List of hatena - Baldanders.info
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2009-06-04T09:00:00+00:00
バルトアンデルスは連続的な怪物,時間の怪物である。(ホルヘ・ルイス・ボルヘス 『幻獣辞典』より)
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残念な「はてな」
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2009-06-04T09:00:00+00:00
2009-06-04T09:00:00+00:00
なんだか今流行らしいので,私も例のインタビュー記事の感想めいたことを書いてみる。
Spiegel
/profile/
<p>
なんだか今流行らしいので,
私も例のインタビュー記事の感想めいたことを書いてみる。
</p><ul>
<li><a href="http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0906/01/news045.html">日本のWebは「残念」 梅田望夫さんに聞く(前編)</a></li>
<li><a href="http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0906/02/news062.html">Web、はてな、将棋への思い 梅田望夫さんに聞く(後編)</a></li>
</ul><p>
最初に言っておくと,
私は梅田望夫さんのファンで,
評論家ではなく経営者としての視点による言説が好きである
(もちろん言説のすべてを諸手を挙げて礼賛するわけではないが)。
一応彼の著書も(全てではないが)いくつか読んでいる。
</p><ul>
<li><a href="https://baldanders.info/blog/000168/">『ウェブ進化論』 -- 進化の恩恵を受けるのは何なのか</a></li>
<li><a href="https://baldanders.info/blog/000303/">『ウェブ人間論』を読む</a></li>
<li><a href="https://baldanders.info/blog/000366/">『ウェブ時代をゆく』を読む?</a></li>
</ul><p>
ちなみに私は将棋には全く興味がないので,
シリコンバレーで将棋がどうたらいう本は買ってもいない。
</p><p>
日本の(というより日本語圏の)ネットと英語圏のネットが異なる展開を見せているというのは当然の成り行きだろう。
<a href="https://baldanders.info/blog/000421/">以前も似たようなことを書いた</a>が,
ネットにおける母語はもはや英語なのである。
日本語は数多ある「現地語」のひとつでしかない。
したがって日本語圏のネットも現地語によって構成されたエスニック文化のひとつに過ぎない,
と見なすことができる。
「大変化」の波の最先端に乗っかりたければ日本語圏を出るしかないのだ。
これは日本語を母語とする日本人にはハンデかもしれないけど,
もはやそうなってしまったのだからグダグダ言ってもはじまらない。
</p><p>
(<a href="http://inf.vox.com/library/post/memo-2.html">「日本でのネットはメタかネタ」</a>
であるなら梅田望夫さんの憂鬱は分からないではない。
個人的な印象で言うと,
日本(日本語圏)のネットのメタでネタなコミュニケーションは,
ある意味でマス・コミュニケーションの典型のひとつなんじゃないだろうか。
双方向でフラットなマス・コミュニケーションがもしあるとするならそうなるだろう,
というのを体現しているように思える(そしてマスであるが故にそれは匿名的な振る舞いを示す)。
それは見方によっては「残念」なのかも知れないけど,
見方によってはネットの未来の方向のひとつを指し示すものでもある。
それにネット上のコミュニケーションは複数のモードが折り重なっているものだ。
日本語圏のネットはメタでネタというだけではない。
逆に英語圏であってもメタでネタなコミュニケーションがないとは言えない。
景色が異なるからといって本当に日本(日本語圏)の Web が「残念」なのかどうかは断言できないのではないだろうか)
</p><p>
個人的に「なんだかなぁ」という気分にさせられるのは<a href="http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0906/02/news062.html">後半の記事</a>だ。
</p><p>
梅田望夫さんは
<a href="http://spiegel.vox.com/library/book/6a00c22527e6f3604a00c225285722549d.html">『ウェブ進化論』</a>
において「大変化」を説かれた。
そしてこの著書とその後続く著書において,
「大変化」を生き延びるにはその最先端に立つべきだと繰り返し書かれている。
だからこそ彼が「はてな」の非常勤取締役になられたときには「はてな」に期待が集まったし,
その後の梅田望夫さん自身の言動も「はてな」の経営サイドの立場としてのものを期待されていた筈である。
そうして,
社長の近藤淳也さんはアメリカに渡り,
何も成果をあげることなく帰国し,
さらに京都に撤退した。
