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せち日記 (2002年11月分)

2002年11月03日

人並みに連休中

まぁ飲み屋さんで女の子がやめるのはよくある話で, それにかこつけてイベントにしてしまおうというのも商売としてありだと思うのだけれど, 営業日でない休日に常連さんを呼んで無料で宴会というのは結構珍しいのではないのだろうか。 (都会のお店がどうなのかよく知らんので断言できないけど)

ちうわけで今夜はお呼ばれ。

2002年11月04日

世間ではおにぎりがブームらしいが...

やっぱりジャコ飯を焼きおにぎりにしたやつが美味いでしょう。 昨夜はご馳走さまでした。

成果

バークレイのライバル(?)スタンフォードが主催する Folding@home一定の成果をあげているらしい。 素晴らしい! こういう風に比較的短いスパンで結果が出ると励みになるよね。 SETI@home はそういう意味 (SETI のスパンは10〜100年単位) では運用が難しい面がある。

帰国?

読冊日記 10月29日より: 北朝鮮 (略称失礼) 側の報道はプロパガンダを含んでいるかもしれないが, 日本の報道は単なる (視聴率目当ての) キャンペーンだと思う。 そんなキャンペーンに乗っかって, ただ怒りの感情をドラッグのように消費するだけの私達 「消費者」 はもっとダメだけど。

問題は 「拉致被害者」 と呼ばれる人達の感情と思惑, 「拉致被害者」 の身内の人達の感情と思惑, それに日本政府の思惑とマスコミの魂胆がごちゃまぜにこんがらがっていることだと思う。 こういう時は政府がリーダシップをとってビシッと決めるべきなのに, 相変わらず 「毅然として何もしない」 様子。 せっかくアメリカから貰ったチャンス (米朝関係の調停役) さえ台なしにしてしまいそうである。 やっぱ小泉さんじゃダメか。 もう彼には喋らせないようにして川口大臣や外務省の「できる」人材を中心に勝手に進めた方がうまくいくのではないだろうか。

しかし外交もダメ内政 (経済) もダメでは総理大臣としての適性に欠けるんじゃないか? まぁそれでも他にいないから小泉さんなんだろうけど。 野党はズタボロだし。 (内部の利害対立や不良債権処理策問題で自民党はちょっと不利な感じに見えたのに, それでも惨敗ちうのは野党各党にはもう力がないと見なすべきなのだろうか?)

経済はよく分からないのだけれど...

「不良債権処理 日銀の仕事はなにか」 東京新聞社説 2002.10.12
「不良債権処理、産業構造改革の歴史的教訓」 (PDF) 安達誠司 日本経済ウィークリー

これは分かり易い。 つか, そういう風に (考えてる人は) 考えてるんだ。 やはり分かってないのは政府とTVコメンテータだけ?

質問状と回答

例の 「奇蹟の詩人」 に対する 公開質問状 (9/30)回答 (10/30) が公開されている。 あっでも私, 番組見てないんだった。 ドーマン法やFCに関する番組を作る, といっているらしいので一応期待しておこう。

金属を含まない恒星

「金属をほとんど含まない星が発見された」

天文学ではヘリウムより重い元素は全て 「金属」 に分類するそうなので注意。 要するに宇宙のわりと初期の頃に誕生したと見られる星が発見された, ということらしい。

ところ変わっても

「米国の理科の教科書、間違いがたくさん」

いずこも同じか... 「全米で統一された定義が必要」 というコメントも見られるが無駄だと思うぞ。 日本を見よ!

