</li> <li>携帯端末にある写真のバックアップは <a href="https://www.copy.com/">Copy</a> で行う。最初から20GB貰えるので写真や動画はこちらのほうが都合が良い。私の場合プライバシー上問題のある写真は撮らない主義なので素のままクラウドに置いても問題ない</li> <li>ちょっと内容がアレかなぁ,というファイルは <a href="https://spideroak.com/">SpiderOak</a> に入れることにした。本当は <a href="http://keepass.info/">KeePass</a> のデータベースファイルもこっちに入れたいが,アプリが対応していない</li> </ul><p> というわけで Dropbox はほぼ「要らない子」になりつつある。 </p><ul> <li><a href="http://jp.techcrunch.com/2014/10/13/20141011edward-snowden-new-yorker-festival/">スノーデンのプライバシーに関する助言:Dropboxは捨てろ、FacebookとGoogleには近づくな - TechCrunch</a></li> </ul> </section> <section> <h3>今回紹介した参考図書</h3> <div class="hreview"><a class="item url" href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4794214391/baldandersinf-22/"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/517ERFEPH7L._SL160_.jpg" alt="photo" class="photo"/></a><dl><dt class="fn"><a class="item url" href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4794214391/baldandersinf-22/">新聞がなくなる日</a></dt><dd>歌川 令三 </dd><dd>草思社 2005-09-06</dd><dd>評価<abbr class="rating" title="3"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/G/01/detail/stars-3-0.gif" alt=""/></abbr> </dd></dl><p class="similar"><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4106102056/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/4106102056.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="新聞社―破綻したビジネスモデル (新潮新書)"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344981693/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/4344981693.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="新聞消滅大国アメリカ (幻冬舎新書)"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062186942/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/4062186942.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="2020年新聞は生き残れるか"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/458285446X/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/458285446X.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="新聞再生―コミュニティからの挑戦 (平凡社新書)"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4166607081/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/4166607081.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="2011年新聞・テレビ消滅 (文春新書)"/></a> </p> <p class="description">今となっては古びた感を否めない。当時としてはまともな考察だった。</p> <p class="gtools">reviewed by <a href="#me" class="reviewer">Spiegel</a> on <abbr class="dtreviewed" title="2014-10-23">2014/10/23</abbr> (powered by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html">G-Tools</a>)</p> </div> <div class="hreview"><a class="item url" href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4314009071/baldandersinf-22/"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51ZRZ62WKCL._SL160_.jpg" alt="photo" class="photo"/></a><dl><dt class="fn"><a class="item url" href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4314009071/baldandersinf-22/">暗号化 プライバシーを救った反乱者たち</a></dt><dd>スティーブン・レビー 斉藤 隆央 </dd><dd>紀伊國屋書店 2002-02-16</dd><dd>評価<abbr class="rating" title="5"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/G/01/detail/stars-5-0.gif" alt=""/></abbr> </dd></dl><p class="similar"><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478028443/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/4478028443.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="仮想通貨革命---ビットコインは始まりにすぎない"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/487593100X/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/487593100X.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="ハッカーズ"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4891003383/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/4891003383.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="CODE コードから見たコンピュータのからくり"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478028257/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/4478028257.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="起業のエクイティ・ファイナンス---経済革命のための株式と契約"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/410215972X/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/410215972X.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="暗号解読〈上〉 (新潮文庫)"/></a> </p> <p class="description">暗号技術について学ぶ前に,これだけは最低限読んどけ。</p> <p class="gtools">reviewed by <a href="#me" class="reviewer">Spiegel</a> on <abbr class="dtreviewed" title="2014-09-05">2014/09/05</abbr> (powered by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html">G-Tools</a>)</p> </div> <div class="hreview"><a class="item url" href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822281426/baldandersinf-22/"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/61DEAM8EPXL._SL160_.jpg" alt="photo" class="photo"/></a><dl><dt class="fn"><a class="item url" href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822281426/baldandersinf-22/">情報セキュリティ技術大全―信頼できる分散システム構築のために</a></dt><dd>ロス アンダーソン Ross J. Anderson </dd><dd>日経BP社 2002-09-07</dd><dd>評価<abbr class="rating" title="4"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/G/01/detail/stars-4-0.gif" alt=""/></abbr> </dd></dl><p class="similar"><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4434196510/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/4434196510.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="セスぺの春26 情報セキュリティスペシャリスト試験の最も詳しい過去問解説"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0789749599/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/0789749599.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="CISSP Practice Questions Exam Cram"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797361190/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/4797361190.