</p><p>
「はてな」は2001年創業の会社だ。
ネットの変化の速さを尺度にすれば,
もう「若い」とは言えない年齢だ。
長く経営をやっていれば失敗することも多々あるだろう。
それはタイミングの問題だったかもしれないし,
リソースの問題だったかもしれない。
それでも,
失敗は失敗として認め,
正しい分析を行い未来へ生かすのが経営というものだろう。
</p><p>
しかし,
<a href="http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0906/02/news062.html">後半の記事</a>を読む限り「はてな」の未来が全く見えてこない。
私ははてな市民ではないので外から眺めるだけだが(一応アカウントは持っている。 hatena.com のね),
現時点での私の「はてな」の評価は「L10N はできても I18N はできなかった会社」だ。
それは渡米の失敗で明確にあらわれている。
現在「はてな」のサービスに魅力的なものは何ひとつない。
スピード感もない。
強いて言えば「うごメモ」はちょっと面白かったけど,
結局日本ローカルのサービスだし,
サービスインから今まで何の進展もない。
(iPhone 用のうごメモ・アプリケーションくらい作ったってバチは当たらない筈だ)
</p><p>
「はてな」は「大変化」の最先端に立てなかったのである。
この期に及んで,
はたして「はてな」に梅田望夫という人材は必要なのだろうか。
いや,
むしろ,
梅田望夫さんが「はてな」を見限ってもおかしくない。
そういう緊張関係が全く見られず,
きっとこれからも変わらず,
ただ思いついただけのローカル・サービスを泡沫のように作っては壊すだけのように読み取れる。
</p><p>
本当に「はてな」は残念な会社だ。
それがインタビュー記事を読んだ最終的な感想である。
</p>
<p>
(6/9 追記)
</p><p>
「はてな」に関してはその後,
実はこっそり英語画面を用意してたりとか,
<a href="http://int.tumblr.com/post/120480849/e3-dsi-xbox360-facebook">DSi の「うごメモ」も海外版があるらしい</a>(受け皿が「はてな」とは限らないけど)とかいう話もチラホラ聞いているので,
言うほど「残念」ではないかもしれない。
もしそうならゴメンなさい。
</p><p>
でも私は外側から眺めている人なので,
途中の過程には興味がない。
成果だよ,
成果。
2年前にわざわざ取ったアカウントはやっぱ無駄だった,
ってなことにならないよう,
(期待はしないけど)ささやかな願望は表明しておこう。
</p>
ちょっとだけ GRDDL
tag:Baldanders.info,2007-09-30:/blog/000351/
2007-09-30T09:00:00+00:00
2007-09-30T09:00:00+00:00
自サイトの blog ページをまたいじる。
Spiegel
/profile/
<p>
自サイトの blog ページをまたいじる。
</p><p>
「はてなスター」は止めた。
いや,どう考えても私にメリットがないし
(アカウントは持ってても私は「はてな」市民でも村民でもないしね)。
☆付けてくださった方々どうもすみません。
Hatena Inc. もうちょっとやるかと思ったけどなぁ。
</p><p>
ついでに blog ページを microformat 対応にしてみる。
とりあえず head 要素に profile をセット。
</p>
<blockquote><pre><head profile="http://purl.org/net/ns/metaprof"></pre></blockquote>
<p>
これだけで <a href="http://www.w3.org/2003/11/rdf-in-xhtml-demo">“Demonstration of an RDF in XHTML processor”</a> のパーサにかけて RDF を抽出することができる。
<a href="http://www.w3.org/2005/08/online_xslt/xslt?xslfile=http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2003%2F11%2Frdf-in-xhtml-processor&xmlfile=http%3A%2F%2Fwww.baldanders.info%2Fspiegel%2Flog2%2F000349.shtml">例えばこんな感じ</a>。
更に <a href="http://microformats.org/wiki/rel-license-ja">rel-license</a> があればそれも解釈してくれるらしいんだけど,
これはうまくいかなかった。
まぁ,
CC-license をちゃんと記述するなら <a href="http://www.w3.org/TR/grddl/">GRRDL</a> 使わないとダメだろうしな。
でもそれをするには XSLT を使って定義してやる必要がある。
<a href="http://www.kanzaki.com/memo/2006/04/29-1">神崎正英さんの汎用 XSLT</a> を使ってみようかな(改造する必要があるかも知れんけど)。
</p><p>
とか言いつつ,
今は<a href="http://phantasystaruniverse.jp/">「イルミナスの野望」</a>に引きこもっているので何もできないのだった。