Izumi Takemoto Dashinaoshi

『はたらきもの』 竹本泉 (朝日ソノラマ)

「Dashinaoshi」 シリーズ(?)第一弾! 以下 「ちまりまわるつ」 「虹色♪ 爆発娘」 「ばばろあえほん」 と続く模様。 それと (今となっては) あの幻の名作 「魔法使いさんおしずかに!」 が復刊し12月頃発売予定らしい。 へーん, 持ってるもーん。 あんみつ姫もKC版を持ってるよン。

個人的には 「いろいろデスク」 を (コミケじゃなくて書店で) 販売して欲しい。 もちろんオールカラーで。

ちなみに今回のアニパラに自画像じゃない竹本泉さんご登場。

2002年11月09日

競争激化

現行の SETI@home の運用があと僅かになってきたことでグループ間の競争が激化しているらしい。 んでもって, そうなると当然ズルする輩が湧いて出てくるわけで。

「"SETI@home Yields to Pressure to Curb Cheating" ZDNet Australia (11/04/02) 」

他にもチーム日本のBBSのスレッドでも話題になっている。 ユーザ個人の問題ならまだしも, 不正をしたユーザが所属しているグループの名誉を傷つけることにもなるので, ちょっとややこしくなっている模様。

反論激化

「月着陸“疑惑”にNASA反論、ますます怪しまれる?」

真面目に取りあうだけ損だと思う,私も。 念のため: 月の雑学 第3話 人類は月に行っていない!?

世の中には色んな人がいる。 私が高校時代 (20年以上前) に聞いてぶったまげたのは Flat Earth Society とかいう奴で (まだあるんかい!), 地球は平らだと信じている人達の集まりらしい。 人類が月に行かなかったなんて些細な事なのだ。

『中央公論』

帰りの新幹線の暇潰し用に 『中央公論』 を買う。 もちろん東浩紀さんの文章が目当てだ。 確かに面白い。 金子隆一さんも書いておられるぞ。 ブラックホールの蒸発がどうとかいう話を分かりやすく解説しておられる。 お薦めだ。

普段この手の雑誌は全く読まないのだが, 読んでいてウンザリしてしまった。 上記の方の他に2,3人の面白い文章はあったが, それ以外はちょっと... 対北朝鮮の問題とか小泉政権への批判とか経済問題とかネタ的には時事的で面白そうなのに中身は似たりよったりで空っぽ。 ノンフィクション風の表現がずらずら続き, まるでその場に居合わせた風に書いてるけど事実性や合理性はまるで示されず。 これじゃ私がここで書いてるような 「便所の落書き」 と大差ない。 内容ではなく書いた人の権威 (私のように普段読まない人にはそれも通じない) でのみどうにか体裁を整えているという感じ。 私が論文形式の文章に慣れ過ぎているせいもあるかもしれないが, それにしても酷すぎるのではないか。

話を 「情報自由論」へ戻す。 今まで東浩紀さんが口にする 「セキュリティ」 について違和感を持っていたのだが, 私の中でようやく話が繋がってきた。 住基ネット絡みでは, 原発反対運動をちょっと連想してしまった。 広島市は被爆地ということもあり原発反対運動も盛んだが, 一方で 「ライトアップ運動」 と称しハリボテの広島城を下から照らすなどという悪趣味なこともやる。 それに使われる電力が原発推進への間接的な大義名分のひとつになっている (ライトアップ運動には中国電力も協賛している) ことにも気付かず無邪気にライトアップされた 「お城」 を見て喜んでいる広島市民。

住基ネットでも反対理由として 「国民総背番号制」 が挙げられることも多いが, 実際には既に私達は世の中のあらゆる局面 (パソコンのログインからJRの改札まで) において符号で管理されている。(全てのコンピュータシステムのユーザインタフェースはユーザをオブジェクトとして認識し符号 (インスタンス) で識別し量 (プロパティ) で評価する) しかもそれは国家よりもむしろ民間のレベルで効果的かつ徹底的に進行しているのだ。 そうした認識もなく高度管理社会の恩恵を受けつつ一方で国民総背番号制には感情的に反対するというのではあまりに滑稽だ。 私達はこうした問題にそろそろ (感情論ではなく) 合理的な決断をしなければ間に合わないと思うのだが。

2002年11月10日

私事

根が優柔不断で物事がなかなか決められない私だが, そんなときに背中を押してくれる友人が側にいるというのは幸せなんだなぁ, としみじみ感じてしまった。 特に弱気になってる時にはね。 ちうワケでもう少し頑張ってみよう。