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方 脆弱性が生まれる原理と対策の実践"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797350997/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/4797350997.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="新版暗号技術入門 秘密の国のアリス"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4757101333/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/4757101333.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="CISSP認定試験 公式ガイドブック"/></a> </p> <p class="description">10年以上前の本だが内容はさほど古びていない。歴史資料としても価値があると思う。</p> <p class="gtools">reviewed by <a href="#me" class="reviewer">Spiegel</a> on <abbr class="dtreviewed" title="2014-10-23">2014/10/23</abbr> (powered by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html">G-Tools</a>)</p> </div> <div class="hreview"><a class="item url" href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4862486932/baldandersinf-22/"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41OTZHSZDXL._SL160_.jpg" alt="photo" class="photo"/></a><dl><dt class="fn"><a class="item url" href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4862486932/baldandersinf-22/">日本人が知らないウィキリークス (新書y)</a></dt><dd>小林 恭子 白井 聡 塚越 健司 津田 大介 八田 真行 浜野 喬士 孫崎 享 </dd><dd>洋泉社 2011-02-05</dd><dd>評価<abbr class="rating" title="4"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/G/01/detail/stars-4-0.gif" alt=""/></abbr> </dd></dl><p class="similar"><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797672897/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/4797672897.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480067876/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/4480067876.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="日本劣化論 (ちくま新書)"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4152091975/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/4152091975.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="全貌ウィキリークス"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4396112106/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/4396112106.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="日本人のための戦略的思考入門――日米同盟を超えて(祥伝社新書210)"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062881497/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/4062881497.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="不愉快な現実 中国の大国化、米国の戦略転換 (講談社現代新書)"/></a> </p> <p class="description">WikiLeaks のインパクトと「WikiLeaks 以後」について分かりやすく解説した論説集。</p> <p class="gtools">reviewed by <a href="#me" class="reviewer">Spiegel</a> on <abbr class="dtreviewed" title="2014-10-23">2014/10/23</abbr> (powered by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html">G-Tools</a>)</p> </div> </section>
Kindle Cloud Reader 他
tag:Baldanders.info,2014-10-05:/blog/000747/
2014-10-05T09:00:00+00:00
2014-10-05T09:00:00+00:00
球場ラヴァーズ / Kindle Cloud Reader 日本版 / 「18歳からの著作権入門」
Spiegel
/profile/
<p> 今回は<a href="https://baldanders.info/spiegel/log/">戯れ言</a>モードで。 </p> <section> <h3>球場ラヴァーズ</h3> <p> 台風18号(PHANFONE)のおかげで巨人戦が1日延びました。 </p><p> 広島市って「支店都市」なのですよ,都会の方はピンと来ないかもしれないですが。 沢山の人が広島に来られて,それからまた違う土地へ去っていく。 そういう土地柄。 だから本当に色んな人がいるのですよ。 </p><p> 広島に住んでるからってカープやサンフレッチェのファンとは限らない。 <a href="http://hiroshimadragonflies.com/">広島にプロバスケットボールチームができた</a>みたいだけど,私は<a href="http://www.susanoo-m.com/">実家の方のチーム</a>のファンだったりするし(リーグが違うけど。ドラゴンフライも頑張ってね)。 でもやっぱり広島にいるなら広島のチームのいるスポーツで楽しんで欲しい。 で,広島にいなくても広島のチームのファンなら,そのチームを応援することで楽しんで欲しいのですよ。 </p><p> 「球場ラヴァーズ」シリーズを書かれている石田敦子さんは福山出身だそうで。 地理的にピンと来ない人もいるでしょうが,福山市から広島市に来るのって何気に大変なんですよ。 だから今の「こいコイ!」で中学生の主人公が自分のお小遣いをやりくりしながら野球の応援に行く描写を見て「作者ご本人もそうだったのかなぁ」とか思ってしまいます。 </p><p> 石田敦子さんの作品を見たのは(アニメ以外では)「野球戦隊セ・リグンジャー」が最初で,そのあまりのインパクトに笑い転げてしまいました(「セ・リグンジャー」は「球場ラヴァーズ」の最初の単行本に収録されている。できればカラーのまま収録して欲しかった)。 「好き」であることを,狂おしいほどに(だからこそ)笑えるほどに突き詰める。 そんな作風が大好きです。 </p><p> だから <span class="caution">カープ女子</span> で全然 OK なんですよ。 入り口がどうだって,(たとえカープが強い間の)期間限定でも,商売まみれの応援でもいいじゃないですか。 それは必ず「楽しい記憶」として残るし,「楽しい記憶」になるようにするのがファンってもんだと思いますよ。 </p><p> というわけで,なんでこんなにギリギリになるまでせめぎ合わなきゃいけなかったのかとか,某77番はホンマ今期で勇退してくれとか,みんな頑張って球団黒字なのにいい選手を引き止められないのは何故なのかとか,諸々を飲み込んで明日は応援したいと思います。 </p> <div class="hreview"><a class="item url" href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4785953896/baldandersinf-22/"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/61%2Bx5pthXNL._SL160_.jpg" alt="photo" class="photo"/></a><dl><dt class="fn"><a class="item url" href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4785953896/baldandersinf-22/">こいコイ! ~球場ラヴァーズ~ (1) (ヤングキングコミックス)</a></dt><dd>石田敦子 </dd><dd>少年画報社 2014-09-30</dd><dd>評価<abbr class="rating" title="5"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/G/01/detail/stars-5-0.gif" alt=""/></abbr> </dd></dl><p class="similar"><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4785952687/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/4785952687.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="球場ラヴァーズ~だって野球が好きじゃけん~ 2 (ヤングキングコミックス)"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4864722951/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/4864722951.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="広島東洋カープファンあるある"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00AM84HF4/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/B00AM84HF4.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="広島アスリートマガジン2014年10月号 (頂点へ。【表紙☆丸佳浩/森﨑浩司】)"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4331802787/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/4331802787.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="野球次郎VOL.1 広島東洋カープ大事典〜「野球太郎」特別編集 (廣済堂ベストムック272号)"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4785952490/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/4785952490.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="球場ラヴァーズ~私を野球につれてって~ 3 (ヤングキングコミックス)"/></a> </p> <p class="description">「カープ女子」でもおっけー! カープはいつでも ALL-IN で! って本当は ALL-IN ってポーカー用語なんだって最近知った。