</p><p>
おっと,
記事中に埋め込んである RDF コードで,
ノードがつながっていない個所があった。
これも修正。
</p>
Hatena Star を試してみた
tag:Baldanders.info,2007-07-12:/blog/000341/
2007-07-12T09:00:00+00:00
2007-07-12T09:00:00+00:00
久しぶりに七転八倒。思わず Twitter で叫んじゃったよ(笑)(追記あり)
Spiegel
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久しぶりに七転八倒。
思わず Twitter で叫んじゃったよ(笑)
</p><ul>
<li><a href="http://s.hatena.com/">Hatena Star</a></li>
<li><a href="http://s.hatena.ne.jp/">はてなスター</a></li>
</ul><p>
はてなダイアリー以外のユーザにも対応しているが,
癖ありすぎ。
その辺のブログパーツと同程度に考えてるとハマってしまう。
使い方はオフィシャルのヘルプより以下の記事のほうが詳しい。
</p><ul>
<li><a href="http://watcher.moe-nifty.com/memo/2007/07/post_a667.html">はてなスターを設置してみました</a></li>
</ul><p>
<a href="http://s.hatena.ne.jp/js/HatenaStar.js">呼び出してる JavaScript</a> を見たら下のほうに簡単な説明があった。
</p><p>
はてなダイアリー以外のユーザの場合,
JavaScript ソースを HTML のヘッダ部にでも設置すれば勝手にタグを解釈して勝手にボタンを追加してくれる。
一見便利なように見えるがこれが曲者。
はてなスターのスクリプトは,
まず以下の構造を探して全てリストアップする。
</p>
<blockquote><pre><<em>tag</em> class="<em>classname</em>"><a href="http://uri.for/entry">Title of Entry</a></<em>tag</em>></pre></blockquote>
<p>
デフォルトで <em>tag</em> は h3 に,
<em>classname</em> は不定(null)になっている。
<em>tag</em> と <em>classname</em> は Hatena.Star.EntryLoader.headerTagAndClassName プロパティで再定義できる。
例えばこんな感じ。
</p>
<blockquote><pre>Hatena.Star.EntryLoader.headerTagAndClassName = ['h2', 'entry'];</pre></blockquote>
<p>
この場合は
</p>
<blockquote><pre><h2 class="entry"><a href="http://uri.for/entry">Title of Entry</a></h2></pre></blockquote>
<p>
という構造を探すわけだ。
ここで注意しないといけないのは,
<em>classname</em> に null を指定すると単純にクラス指定を無視してしまうということだ。
例えばデフォルトの
</p>
<blockquote><pre>Hatena.Star.EntryLoader.headerTagAndClassName = ['h3', null];</pre></blockquote>
<p>
指定であれば
</p>
<blockquote><pre><h3 class="entry"><a href="http://uri.for/entry">Title of Entry</a></h3></pre></blockquote>
<p>
も
</p>
<blockquote><pre><h3 class="side"><a href="http://uri.for/archive">Archive List</a></h3></pre></blockquote>
<p>
も全て有効になり,
それぞれの場所にボタンが設置されてしまう。
なんでこんな恐ろしい仕様になっているかというと,
おそらく はてなダイアリー ではひとつのページに複数の記事が並べられるレイアウトをとることが多く,
それぞれの記事にボタンを設置しなければならないからだと思う。
はてなダイアリーと似た構造になっている日記コンテンツなどにとってはかなり有益だろう。
また記事のタイトルをアンカーで囲んでいないデザインを採用している場合は,
今回提供されているスクリプトではボタンを設置できない。
(まぁデザインを変えるかスクリプトを自作すればいいのかもしれないが。
うちはわざわざアンカーを入れてみた。
あんまり好きくないデザインなので はてなスター やめるかもw)
</p><p>
はてなスター はもうひとつ Cookie 絡みで問題が指摘されていた。
</p><ul>
<li><a href="http://mala.nowa.jp/entry/a211303a57"> そろそろはてなスターと外部ドメインに対するセッションcookie送信について一言いっておくか</a></li>