数式の組版

「Professional DTP」 12月号 96-97 にDTPによる数式組版の話が出ているらしい。 前にどっかで数式組版の話題を読んだような... TeX を使っていいのなら LaTeX2e → PDF がいちばんお手軽だと思うけど, 最終的にどのツールを使うかは書き手ではなく納入先の都合によるからなぁ。

数式メインのドキュメントなら個人的には Mathcad がお薦め。 落書き感覚で書けるし, 書いた数式をそのまま使ってデータをぶち込んで数値計算ができるのが素敵。 でも Windows。 結局実務で 「使える」 ソフトは大概 Macintosh or Windows なんだよなぁ。

怪しいメール

最近の韓国語 spam は multipart/mixed でやってくるので charset で振り分けにくい。 面倒な。 どうせならちゃんと日本語で送ってこいっちうねん。

で,昨夜来てた奴があからさまに怪しい。 ContentType にひたすらセミコロンが羅列されている。 もっとも書き方が悪くてヘッダではなく本文として扱われているのがダメダメなんだけど。 これって明らかにに何らかの攻撃を意図してるよねぇ。

そりゃ気力も萎えるさ

「長時間のPC利用で気力も減退」

連続時間か休憩を挟んだ総時間なのかは分からないが, これって当たり前だと思うのだが。 私だって無理だ。 私の場合, 連続作業で1時間, 総時間でも3時間が限界。 もっとも1日3時間以上コンピュータに向かってる状況は滅多にないが。 普通は調べものや考え事で就業時間の2/3は使ってる。 まぁ修羅場とかになれば別なんだけど。 でも私の場合肩こりは皆無。 へへへ,羨ましい?

ところで 「エネルギーの阻害」 ってなんだ? これって物理学で定義される 「エネルギー」 とは違う意味だよね,きっと。 もっとファンタジックなあるいは (と) な表現にみえる。 ちうことはここに書かれている 「日本の研究チーム」 とやらの正体が気になる...

さむらい

あっ 評価いいんですか。 まぁゲームの面白さは人それぞれですしねぇ。 私の感想は 「変なゲーム!」。 なんか徳光さんみたいな顔の人出てくるし。 宿泊先でできないのであまりやり込んではないのだけれど。

Pervez Hoodbhoy 氏による文章

「核抑止の失敗に向かう印パ紛争」

今は読まずにサボタージュ用にとっておくか。

2002年11月17日

しまった 1

うう, 出張やら何やらでこんなに忙しく振舞っているのに, なんで 「ヒマ」 だとバレてしまったんだろう。 客先にバレたらどうするですか (^^;)

ちなみに日記下部のリンク一覧は確かに私がよく見る一覧だが, 基本的に (は)にゃんぴっぴPrivate Antennaふくはらさんの所のアンテナ で補足されていないものを書き出している。 でも 「ChangeLog で Web 日記」ふくはらさんのところで補足されてるみたいだし, リストアップしなくてもいいかぁ。 ちなみに私は宇多田ヒカルのファンというわけではないが, 文章が可愛らしくて面白いのでよく読む。

家庭内新喜劇

面白いといえば, いろもの物理学者さんの日記もよく読むけど, 11/13の記事は秀逸だった。 客先でこっそりサボタージュ中だったのにCRTに向かって思わず吹き出してしまったですよ。 こんなベタなやり取りって実在するんだなぁ。

「といえば」

「といえば検索」 のできる 4im.net ちうものがあるらしい。 新種の検索エンジンというより 「連想エンジン」(もちろんプログラミングで言う「連想記憶」とは違う) と言った方がいいような。

ちなみに 「SETI@home といえば」 で検索すると例のインテルのプロジェクトが引っ掛かる。 もっと色々引っ掛かると面白いのに。

しまった 2

嗚呼! こんな面白いことやってるのに即座に反応できないなんて。 すっかり旬を外しちゃってるよ。 やっぱリモートメンテできるようにした方がいいのか, この日記。 (てか Club-HUAA のサイトをメンテできるようにせんといかんかなぁ)