</p> <p class="gtools">reviewed by <a href="#me" class="reviewer">Spiegel</a> on <abbr class="dtreviewed" title="2014-10-05">2014/10/05</abbr> (powered by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html">G-Tools</a>)</p> </div> <div class="hreview"><a class="item url" href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00FFXLBWI/baldandersinf-22/"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51IZjYzI--L._SL160_.jpg" alt="photo" class="photo"/></a><dl><dt class="fn"><a class="item url" href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00FFXLBWI/baldandersinf-22/">広島人の頭の中 (中経の文庫)</a></dt><dd>広島研究委員会 </dd><dd>KADOKAWA / 中経出版 2013-09-30</dd><dd>評価<abbr class="rating" title="4"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/G/01/detail/stars-4-0.gif" alt=""/></abbr> </dd></dl><p class="similar"><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00CFJJ44C/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/B00CFJJ44C.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="カープルール (中経出版)"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B008YOHZ5W/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/B008YOHZ5W.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="「史上最大の集金作戦 広島カープ」~市民とナインの熱い日々 ―熱き心、炎のごとく (プロジェクトX~挑戦者たち~)"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00JESRZ4I/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/B00JESRZ4I.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="るるぶ広島カープ (JTBのMOOK)"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00LF90IIY/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/B00LF90IIY.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="日本の特別地域 特別編集31 これでいいのか 広島県 広島市"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00MB2SKV6/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/B00MB2SKV6.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="広島今昔散歩 (中経の文庫)"/></a> </p> <p class="description">マジで受け取ったらダメですよ。ネタですから。</p> <p class="gtools">reviewed by <a href="#me" class="reviewer">Spiegel</a> on <abbr class="dtreviewed" title="2014-10-05">2014/10/05</abbr> (powered by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html">G-Tools</a>)</p> </div> </section> <section> <h3>Kindle Cloud Reader 日本版</h3> <p> Kindle 本を買うのっていつもタブレットからだったんで気が付かなかったよ。 </p><ul> <li><a href="https://read.amazon.co.jp/">Kindle Cloud Reader</a></li> <li><a href="http://japanese.engadget.com/2014/09/22/pc-kindle-cloud-reader/">アマゾン、PC ブラウザで読めるKindle Cloud Reader 提供開始。漫画・雑誌と洋書のみ - Engadget Japanese</a></li> <li><a href="http://yamayoshi.hatenablog.com/entry/2014/09/21/194216">ブラウザでKindle体験!Kindle Cloud Readerを試してみた - ぐるりみち。</a></li> <li><a href="http://smhn.info/201409-kindle-cloud-reader-review-digibook-21">「実際の使い勝手はどう? 対応書籍は? Kindle Cloud Reader を試す」デジほん21冊目 – すまほん!!</a></li> </ul><p> 日本でもようやくって感じですかねぇ。 つか,ここらが限界って感じもしますが。 </p><p> 正直言って漫画が PC で読めることにメリットを感じない。 既に携帯端末での閲覧が整備されきってるのに「わざわざパソコンで見る」人なんているのだろうか(Kindle 本を読むだけなら1万円以下の端末もある)。 </p><p> 一方で,技術書や雑誌が PC で見れるのは嬉しい。 パソコンで本を見ながら作業できるのはメリットがあるような気がする。 ただし,いまのところ Kindle Cloud Reader でみれるのは固定レイアウトの本のみ。 たとえば『はじめてのAndroidアプリ開発』は固定レイアウトなので Kindle Cloud Reader で見れるけどリフロー版の『HTML5 スタンダード・デザインガイド』は Kindle Cloud Reader では読めない(読むためには固定レイアウト版を別途買う必要がある)。 しかも固定レイアウトの本てのはぶっちゃけ<strong>画像データ</strong>なのでコピペできないのですよ。 使えん orz </p><p> まぁ,ここで今更文句を言っても始まらない。 さっきも言ったように Kindle ではここらが限界だと思う。 頭の硬い老出版社を相手にここまでよくやったというべきか。 </p><p> なので技術書を書いておられる著者のみなさん,できればデジタル本は<a href="http://tatsu-zine.com/">達人出版会</a>のような「未来に適応」した出版社から出していただけると嬉しいです。 </p><p> 参考: </p><ul> <li><a href="http://www.dotbook.jp/magazine-k/2010/05/17/dispute_about_drm_for_ebook/">電子書籍にDRMは本当に有効か? « マガジン航[kɔː]</a></li> <li><a href="http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1409/26/news024.html">明治図書出版はなぜDRMフリーの電子書籍販売に踏み切れたのか――担当者に聞いてみた - ITmedia eBook USER</a></li> </ul> <div class="hreview"> <a class="item url" href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00CZ711QS/baldandersinf-22/"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51918WvpWNL._SL160_.jpg" alt="photo" class="photo"/></a><dl><dt class="fn"><a class="item url" href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00CZ711QS/baldandersinf-22/">HTML5 スタンダード・デザインガイド~Webサイト制作者のためのビジュアル・リファレンス&セマンティクスによるコンテンツデザインガイド~ [リフロー版]</a></dt><dd>エ・ビスコム・テック・ラボ </dd><dd>マイナビ 2013-02-14</dd><dd>評価<abbr class="rating" title="4"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/G/01/detail/stars-4-0.gif" alt=""/></abbr> </dd></dl><p class="similar"><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00CZ711R2/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/B00CZ711R2.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="CSS3 スタンダード・デザインガイド【改訂第2版】 [リフロー版]"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00CALAWC8/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/B00CALAWC8.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="よくわかるJavaScriptの教科書 (教科書シリーズ)"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00BPLSH9E/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/B00BPLSH9E.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="jQueryデザインブック 仕事で絶対に使うプロのテクニック"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00IWHVLUG/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/B00IWHVLUG.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="これからの「標準」を身につける HTML+CSSデザインレシピ[固定レイアウト版]"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00M0ESXUI/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/B00M0ESXUI.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="Web制作者のためのCSS設計の教科書 モダンWeb開発に欠かせない「修正しやすいCSS」の設計手法"/></a> </p> <p class="description">HTML5 の基礎的な知識を仕入れるにはちょうどいい本(ただし情報は若干古め)。