</ul><p>
これについては既に対策されているようだ。
</p><p>
余談だが,
Firefox で他ドメインの Cookie を拒否することはできる。
about:config を開いて network.cookie.cookieBehavior の値を 1 にセットすればいい。
バージョン 1.0.x の頃までは設定ダイアログで変更できてた筈なんだけど,
1.5 系以降では必要以上に設定ダイアログが簡素化されてしまった。
他ドメインの Cookie をどう扱うかはセキュリティ・リスクの観点からは非常に大事な問題なのだけど,
この点は改悪だよなぁ。
</p><p>
認証がらみではもうひとつ問題があって,
例えば hatena.com でログインしている人は <a href="http://s.hatena.ne.jp/">s.hatena.ne.jp</a> のボタンを押せない(ログインしろといわれる)し,
逆に hatena.ne.jp でログインしている人は <a href="http://s.hatena.com/">s.hatena.com</a> のボタンを押せない。
アカウント情報等は DB を共有していると聞いているが,
おそらくセッション情報がドメイン毎に別々になっているせいだろう。
まぁ日本語圏の人がわざわざ hatena.com でログインすることはないだろうから,
どうということはないんだろうけど,
やっぱり日本は特殊なんだねぇ(苦笑)
</p>
<p>
(追記)
ううっ,
やっぱり寝ぼけ眼でやってはいけない。
上の話は間違いかも。
<a href="http://s.hatena.ne.jp/">s.hatena.ne.jp</a> か <a href="http://s.hatena.com/">s.hatena.com</a> かは window.location,すなわち表示しているページの URL で決まるようだ。
つまり window.location のドメインに hatena.com を含む場合は <a href="http://s.hatena.com/">s.hatena.com</a>,
それ以外は全て <a href="http://s.hatena.ne.jp/">s.hatena.ne.jp</a> の管轄になる。
どういうことかというと,
はてな直轄のサービス以外はリージョンや言語に関係なく日本語の hatena.ne.jp を使わなくてはならないということだ。
ほっほう,
これが「はてな」の言う国際化なのね。
</p><p>
ちなみに強制的に <a href="http://s.hatena.com/">s.hatena.com</a> にする方法はある。
以下のように Hatena.Star.BaseURL を上書きすればよい。
</p>
<blockquote><pre><script type="text/javascript">
Hatena.Star.BaseURL = 'http://s.hatena.com/';
</script></pre></blockquote>
<p>
これ結構応用が利くかもしれない。
</p>
Rimo.tv
tag:Baldanders.info,2007-02-17:/blog/000285/
2007-02-17T09:00:00+00:00
2007-02-17T09:00:00+00:00
これは面白い!
Spiegel
/profile/
<p>
これは面白い!
</p><ul>
<li><a href="http://rimo.tv/">Rimo</a></li>
<li><a href="http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0702/16/news037.html">YouTubeをテレビで“ダラ見” はてな、Wii対応の動画サービス</a></li>
</ul><p>
何が面白いって(記事にもあるように)まったく「はてな的でない」ところ。
そして日本語圏限定のサービスじゃないところ。
最近「はてな」は完全にアンテナ「圏外」になってたので,
この記事を見るまでそんなもんがあるとはまるで気がつかなかった。
普通の企業なら自社のカラーに合わないものは躊躇するもんだが,
それを即決で2ヶ月で作ってしまうなんてさすがだ。
ビジネスモデルの問題や権利関係の問題などこれから色々あるだろうけど,
その辺も含めてちょっと注目してみようかな。
</p><p>
Wii のブラウザ対応ってのも面白い。
こういうサービスってのはまさしく TV 的な消費スタイルになるんだから PC 限定にしたんじゃ面白くない。
実は最近ほとんど TV 番組を見なくなったので TV 捨てようかとも思ってたんだけど(ほんで代わりに大きめのモニタを付けてデスクトップ PC を買おうかとか),
Wii をネットワーク端末として使うっちうのもありかもなぁ...
</p>
<p>
(追記)
</p><ul>
<li><a href="http://www.witha.jp/blog/archives/2007/02/rimotv_for_win.html">rimo.tv スクリーンセーバー (for Win)</a></li>
</ul><p>
おおっ,
早速スクリーンセーバも登場。
素晴らしい!
私の環境は W2K だけど問題なく動作しました。
ただ,
IE は殆ど使わないので Flash プレイヤーのバージョンが古くなってましたが。
英語版も作ったらいいかも。
</p>