まぁだからといってこの日記のタイトルを 「ちlog」 とかにはしないけど。 2ch は敢えて知らないふりをするとして, 読んで面白かったのは

あたりかなぁ。 そういや, 「Web日記」 とか 「日記アンテナ」 とか 「日記コミュニティ」 なんてものが存在することを私はこの日記ページを書くようになった後 (1999年8月あたり) に知った。 「Web日記」 にしろ 「blog」 にしろ他の 「何か」 にしろ, 知らない人は知らないものなんじゃないのかなぁ。(知ってる人はfinger まで遡るし) それがネット, 特に WWW の特徴だしょ。 そこに (解説ではない単なる) ツッコミを入れるのは不毛だと思うのだが。 相手はプロでもないただの大学院生みたいだし。

インタビュー

田中宇さんへのインタビュー記事がある。 そういや,私もこの解説を読みはじめたのは 9.11 以降からだったな。

たびたび書いているが, 事実性の根拠を参照として示せない記事・解説はそもそもダメだし, その根拠を既存の狭いフィールドでしか見いだせないようでもダメだろう。 メディアやコミュニティを横断して見渡せる能力はこれからのプロの物書きの必要条件だと思う。 その裏づけの上で記事・解説を書かなければ文章に対する信頼性は生まれない。(「便所の落書き」と同じ)

ある記事・解説の信頼性はネット由来の情報をどのように重視 (または軽視) しているかで概ね想像できる。 ネットの情報は確かに S/N 比が悪いが, そういう状況でもちゃんとシグナル (情報) を拾い上げることができないようでは今時のプロの物書きとしては失格だろう。

私はコンピュータを理解しているか

例によって新幹線内の暇潰し用に買った本。

なんか 「面白い」 と評判らしいので。

まぁ細かい部分で突っ込みたいところはあるが, 大筋でよくできてるといえるかな。 一応お薦めしておこう。 これで本当に 「初心者」 に理解できるかは疑問だが, 試しにうちの親に読ませてみようかな。 5章6章は職業エンジニアも読むべし。 まぁ客に散々言われていることの繰り返しかもしれないけど, 割ときれいにまとめている感じ。

そういえば, 一般的なコンピュータの理解度 (職業エンジニア用) を診るテストとして 「コンピュータの概念図 (またはブロック図) を描かせる」 というのがある。 このとき完成図 (もちろん答えとしてパソコンの漫画を描くようでは論外だが) ではなく 機能ブロック (または部品) を描く順番を見るのがポイント。 まぁこれは心理テストに近いので決まりきった 「答え」 というものはないのだが, 私が新人教育のときにやったようにいきなり CPU から描きはじめるのではダメだろう。 (そもそも CPU はコンピュータにとって必須のものではないのだから。 ティンカートイでロジックを組んで三目並べを解かせた人もいたし)

2002年11月18日

SETI@home 論文

そうそう,昨夜書き損ねたのよ。

そういや, spike のテーブルがInformix のページ数の上限に達しちゃったらしい。 「DBテーブルの上限」。 あぁなんて心臓に悪い響きなんだ。 貴方は本番稼働中のDBサーバが落っこちるのを見たことがありますか? 私はあります。 下手なホラーより恐い。

HTMLに数式を埋めこむ

mimeTeX というのがある。 HTMLに手軽に数式を埋めることができるらしい。 いや, CGIだし私は確かめようがないので。 MathML は人間が使えるもんじゃないし (しかも XHTML とかじゃないとダメだし) ねぇ。

あはは

「放射能よけうどん」 かぁ。 さすが大阪の人達は凄い。

ゴメン

昨日の記事を一部向こうにまわしました。 深夜で少しハイになっていたのでしょう。 まぁあんな駄文リンクする人はおらんと思うけど。

合法ウイルス

「ウイルスではない? “感染”するグリーティングカード」

ウイルス (厳密にはワームだけど) の特徴を備えているなら合法だろうと何だろうとウイルス。 「使用許諾契約書」 があれば何でも許されるというのなら世の中の非合法行為は全て合法化できるぢゃん。 それなら 「消費者センター」 なんてものの存在意義などないな。