</p> <p class="gtools">reviewed by <a href="#me" class="reviewer">Spiegel</a> on <abbr class="dtreviewed" title="2014-08-17">2014/08/17</abbr> (powered by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html">G-Tools</a>)</p> </div> <div class="hreview"><a class="item url" href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00J3RXUG2/baldandersinf-22/"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51UJ4-5hBDL._SL160_.jpg" alt="photo" class="photo"/></a><dl><dt class="fn"><a class="item url" href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00J3RXUG2/baldandersinf-22/">TECHNICAL MASTER はじめてのAndroidアプリ開発 Android 4対応版</a></dt><dd>山田祥寛 </dd><dd>秀和システム 2012-12-01</dd><dd>評価<abbr class="rating" title="4"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/G/01/detail/stars-4-0.gif" alt=""/></abbr> </dd></dl><p class="similar"><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00KNOQ8UE/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/B00KNOQ8UE.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="Androidアプリ開発逆引きレシピ"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00KX5FKCA/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/B00KX5FKCA.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="良いAndroidアプリを作る139の鉄則"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00MIM1KFC/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/B00MIM1KFC.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="スッキリわかるJava入門 第2版"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00GH7KM62/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/B00GH7KM62.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="AndroidアプリUIデザイン&プログラミング アイデア固めからユーザーフィードバック分析まで"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00HWSLAJI/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/B00HWSLAJI.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="初歩からわかるAndroid最新プログラミング 増補改訂版"/></a> </p> <p class="description">初心者向けのリファレンス本。最初の取っ掛かりとして。</p> <p class="gtools">reviewed by <a href="#me" class="reviewer">Spiegel</a> on <abbr class="dtreviewed" title="2014-10-05">2014/10/05</abbr> (powered by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html">G-Tools</a>)</p> </div> </section> <section> <h3>「18歳からの著作権入門」</h3> <ul> <li><a href="http://japan.cnet.com/sp/copyright_study/">特集 : 18歳からの著作権入門 - CNET Japan</a></li> </ul><p> 「<a href="https://baldanders.info/cc-license.shtml#aboutCC">クリエイティブ・コモンズ・ライセンスについて</a>」の<a href="https://baldanders.info/cc-license.shtml#reference">参考文献</a>に追記した。 次回でいよいよ最終回らしい。 体系的に書かれているわけではないが,日本の法事情に即して書かれており,実用度が高い。 是非最初から読んでみることをお薦めする。 </p> <div class="hreview"><a class="item url" href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087207560/baldandersinf-22/"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/31X%2BN08wq4L._SL160_.jpg" alt="photo" class="photo"/></a><dl><dt class="fn"><a class="item url" href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087207560/baldandersinf-22/">誰が「知」を独占するのか-デジタルアーカイブ戦争 (集英社新書)</a></dt><dd>福井 健策 </dd><dd>集英社 2014-09-17</dd></dl><p class="similar"><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062882833/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/4062882833.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="デジタルは人間を奪うのか (講談社現代新書)"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4885260760/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/4885260760.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="インターネットビジネスの著作権とルール (エンタテインメントと著作権―初歩から実践まで5)"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087207536/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/4087207536.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="ニッポン景観論 (集英社新書)"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4990656059/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/4990656059.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="図書館職員採用試験 対策問題集 司書もん【第1巻】"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822250474/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/4822250474.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="コンテキストの時代―ウェアラブルがもたらす次の10年"/></a> </p> <p class="description">Kindle 版が出たら買う予定。てか,こういう本なら先にデジタルで出すべきじゃないの?</p> <p class="gtools">reviewed by <a href="#me" class="reviewer">Spiegel</a> on <abbr class="dtreviewed" title="2014-10-05">2014/10/05</abbr> (powered by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html">G-Tools</a>)</p> </div> </section>
Google Drive と競合するのは Dropbox ではない,ようだ
tag:Baldanders.info,2012-04-28:/blog/000598/
2012-04-28T09:00:00+00:00
2012-04-28T09:00:00+00:00
Google Drive の売りは Google お得意の強力な検索機能のようだ。つまり Google は,かつての Google Desktop をクラウド上に構築しようとしているのだ。とするなら Google Drive と競合するのは Dropbox のようなストレージ・サービスではなく,むしろ Evernote だろう。
Spiegel
/profile/
<p>
私のところでも <a href="https://drive.google.com/">Google Drive</a> が使えるようになったので,さっそく試してみた。
</p><p>
おおっ,かつて Google Notebook で書いてたメモ等がインポートされてるじゃないか。
よしよし。
「Google Drive for PC」というのがあるようなので早速ダウンロードしてみる。
PC と同期させるツールのようだ。
一瞬いやな予感がしたが,とりあえずインストールしてみる。
どうやら既存のフォルダを同期させるとか馬鹿なことはしないらしい。
よしよし。
早速インポートされた Google Notebook のドキュメントを開いてみる。
とひょーん! Google Docs に飛ばされてしまった。
ファイルをエディタで開いてみたら url と resource_id が JSON 形式で書かれているだけ。
ショートカット・ファイルかよ! つまりインポートされたのは Google Drive ではなく Google Docs だったのか。
</p><p>
Google Drive の売りは Google お得意の強力な検索機能のようだ。
つまり Google は,かつての Google Desktop をクラウド上に構築しようとしているのだ。
とするなら Google Drive と競合するのは Dropbox のようなストレージ・サービスではなく,むしろ Evernote だろう。
というような話が Tumblr 上でされていて「なるほど」と思った。
</p><p>
ところで Google の規約がヒドいと今更ながら話題になっているようだ。
Google は3月にそれまでの規約やポリシーを包括的にまとめている。
これらに関する批判は既に色々出ていて今更な感じがするのだが,せっかくなので一部分を紹介しておこう。
話題になっているコンテンツに関する部分はこうなっている。
</p><blockquote>
「本サービスの一部では、ユーザーがコンテンツを提供することができます。
ユーザーは、そのコンテンツに対して保有する知的財産権を引き続き保持します。
つまり、ユーザーのものは、そのままユーザーが所有します。<br/>
本サービスにユーザーがコンテンツをアップロードまたはその他の方法により提供すると、ユーザーは Google(および Google と協働する第三者)に対して、そのコンテンツについて、使用、ホスト、保存、複製、変更、派生物の作成(たとえば、Google が行う翻訳、変換、または、ユーザーのコンテンツが本サービスにおいてよりよく機能するような変更により生じる派生物などの作成)、(公衆)送信、出版、公演、上映、(公開)表示、および配布を行うための全世界的なライセンスを付与することになります。
このライセンスでユーザーが付与する権利は、本サービスの運営、プロモーション、改善、および、新しいサービスの開発に目的が限定されます。
このライセンスは、ユーザーが本サービス(たとえば、ユーザーが Google マップに追加したビジネス リスティング)の利用を停止した場合でも、有効に存続するものとします。」<br/>
(「<a href="https://www.google.co.jp/intl/ja/policies/terms/regional.html">Google 利用規約</a> -- 本サービス内のユーザーのコンテンツ」より)
</blockquote><p>
ちうわけで, Google はユーザの知的財産権を奪ったりはしない。
あくまで非排他的なライセンスであり,また Google 側も無制限にコンテンツを利用するわけではない点は押さえておくべきだろう。
比較のために Evernote の利用規約も見てみよう。
</p><blockquote>
「エバーノートが当社サービスを行うことを可能にするために、(当社によるお客様のコンテンツの処理、メンテナンス、保存、技術的複製、バックアップ及び配布その他の取扱いが、適用著作権その他の法令に違反することがないよう、)当社は、お客様が提供するコンテンツにつき、一定の許諾その他の権利を、お客様から得なければなりません。
従って、お客様は、当社サービスを利用しコンテンツを掲示することによって、エバーノートに対し、お客様のコンテンツを表示、実行及び配信すること、並びにエバーノートが当社サービスを運営及び推進できるように当該コンテンツを修正し複製することにつき、権利を許諾するものとします(お客様は、また、エバーノートが、当社のみの裁量に基づき、コンテンツの受領、掲載、保管、表示、公表又は伝達をしない旨選択する権利を有することに同意するものとします。)。
お客様は、これらの権利及び許諾につき、ロイヤルティが発生せず、撤回不能、かつ全世界的なものであり、また、エバーノートが、エバーノート・サービスの提供に関して契約上の関係を有する他者に対し、当該サービス提供の目的のために、当該コンテンツの利用を可能にし、かつ当該コンテンツに係る権利を移転することができ、また法的義務の遵守に必要であるとエバーノートが判断した場合にはお客様のコンテンツに第三者がアクセスすることを許可することができることも含まれる旨同意するものとします。」<br/>
(「<a href="http://www.evernote.com/about/intl/jp/tos/">利用規約</a> -- 5. 財産権、許諾及び制限」より)
</blockquote><p>
という感じで Google も Evernote も大差ないことが分かる。
</p><p>
この手の文言は Web 2.0 (というバズワード)の台頭で起こった様々な著作権トラブルを見てきた人にはおなじみのものだと思う。
サービス・プロバイダはユーザのデータを様々に再利用する。
そのためには権利者であるユーザから一定の許諾を得なければならない。
これは(特に強力な検索機能を謳っている Evernote や Google Drive においては)プライベートなデータでも同じである。
昔はユーザから権利の一部を譲渡させようとするバカなサービス(特に日本のサービス)もあったことを考えればずいぶん真っ当な内容である。
</p><p>
とはいえ Google に対して何の懸念もないかといえば,そうもいかないのが実情である。
例えば,最近では Google がブラウザのプライバシー保護機能を迂回していると暴露された(まぁこの件に関しては Facebook なども「同じ穴の狢」のようだが)。
</p><ul>
<li><a href="http://www.computerworld.jp/topics/576/Google%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%83%E3%83%81/201744/%E3%82%B0%E3%83%BC%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%81%8C%E3%80%8CSafari%E3%80%8D%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%81%AE%E8%A1%8C%E5%8B%95%E3%82%92%E7%9B%A3%E8%A6%96%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%9F%E5%8F%AF%E8%83%BD%E6%80%A7%E2%80%95%E2%80%95FTC%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E8%AA%BF%E6%9F%BB%E3%82%82">グーグルが「Safari」ユーザーの行動を監視していた可能性――FTCによる調査も | Computerworld</a></li>
<li><a href="http://www.computerworld.jp/topics/576/Google%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%83%E3%83%81/201753/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%82%82%E3%82%B0%E3%83%BC%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%81%8C%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%90%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%82%92%E7%A0%B4%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%81%A8%E9%9D%9E%E9%9B%A3">マイクロソフトもグーグルがプライバシー・ポリシーを破っていると非難 | Computerworld</a></li>
</ul><p>
こんな感じでプライバシーに対する Google の行動はあまり上品とは言えない(故に包括的な規約やポリシーにも懸念が生じるわけだが)。
私はしばらく前から Gmail で仕事のメールやプライベートなメールをしないようにしている(<a href="https://baldanders.info/pubkeys/">OpenPGP の公開鍵は一応用意してる</a>けどね)。
Google のサービスを利用するならこれらの点を踏まえて行動するべきである。
</p><p>
クラウドのサービスというのは大なり小なりリスクを伴う。
堅実なプライバシー・ポリシーを設定・運用しているサービスでも,ちょっとしたセキュリティ障害からプライベートな情報がこぼれてしまうこともある(1年前の PSN みたいなのは論外だが)。
日本人は(「安心」を求めて)リスクを下げるためにはいくらでもコストをかけていいと思ってる人が多いが,実際にはかけられるコストは有限だし,たとえ無限にコストをかけられるとしてもリスクはゼロにできない。
それよりも障害が発生した際にすばやく回復できるように備えておくことのほうがトータルでは「安全」なこともある。
その辺のバランスをとっていくのが「リスク・マネジメント」なのである。
</p>
<div class="hreview"><a class="item url" href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4484111160/baldandersinf-22/"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51xDAp%2BA4AL._SL160_.jpg" alt="photo" class="photo"/></a><dl><dt class="fn"><a class="item url" href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4484111160/baldandersinf-22/">グーグル ネット覇者の真実 追われる立場から追う立場へ</a></dt><dd>スティーブン・レヴィ 仲達志 </dd><dd>阪急コミュニケーションズ 2011-12-16</dd></dl><p class="similar"><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798124710/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/4798124710.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="イノベーションのDNA 破壊的イノベータの5つのスキル (Harvard Business School Press)"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4839933464/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/4839933464.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="Googleの正体 (マイコミ新書)"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4872576446/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/4872576446.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="Google誕生 ―ガレージで生まれたサーチ・モンスター"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/475712290X/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/475712290X.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="アップル、アマゾン、グーグルの競争戦略"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140815132/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/4140815132.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="パブリック―開かれたネットの価値を最大化せよ"/></a> </p><p class="gtools">by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html">G-Tools</a> , <abbr class="dtreviewed" title="2012/04/28">2012/04/28</abbr></p></div>
「さくらの VPS」に Scientific Linux をインストールする
tag:Baldanders.info,2011-10-09:/blog/000552/
2011-10-09T09:00:00+00:00
2011-10-09T09:00:00+00:00
覚え書きとして Scientific Linux のインストールからセットアップの最初のところまで書いておく。
Spiegel
/profile/
<p>
実はしばらく前から「自宅サーバのクラウド化」計画を進行中で(ここのところ中断していたが),「<a href="http://vps.sakura.ad.jp/">さくらの VPS</a>」を契約して現自宅サーバの中身を移行しようと考えている。