つか, 問題の本質はそういうことではなくて, ボタンクリック一つで 「契約成立」 になってしまう今の大方のコンピュータシステム (「クリックラップ契約」というらしい) に問題があるということになってしまうので, 企業側は 「さて困った」 ってなことになるのだ。 さて困った。

2002年11月23日

猫も杓子も XML

User Statistics で公開されている情報が XML 形式でも取得できるようになっている。 ランキング情報を再構成して公開している人には朗報かもしれない。 しかし最近は猫も杓子も XML だなぁ。 まっ確かにデータ (特にメッセージ) 交換用のフォーマットとしては, ある意味最強だからな。 パーサも出揃って扱いも簡単になったし。 簡易DBとしても使えるし。 (JScafa.xml みたいに)

がんばったで賞

現在世界ランキング5位のオハイオ大学がトータル CPU Time で世界ランキング1位の SETI@sun を抜いてトップに立った模様。 なんでも, 学生寮で学生に支給されるパソコンには SETI@home のクライアントソフトがプレインストールされているらしい。 うまいやり方。

和訳が欲しい

前回紹介した論文だが, 是非とも日本語訳 (ちうか世界中のユーザのために各国語訳) が欲しいところである。 と書いておこう。

しし群どころではありませんした

今週ついにダウンしてしまいました。 来週は少しストレスを減らして広島で仕事する予定。 んなワケで当然しし群どころではありませんでした。 でも欧米では予想通り大出現 (ZHR2300〜2600) があった模様。 くぅ, 悔しくなんかないやい!

今週の乗っ取られたサイト

ちゆ12歳ポータルに誰ぞが不正侵入してブラウザクラッシャを仕掛けたページに飛ぶように書き換えられちゃったらしい。(VBScriptなのでIE以外のユーザは何ともなかったのかもしれないけど) 今は大丈夫のよう。

ところで,新しいこのページ。 Opera で見ると文字が重なっちゃって全然読めないんですけど。 あぁ, Opera ユーザは何かと不便。(← 実はこれが言いたかった)

Halloween VII

山形浩生さんによる日本語訳が公開されている。 季節限定商品!?

しかし, こうしてみると, 「オープンソース」 コミュニティやその周辺についてもっとも正確かつ冷静に分析してるのは Microsoft じゃないかと思ったり。

お買い物まとめて...

今日までに買ったもの (随分前に買ったものもあるが) あれこれ:

『オメガ』 は作画グループ版 (『ニンバスと負の世界』) のそれじゃなくて 『ソード・オブ・ネメシス』 の続編。 ところで 『星辰の門』 がどこにもないんだけど。

『SWITCH 公式ガイドブック』 はDVD付きだ。 谷敬ファンは (ソフトを持ってなくても) 買え! ちなみに私もPS2版は持ってない。

『「ほしのこえ」』 は恥ずかし (?) ながら初めて観た。 気にはなってたけど近所の店になくて探してたのよ。 おお, いろもの物理学者さんも感想を書いておられるぞ。 私の第一印象は 「こりゃまごうことなき「学園ラブコメ」ですがな!」 だった。 だから2047年なのに今風のケータイを使ってたり, 宇宙空間で中学の制服着てロボット (トレーサー) を操ってても何ら不思議ではないのである。 「やっぱり人生王道は学園ラブコメ」(by 竹本泉) だよね。

「ファンタジーっぽい」 日記編

(知っている人は知っているかもしれないが) 以前野尻ボードで大変失礼な投稿をしてしまった。 その話の流れの中で 「真世の王」 を紹介されて以来ずうっと (といっても仕事の合間に) 探しているのだが一向に見つからない。 もちろん通販でなら買えるに違いないが, 「書籍については衝動買いを許す代わりに店頭以外では買わない (注文も不可)」 という戒律 (仕事用は除く) を守る身としては 「あまぞん」 だの 「ぶっくわん」 だのから買うわけにはいかないのである。 まぁなきゃないで 「縁がなかった」 ちうことでしょうがないかと。 縁があればいつか出会えるでしょう。

その代わりというわけではないが 『幻想文学』 なんぞ買ってみたり。 いや内容がね, ちょっと懐かしい感じがしてね, 20年前くらいに戻ったような感覚があって, ちょっと衝動買いを...