なにせ現行の自宅サーバは1999年製のふっるいデスクトップ機で,メモリと HDD 容量は若干強化してあるものの,いつ壊れてもおかしくないし,壊れても替えの部品はもう手に入らないだろうし。
あとはまぁ時流に乗って「<a href="http://vps.sakura.ad.jp/">さくらの VPS</a>」を使ってみたいなってのもあって。
</p><p>
ただ「<a href="http://vps.sakura.ad.jp/">さくらの VPS</a>」の標準 OS は CentOS 5 で若干古い気もしてたので,「Scientific Linux とかサポートしてくれないかなぁ」と思ってたら本当にサポートしてくれた。
</p><ul>
<li><a href="http://www.sakura.ad.jp/news/sakurainfo/newsentry.php?id=575">「さくらのVPS」にて「Scientific Linux」提供開始のお知らせ</a></li>
</ul><p>
ちうわけで,覚え書きとして Scientific Linux のインストールからセットアップの最初のところまで書いておく。
</p><p>
Scientific Linux のインストールは VPS コントロールパネルの「OS再インストール」から「カスタムOSインストールへ 」のリンク先へ行くと OS が選択できる。
今回は Scientific Linux 6 x86_64 を選択した(インストール後に確認したら正確には 6.1 らしい)。
特に理由はない。
標準 OS が CentOS 5.5 x86_64 なのでアーキテクチャを合わせてみたというだけだ。
</p><p>
インストールの前に JRE がインストール済みで(Firefox の場合は) Java Plug-in が有効になっていることを確認すること。
私はこれでちょっとハマった。
JRE はインストール済みだったのだが <a href="http://mozilla.jp/blog/entry/7289/">SSL/TLS 脆弱性の回避</a>のために Java Plug-in を無効にしていたのだ。
気づかないままいつまで経っても VNC が起動しないので「おかしいなぁ」と思ってたり。
</p><p>
インストールの開始が表示されたらネットワーク情報(IP アドレス・サブネットマスク・DNS サーバのアドレス)をメモしておいて VNC コンソールを起動する。
VPS コントロールパネルの「リモートコンソール」から「VNCコンソールを開く」のリンク先へ行くとコンソールが開く。
以降の操作は以下のマニュアルページを参照すれば問題ない(失敗しても「OS再インストール」からやり直せるのでご安心を)。
</p><ul>
<li><a href="http://support.sakura.ad.jp/manual/vps/mainte/custom_scientificlinux.html">Scientific Linux 6|カスタムOSインストールガイド</a></li>
</ul><p>
全て終了して仮想サーバを「起動」したら ssh で root にログインしてみる。
ログイン出来ればインストール成功である。
</p><p>
以降はインストール後のセットアップについて。
セキュリティ上の大事な部分だけ説明する。
なお操作にあたって以下のページを参考にした。
</p><ul>
<li><a href="http://akabeko.sakura.ne.jp/blog/2010/09/%E3%81%95%E3%81%8F%E3%82%89%E3%81%AEvps-%E3%82%92%E4%BD%BF%E3%81%84%E3%81%AF%E3%81%98%E3%82%81%E3%82%8B/">さくらのVPS を使いはじめる | アカベコマイリ</a></li>
<li><a href="http://akabeko.sakura.ne.jp/blog/2010/09/%e3%81%95%e3%81%8f%e3%82%89%e3%81%aevps-%e3%82%92%e4%bd%bf%e3%81%84%e3%81%af%e3%81%98%e3%82%81%e3%82%8b-2/">さくらのVPS を使いはじめる 2 ? sudo と SSH ポート変更 | アカベコマイリ</a></li>
<li><a href="http://akabeko.sakura.ne.jp/blog/2010/09/%e3%81%95%e3%81%8f%e3%82%89%e3%81%aevps-%e3%82%92%e4%bd%bf%e3%81%84%e3%81%af%e3%81%98%e3%82%81%e3%82%8b-3/">さくらのVPS を使いはじめる 3 ? iptables を設定する | アカベコマイリ</a></li>
<li><a href="http://dogmap.jp/2011/05/12/vps-security/">VPS 借りたら、せめてこれくらいはやっとけというセキュリティ設定 : dogmap.jp</a></li>
</ul><p>
まずは adduser, passwd コマンドで新しいユーザ(ここでは hogehoge)の登録とパスワードの設定を行う。
</p>
<blockquote><pre># useradd hogehoge
# passwd hogehoge</pre></blockquote>
<p>
後にパスワード認証を無効にするとはいえ,パスワードは十分長くて複雑なもの(巷にあるパスワードジェネレータを使うとよい)を選ぶこと。
パスワードを覚えられない場合は(使わないパスワードは覚えられないものだが), <a href="http://keepass.info/">KeePass</a> 等のパスワード管理ツールを使うとよいだろう,ってみんなやってるか。
</p><p>
次に作成したユーザでログインし, ssh の公開鍵を設定する。
<code>~/.ssh</code> (700)ディレクトリを作成しそこに公開鍵情報を記述した <code>authorized_keys</code> (600)ファイルを入れる。
公開鍵認証でログインできることを確認した後, root に移って <code>/etc/ssh/sshd_config</code> を編集する。
</p><ul>
<li>ポートを 22 から変更する(なるべく大きな値)</li>
<li><code>PermitRootLogin no</code></li>
<li><code>PasswordAuthentication no</code></li>
</ul><p>
その後 sshd を再起動する。
</p>
<blockquote><pre># service sshd restart</pre></blockquote>
<p>
これで ssh での root のログインとパスワード認証を無効にできる。
ssh のポートを変更するのは単純なポートスキャン(22番を ssh のポートとして狙い撃ちしてくる)から逃れるためだ。
</p><p>
ここでシステムのアップデートをしておく。
</p>
<blockquote><pre># yum update</pre></blockquote>
<p>
といっても現時点では全て最新になってるみたいなので何もアップデートされなかったけど。
</p><p>
次に sudo の設定をする。
</p>
<blockquote><pre># usermod -G wheel hogehoge</pre></blockquote>
<p>
更に visudo を起動し,以下のコメント部分を外す。
</p>
<blockquote><pre># %wheel ALL=(ALL) ALL
↓
%wheel ALL=(ALL) ALL</pre></blockquote>
<p>
以降の操作は root 以外のユーザ(ここでは hogehoge)で sudo コマンドを使って行うことができる。
ついでに <code>~/.bash_profile</code> に <code>/sbin:/usr/sbin:/usr/local/sbin</code> のパスを追加しておく。
</p><p>
次は iptables の設定である。
<code>/etc/sysconfig/iptables</code> を用意する。
中身は,例えばこんな感じ。
</p>
<blockquote><pre>*filter
:INPUT ACCEPT [0:0]
:FORWARD ACCEPT [0:0]
:OUTPUT ACCEPT [0:0]
:RH-Firewall-1-INPUT - [0:0]
<p>-A INPUT -j RH-Firewall-1-INPUT
-A FORWARD -j RH-Firewall-1-INPUT
-A RH-Firewall-1-INPUT -i lo -j ACCEPT
-A RH-Firewall-1-INPUT -p icmp –icmp-type any -j ACCEPT
-A RH-Firewall-1-INPUT -p 50 -j ACCEPT
-A RH-Firewall-1-INPUT -p 51 -j ACCEPT
-A RH-Firewall-1-INPUT -p udp –dport 5353 -d 224.0.0.251 -j ACCEPT
-A RH-Firewall-1-INPUT -p udp -m udp –dport 631 -j ACCEPT
-A RH-Firewall-1-INPUT -p tcp -m tcp –dport 631 -j ACCEPT
-A RH-Firewall-1-INPUT -m state –state ESTABLISHED,RELATED -j ACCEPT</p>
<h1 id="ssh-http">SSH, HTTP</h1>
<p>-A RH-Firewall-1-INPUT -m state –state NEW -m tcp -p tcp –dport xxxxx -j ACCEPT
-A RH-Firewall-1-INPUT -m state –state NEW -m tcp -p tcp –dport 80 -j ACCEPT</p>
<p>-A RH-Firewall-1-INPUT -j REJECT –reject-with icmp-host-prohibited</p>
<p>COMMIT</pre></blockquote></p>
<p>
(<code>COMMIT</code> の後ろには改行コードを入れないこと)
</p><p>
<code>xxxxx</code> には ssh のポート番号が入る。
他には80番(http)も許可している。
それぞれの使用環境に合わせて調整すればいいだろう。
<code>/etc/sysconfig/iptables</code> を設定したら以下のコマンドで再起動する。
</p>
<blockquote><pre>$ sudo /etc/rc.d/init.d/iptables restart</pre></blockquote>
<p>
記述が正しければうまく再起動するはずである。
</p><p>
最後にログ監視の設定をする。
ログ監視には logwatch をインストールする。
</p>
<blockquote><pre>$ sudo yum install logwatch</pre></blockquote>
<p>
インストールができたら <code>/etc/logwatch/conf/logwatch.conf</code> に報告先のメールアドレスを追記する。
</p>
<blockquote><pre>MailTo = hogehoge@exsamle.com</pre></blockquote>
<p>
これでメールアドレス宛に毎日報告が届くはずである。
ちなみに「<a href="http://vps.sakura.ad.jp/">さくらの VPS</a>」のお試し期間中はメール機能が使えないのでご注意を。
</p><p>
ところで NTP はどうなってるのかなぁ,と思って <code>/etc/ntp.conf</code> を覗いてみたら <code>ntp1.sakura.ad.jp</code> を参照してるみたい。
ためしに ntpq コマンドを打ってみたら以下のようになった。
</p>
<blockquote><pre>$ sudo ntpq -p
remote refid st t when poll reach delay offset jitter
==============================================================================
*ntp1.sakura.ad. .GPS. 1 u 6 64 377 8.532 -0.040 0.108</pre></blockquote>
<p>
GPS ? なのか?
</p><p>
とりあえず,今回はここまで。
</p>
Dropbox がウソをついてたって?