やはり 「ファンタジー」 という言い回しが悪いのだろうか。 私の中では 「ファンタジー」 は1980年代で絶滅している。 今 「ファンタジーが流行」 なのだそうだが, そう分類されている作品 (商品?) は (指輪物語などの) 古典作品の 「景色」 だけを借りたセットの中で踊る 「学芸会」 のようなものにしか見えない。 そんなものまで 「ファンタジー」 として商業分類されることに激しく違和感を感じる私は変わり者 (あるいは古い人間) なのだろうか。

どちらかというと 『「ほしのこえ」』 のほうがファンタジーに近いように見える (というとファンの方から怒られるかもしれないが)。 剣も魔法も神も怪物も光も闇も出てこないが, 『「ほしのこえ」』 の構成の仕方はファンタジー (この場合は古典作品のそれ) の手法そのものだ。 だからこそ 「主題があるように見える」 のではないだろうか。

今の 「ファンタジーブーム」 は決してファンタジージャンルが流行っているのではなく, 20年前に絶滅し埋火のみが微かに残っている状態にバケツの水 (=大量のパチもん作品の消費) で止どめを刺す行為なのかもしれない。 と, 「ファンタジー」 とラベルが張られた本屋の棚を見ながら思ったりした。

ちなみに私は 「ハリーポッター」 シリーズはファンタジーだと思っていない。(よって上記の悪口の範疇に入らない)

2002年11月24日

てるみそ

Club-HUAA のメンバでもあるMag.さんがまた面白いソフトを公開されている。 シェアウェアだけど, 音を鳴らすだけなら全く制限なしに遊べるぞ。 要MIDI音源。 ぶはは! こりゃあええ。

時代は変わる

「【レポート】Hyper-Threadingテクノロジを解説する」 (1)〜(4)

「たるさんのパソコンフィールド」 のコンテンツで紹介されているページ。 ここ何年かはアプリケーション (それも主にWebアプリケーション) ばっかりやっているのであるが, その間に時代は変わってきているようである。 最近の CPU を対象にした (要求スペックのシビアな) F/W 開発では分岐予測ミスやキャッシュミスに依る遅延問題はソフトウェアエンジニアにとっては頭の痛い問題で, 私も大昔に (当時は SuperH を対象にして) その手のレポートを社内向けに書いた覚えがある。 しかし HT を最大限に生かすようにコードを組むのはかなり難しいだろう。 TI 製チップ用のソフト開発でもコンパイラの助けがなかったら殆ど無理だもんな。

アプリケーションレベルならOSさえ対応していればかなりいけるかな? このCPUを搭載したシステムで SETI@home を稼働させたらどうなるんだろう。 久し振りに (職業エンジニアの立場から) 食指の動く話である。 本当に時代は変わっていくんだなぁ...

2002年11月25日

ネコ鳴き楽器

昨日紹介した 「テルミソ」 だが, あのネコの声みたいなのに実際に猫が反応するという噂である。

HT で SETI@home

本当に Hyper-Threading モードで SETI@home クライアントを試した人がいるらしい。 「10-15% アップ」 ということで (Windows環境下での通常のアプリケーションは良くても 10-20% 程度らしいので) まぁ成績いい方かも。 完全なマルチCPUとは違うので劇的に速くなるとは思ってなかったが, 20-30% はいって欲しいところだよねぇ。 しかし, まぁ, Windows の作りからいって現状ではこの辺が限度か。 こうなると HT モード下の Linux あたりで static リンクな SETI@home クライアントを動かしたらどうなるか知りたくなるよねぇ。

カキにはもうちょっとだけ早いが

「宮城産を偽装の疑い浮上 困惑広島カキ業界」

広島のカキが本当に美味くなるのは12月入ってからだよなぁ。 しかし広島市内でも (スーパーやその辺の居酒屋なんかで) 普通に買って食べてるものは冷凍物ばっかりなので, ブランドはあまり関係ないような。 めし屋なんかで知ってる店は当日に直接仕入れるし。(故に毎日手に入るわけではない) 「○×産」 なんてブランドイメージを有り難がるのは都会もん (差別表現) の証拠。

カキ (特に生) は傷みが早いので, 本当に美味いのは地元でしか食べられない。 それは他所の産地のカキでも同じだろう。 あぁカキ喰いたい。 カキばっかり喰い散らかしたい。

食べ物といえば...

出張中に 「広島風お好み焼き」 と称する店に入ったことがある。 覚悟はしていたが, やはり美味くなかった。 つか, 「そば」 にラーメンの麺を使うなよぉ! お好み焼き専用の麺があるだろがっ! って東京じゃやっぱり手に入らないのかな。 オタフクソースはあるくせに。

2002年11月27日

テルミン

「MIDI出力対応テルミンが登場」

「開発者近辺にテルミンが弾ける人がいない」 とか 「音域はどうなってるんだろう (本物より狭い?)」 とかいろいろ言われているらしい。 そういえば野尻ボードMac用のソフトウェア・テルミンが紹介されていた。

テルミン関連は, 一時期野尻ボードで話題になっていた。 私はメカはさっぱりなので見てるだけだが。 「ようこのテルミン奮戦記」 あたりも面白いかな。 この方, 自作までされるらしい。

そういえば北海道にはメロンにクラシックを聴かせる人もいるとか。 う〜ん, さすが北海道。 奥が深い。

9.11 と SF

世界Aの始末書の記事より。 まぁよく言われることだけど。 アレだけ酷いことであっても 「想像を絶する」 程ではないということか。

こんなク○記事を垂れ流すから...

(下品につき一部伏せ字)

「重要な電子ファイルやEメールにも暗号を使ったセキュリティー対策を」

本当は向こう側の話だが悪記事の例ということで。

このセキュリティ・アナリストという人がどういう人か知らないが, 名を貶めるような記事なら公開しない方がいいのでは, と思ったり。 ちなみに私はバイオメトリクス認証にも懐疑的である。(もちろん使う局面を限定すれば十分実用だが) バイオメトリクス認証は基本的に認証コードを変更できない (生体情報だから)。 バイオメトリクス認証アルゴリズムは誤差を許容する (つまりチューニング次第でどうにでもなる)。

暴走穴

「爆走するブラックホール」

時速40万kmって...

月の足跡を見よう

「アポロは月にいっていない」 疑惑を晴らすため (?) 月面に残された着陸船脚部を望遠鏡で見ようという計画があるらしい。 どの程度の望遠鏡か知らないけど, 大気越しに見えるもんなのか?

2002年11月28日

最近じゃ「Webビーコン」とか言うらしい

「米広告団体、広告測定タグ“Webビーコン”についてのガイドライン作成」

名前を変えてもいかがわしさが変わるわけではないと思うのだが。 Webバグが問題なのはユーザの意志に関係なくそのページを開いた時点で機能してしまう点だ。 しかも殆どの場合ユーザはその存在すら知らずにサイト/ページを利用している。 (場合によってはコンテンツ提供者すら気付いてない可能性もある。 野尻ボードなんかでよく見かける広告バナーにもWebバグが仕掛けられている可能性をみんなは気付いているのか?) コンテンツ提供者 (あるいはサイト提供者) は単にアクセスカウントをしたいためだけにWebバグを仕掛けているのかもしれないが (そして取得した情報は使い捨てているだけかもしれないが), ユーザに事前の告知・承諾もなくやられたのでは信用もへったくれもない。 事後承諾なんぞに意味はない。 それとも事後承諾でユーザが拒否したらその情報を返却してくれるのか?