tag:Baldanders.info,2011-04-29:/blog/000514/
2011-04-29T09:00:00+00:00
2011-04-29T09:00:00+00:00
Dropbox はウソをついてたか。
Spiegel
/profile/
<p>
PSN が大規模な情報漏洩を起こして世界中が大騒ぎになっている昨今,皆さまいかがお過ごしでしょうか。
私も PSP ユーザで PSN のアカウントがあるのですが,パスワードに何を入れたのか忘れてしまって戦々恐々となってる今日この頃です。
事は PSN に限る話ではないので困ったものです。
PSN はパスワードをハッシュ化してなかったのかなぁ。
「ソニー」による世界を巻き込んだセキュリティ問題は2005年末の RootKit インストール事件以来ですが,そのうちセキュリティ界隈では「ソニー」の名はスティグマ化してしまいそうですね。
</p><p>
って,今回はその話じゃなくて,以下の記事から。
</p><ul>
<li><a href="http://d.hatena.ne.jp/yomoyomo/20110425/dropbox">セキュリティポリシー改訂で露見したDropboxのウソ</a></li>
</ul><p>
この記事の中の Miguel de Icaza 氏の談として
</p><blockquote>
「それは、Dropbox に預けられたファイルは、ファイル転送通信は SSL、サーバ上のファイルは256ビット AES で暗号化され、社員はそのメタデータにしかアクセスできないので、Dropbox の内部者にも見られないように暗号化されているという主張が、今回のポリシー改訂によりはじめからウソだったと露見したことだと言う。」
</blockquote><p>
という部分が Quote されて Tumblr 上で流通しているのだが,ちょっと考えれば分かることだが,暗号化処理も秘密鍵も Dropbox 上にあるのに Dropbox 側がそれを見れないということは原理的にありえない。
</p><p>
今回の改訂は法令遵守に基づいたものだろう。
そんなのはどこのサービスプロバイダでもやってることだ。
Google だって当局からの(法に基づいた)要請があれば情報を差し出さざるをえない。
企業としてできないこと(=当局からの防衛)を「できる」と言ってきたことを「ウソだ!」というのなら,まぁその通りなのだが,まともな方に改善してるのだから文句を言っても仕方がないような気がする。
あと,この件を先日の Evernote の XSS 脆弱性と結びつけて考える人もいるが,情報漏洩はまた別の問題である。
</p><p>
私は,現時点では Dropbox は比較的よくできたサービスだと思う。
「よくできた」というのは, Dropbox にとっての「攻撃者」からの防衛に対してだ。
Dropbox にとっての「攻撃者」にユーザや Dropbox 社員や当局は含まれていない。
でもユーザから見れば当局にも見られたくない情報もあるかも知れないし, Dropbox に対しても無制限に信頼しているわけではない。
そこを見越して上手に Dropbox の利便性を享受するのが賢いユーザというものである。
</p><p>
Dropbox への対応は,上で示した記事がリンクしてる以下の記事が参考になる。
</p><ul>
<li><a href="http://d.hatena.ne.jp/ukky3/20110422/1303531577">なにかあったらユーザーのデータを復号して当局に提出するのでよろしく! (Dropbox 談)</a></li>
</ul><p>
ちなみに TrueCrypt はストレージをまるごと暗号化するには良い道具だが,ファイル単位であれば GnuPG を利用することをオススメする。
GnuPG では暗号化データからセッション鍵を抽出するオプションがある。
これを使えば秘密鍵を渡すことなく目的のファイルだけについて第三者による復号を許すことができる(このオプションはイギリスの法律に対抗する機能として付加された)。
</p><p>
この手の話は何十年も前から言われていることで,その典型例がメールシステムである。
私たちはメールシステムから多くのことを学んだはずなのに,今回の反応を眺めてみるに,それらの教訓はあまり活かされてないんじゃないだろうか。
「権威ある第三者」が信用できないというのなら,そういった存在を回避するやり方で情報を守るべきだ。
PGP/GnuPG はそういた背景から生まれたものだし,そこに込められたたくさんの知恵は将来に活かすべきである。
</p><p>
ちうわけで,以下の本を読め! と言っておく。
</p>
<div class="hreview"><a class="item url" href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4314009071/baldandersinf-22/"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51ZRZ62WKCL._SL160_.jpg" alt="photo" class="photo"/></a><dl><dt class="fn"><a class="item url" href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4314009071/baldandersinf-22/">暗号化 プライバシーを救った反乱者たち</a></dt><dd>スティーブン・レビー 斉藤 隆央 </dd><dd>紀伊國屋書店 2002-02-16</dd><dd>評価<abbr class="rating" title="5"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/G/01/detail/stars-5-0.gif" alt=""/></abbr> </dd></dl><p class="similar"><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/487593100X/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/487593100X.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="ハッカーズ"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4794204310/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/4794204310.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="カッコウはコンピュータに卵を産む〈下〉"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4794204302/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/4794204302.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="カッコウはコンピュータに卵を産む〈上〉"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/076454280X/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/076454280X.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="The Art of Deception: Controlling the Human Element of Security"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/067940774X/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/067940774X.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="ARTIFICIAL LIFE"/></a> </p><p class="gtools">by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html">G-Tools</a> , <abbr class="dtreviewed" title="2011/04/29">2011/04/29</abbr></p></div>
<div class="hreview"><a class="item url" href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4900900028/baldandersinf-22/"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/5132396FFQL._SL160_.jpg" alt="photo" class="photo"/></a><dl><dt class="fn"><a class="item url" href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4900900028/baldandersinf-22/">PGP―暗号メールと電子署名</a></dt><dd>シムソン ガーフィンケル Simson Garfinkel </dd><dd>オライリー・ジャパン 1996-04</dd><dd>評価<abbr class="rating" title="5"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/G/01/detail/stars-5-0.gif" alt=""/></abbr> </dd></dl><p class="similar"><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/076454280X/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/076454280X.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="The Art of Deception: Controlling the Human Element of Security"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4320023668/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/4320023668.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="TRONを創る"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4781902790/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/4781902790.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="アルゴリズムの設計と解析 1 (サイエンスライブラリ情報電算機 35)"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4794204302/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/4794204302.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="カッコウはコンピュータに卵を産む〈上〉"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4794204310/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/4794204310.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="カッコウはコンピュータに卵を産む〈下〉"/></a> </p><p class="gtools">by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html">G-Tools</a> , <abbr class="dtreviewed" title="2011/04/29">2011/04/29</abbr></p></div>
iPad は「窮屈な箱」か
tag:Baldanders.info,2010-06-05:/blog/000487/
2010-06-05T09:00:00+00:00
2010-06-05T09:00:00+00:00
iPad 買いました。
Spiegel
/profile/
<div style="clear:both;">
<div style="float:right;margin:0.5em;padding:0.5em;">
<a href="https://www.flickr.com/photos/spiegel/4648533643/" title="iPad by Spiegel, on Flickr"><img src="http://farm5.static.flickr.com/4030/4648533643_ae6d55f196_m.jpg" width="240" height="180" alt="iPad"/></a>
</div><p>
iPad 買いました。
</p><p>
一応、
前提条件を述べておくと,
Apple 製品を買うのはこれが初めて。
Mac も iPod も iPhone も持っていない。
私はどうしてもソフトバンクが嫌いだったので,
3G 版は買わずに Wi-Fi 版を選択。
それも Apple Store でオンラインで注文した。
学生時代にドラクエを並んで買ったことはあるけど,
この歳でオモチャを並んで買うなんて阿呆な真似はもう無理。
</p></div>
<p>
目的は「リビングパソコン」の代替え手段。
私は既に <a href="http://www.chumby.jp/">chumby</a> を持っていてそれなりに重宝しているのだが,
そんなに色々できるわけではないしサイズもちみっちゃいので,
もうちょっと遊べるものが欲しかった。
言い方を変えるなら <a href="http://www.chumby.jp/">chumby</a> でできるような機能は iPad には求めていない。
目覚まし時計とかインターネットラジオとか,
天気予報や気象レーダーを表示したり Google ニュースを表示したり Flickr 上の写真をスライドショウで見せたり... とか。
あと仕事で使うことも考えていない。
用途を限定すれば使える局面もあるのかもしれないが,
私は一応ソフトウェアエンジニアだし,
iPad のような機能的に制限の多い機器で仕事ができるとは端から期待していない。
</p><p>
というわけで,
以下使ってみた感想をいくつか書いてみる。
上述のような前提があるので,
かなり偏見に満ち満ちた内容になるかもしれないが,
あしからずご容赦の程を。
</p><p>
まず筐体。
これは文句なくすばらしい。
ディスプレイのサイズも小さ過ぎず大き過ぎず。
薄いし。
あとね,
どこ触っても熱くないの。
iPad の熱設計ってどうなってるの? それともそもそも熱を出さない部品なのかしら。
あえて注文をつけるならもう少し軽かったらうれしかった。
iPad 上で文章を読んでいるとやっぱりちょっと疲れるのよ。
まぁ別売りの Dock は買ってあるので,
それを読書台代わりに立てかけて使う手もあるんだけど。
そうそう,
あの Dock って縦向きにしか立てかけられないのよね。
横向きにもできればうれしかったのに。
まぁいいんだけど。
</p><p>
内臓アプリケーションではカレンダーがなかなかよい。
何がよいって <a href="http://www.coldsleep.jp/2010/05/28/ipad_calendar/">Google カレンダーと同期できる</a>のがすばらしい。
時間になったらちゃんとアラームがポップアップされるし。
</p><p>
iPod には以前 iTunes にぶち込んだ百数十枚の CD を全部同期させた。
6GB 近くあったかな。
iPad は 32GB バージョンを買ったんだけど,
ケチらず 64GB にすればよかったとちょっと後悔した。
</p><p>
Safari はイマイチ。
Windows 版の Safari は使ったことないんだけど,
同じような感じなのかな。
だとしたらしょぼすぎる。
特にブックマークレットの登録の仕方が分からなくて往生した。
つか,
手で入れさせるなよ。
本当に <a href="http://jp.techcrunch.com/archives/20100604google-chrome-ipad/">iPad 用の Google Chrome</a> があればいいのに。
</p><p>
私が不器用だからなのかもしれないが,
iPad で範囲を選択するのって難しくない? もうちょっと易しくならないかなぁ。
Tumblr で Quote するのがやりにくいのよ。
私の場合,
Tumblr をスクラップブック代わりに利用しているところがあるので,
Quote がやりにくいのはいただけない。
</p><p>
インストールしたアプリケーションの中で個人的によかったなと思うものを挙げてみる。
</p><dl>
<dt>★★★</dt>
<dd>
<a href="http://vitotechnology.com/star-walk.html">Star Walk</a>:
iPad をかざした方向の星が見える。 GPS (Wi-Fi 機には GPS 入ってないけど),デジタルコンパス,加速度センサを駆使した究極の星座早見盤。
<br/>
<a href="http://www.dataviz.com/products/documentstogo/">Documents To Go</a>:
オフィススイート・ソフトウェア。 Premium 版ではクラウド上のドキュメントと同期できる。私の場合は <a href="https://www.sugarsync.com/">SugarSync</a> と <a href="http://docs.google.com/">Google Docs</a> を同期して使っている。
(参照:<a href="http://wiredvision.jp/news/201006/2010060319.html">iPadでOfficeが使える『Documents To Go』</a>)
</dd>
<dt>★★</dt>
<dd>
<a href="http://ipn.sakura.ne.jp/ibunkohd/index.html">i文庫HD</a>:
iPad で青空文庫が読める。<a href="http://www.isas.jaxa.jp/j/enterp/missions/hayabusa/fun/adv/index.shtml">『はやぶさ君の冒険日誌』</a>も。
<br/>
<a href="http://www.evernote.com/">Evernote</a>:
いつでもどこでもメモを残せる。便利。
<br/>
<a href="http://itunes.apple.com/us/app/cloudreaders-pdf-cbz-cbr/id363484920?mt=8">CloudReaders</a>:
PDF 文書を読むときにはこっちのほうが扱いやすい。左右にページをめくる感じがよい。
<br/>
<a href="http://itunes.apple.com/jp/app/id284350526?mt=8">ウィズダム英和・和英辞典</a>:
辞書は必要。
<br/>
<a href="http://itunes.apple.com/jp/app/id297431331?mt=8">デジタル大辞泉</a>:
辞書は必要。
<br/>
<a href="http://apps.studiohitori.com/twitrocker">TwitRocker</a>:
Twitter クライアント。有料版買っちゃった。
</dd>
<dt>★</dt>
<dd>
<a href="http://www.shapeservices.com/en/products/details.php?product=im&platform=iphone">IM+</a>:
Google Talk など。でもよく考えたらあまり使わなかったり。
<br/>
<a href="https://www.sugarsync.com/">SugarSync</a>:
ストレージサービス。 2GB までは無料。ただ, iPad 上でアプリケーション単体を使うことは少ないかな。
</dd>
</dl><p>
逆に最悪にダメダメだったのは「ビューン」。
</p><ul>
<li><a href="http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20100531_371184.html">ソフトバンク,iPad向けに定額制コンテンツ配信~月額450円で31誌が見放題</a></li>
</ul><p>
というので早速試してみたのだが,
サービス開始早々にダウンし,
現在もサービス停止中らしい。
思うのだが,
「○○新聞を読む」という行為は単なるブランドの消費に過ぎないよね。
リテラシーとか関係ない。
Google news 登場以降においては,
そのようなブランド消費は(少なくともネット上では)崩壊している。
つまり,
まず記事があって,
その記事に付属するさまざまなプロパティ(記者名とか記事のカテゴリとか)の中のひとつに出版社や新聞・雑誌名があるに過ぎない。
現時点の「ビューン」は単にコンビニの雑誌棚を再現しているだけ。
せっかく31誌も集めてるのに検索窓のひとつもついてないようなサービスがあるかよ! と思ってしまう。
サービス再開後はぜひとも改善していただきたい。
そうでなけりゃ無料期間中に削除だ。
</p><p>
総じて iPad のソフトウェア設計は古臭い感じがする。
10年前に H/PC で遊んでたころの延長線上に iPad があるように見える。
iTunes がないとアクティベーションすらできないってのが iPad の古臭さを象徴している。
いまどきの端末なら母艦はクラウドであるべきだろう。
今の iPad はそれ自体が箱で,
中にいろんな箱が窮屈に詰め込まれていて,
その箱の中の景色を覗き込んで楽しんでるだけのように見える。
</p><p>
でもそれは,
これから出てくるアプリケーション次第かもしれない。
<a href="http://www.dataviz.com/products/documentstogo/">Documents To Go</a> のような,
「箱」ではなく「(広大なクラウドを覗く)窓」たるアプリケーションも登場してくるだろう
(Apple が横槍を入れなければ,であるが)。
そういった意味では
(かつて iPhone がスマートフォンのシーンを変えたように)
iPad はネット端末のシーンを変えるきっかけとなる製品であるとはいえる。
</p><p>
まぁ,
本格的なクラウド端末が登場するまではせいぜい iPad で楽しく遊ぶことにしよう。
</p><p>
参考:
</p><ul>
<li><a href="http://agora-web.jp/archives/1027399.html">Apple iTunesのクラウド化は iPhone を完璧にする</a></li>
</ul>