パッチじゃ間に合わない

「パッチを無効にされる恐れあり,Windowsの深刻なセキュリティ・ホールを解説する − クライアントもサーバーも影響を受ける,IEの使用禁止も要検討」 (閲覧には会員登録が必要)

何でこんな大事な記事をフリーで公開しないのだ! ちうわけで, (WinXP 以前の) 全ての Windows ユーザは DMAC2.7 にアップグレードすべし。 (一部適用不可な構成あり)

そうそう, MDACのバージョンを調べる方法を書いてあるページ (つか全KBページ?) にはWebバグが仕掛けてあるぞ。

うまい口実

「バイオメトリックス利用の新パスポート導入を検討 外務省」

もうセキュリティ以前の問題のような気が。 昔, 日本に来た特定の外国人に指紋登録を強制して大問題になったはずだが, 今回はそれを全国民レベルで実施するつもりらしい。 まっ確かにパスポート発行時の本人確認については色々問題があるらしいけどねぇ。

私は車には乗らない (性格的に向いてない) が, 身分証明のためだけに免許を更新し続けている。 車の免許もない人については公的に本人を証明するモノはパスポートくらいしかないわけで (保険証には顔写真がない)。 で, パスポートを更新する度にテロリストのごとき扱いを受けるわけだ。

Strange Quark Matter (SQM)

いろもの物理学者さんの記事 (11/27) より。 宇宙には SQM とかいう原子核サイズで質量数トンの物騒なものが飛び交っていて, 1993年に地球を通り抜けたんちゃうけ? という論文があるそうな。 そいつが地震とか起こしちゃうらしい。

2002年11月29日

今年も追っかけます

「NORAD Tracks Santa 2002」

いやぁ, クリスマスだなや。 私もそろそろイルカさんのホワイトディスク (いや,今持ってるのはCDだけど) を準備しようかな。

何が「功罪」なんだか読めない

「プリンセス・モノノケの功罪」

ふうん, こんな読み方があるんだ。 同人批評みたい。 「作者・宮崎の暗黒面を検証」 だって。 笑かすなぁ。

作り手と受け手 (読者・視聴者) は繋がっているようで繋がってない。 もちろん作り手は何らかの意図をもって作品を作っているのかもしれないが, 受け手がその意までを受けとれるかどうかは分からない。 結局, 受け手は作品に織り込まれた記号を読み込んで, そこから出力される感情の組み合わせを 「感想」 として認識・評価しているに過ぎない。 これは作り手の思いとは基本的に関係がないし (ある程度誘導はできると思うが), ましてや作り手の人間性やコンプレックスにまで言及するなど 「下種の勘繰り」 である。

百人百様の感想があって然るべきなのに何故か多くの (あるいは特定の) 人達が似たような感想をアウトプットしてしまう, そのロジックを解析し評価するのが作品批評じゃないの? 作り手と作品の結びつきではなく, 作品に対する受け手の消費行動を見ないと批評にならない。 そうでなければ三流芸能記事と同じだろう。

ちなみに私は 「プリンセス・モノノケ」 を観てない。 観たいっと思った時期もあったんだけどねぇ。 まぁ私の中で 「宮崎アニメ」 はラピュタで終わってるし。 以降はどこか知らない人の作品。 私の中のどこにも 「接続」 しないのよ。 あっ 「ぽんぽこ」(TVで観た) はちょっと面白かった。 映像いらねぇぢゃん, ってくらい素晴らしいナレーションだった。

WU の賞味期限

チーム日本のBBSより。 WU を受け取ってからサーバに結果を返すまでの時間だが, 1ヶ月以上だとせっかく返しても使われない可能性が希にあるそうだ。 私は機械的に全部使ってるのかと思っていた。 プロキシ/キャッシュソフトを使っている人はこの記事を見てスケジュールを調整してもいいかもしれない。 2日以内がベストらしいが, 今までのサーバの障害事例を見ても2日はちょっとリスキーである。 やはり1週間前後が目安だろうか。

逆にこの目安はロースペックマシンの下限を決定する目安になるだろう。 またスクリーンセーバ版を使っているがスクリーンセーバ状態にしている時間が短く解析に時間がかかってしまうという人も, 1ヶ月を目安に (使わないという選択肢も含めて) 何らかの調整をした方がいいかもしれない。 (まっ貢献はどうでもよくて奇麗な画面を見て楽しむ, というのもアリっちゃあアリなんだけど)


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