2004年04月01日

☆ だう〜

みんな嘘つき野郎ばっかりだぜ。

あたしゃ BL ライセンスに完全に騙されただよ。 本気で切り替えようか悩んだもん。

☆ 風邪じゃ死ぐ

どうも風邪をもらってしまったらしい。 朝からちょっと変な感じがしたんだよ。 勤務先の薬箱から風邪薬を失敬してこれから寝たおす。

この辺の話とか感想を書いてみたかったんだけど全部チャイ。

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2004年04月02日

☆ 風邪じゃだるい

熱は平熱(36.6)みたいなんだけどねぇ。 ここのところ体力が落ちてる感じだったので余計にダメージに感じてるのかも。

メチャメチャ忙しいんだけど仕事休もうかどうか真剣に悩み中。

☆ おっ

同人絡みの話にツッコミを頂きました。 ありがとうございます。

私の「同人」のイメージは1980年代(つまり学生時代)の古臭いもので, あのイメージで「関係をハッキリさせる制度であるCCとは基本的に相容れない」というのは何となく分かるような気もしますが, 既に「市場」を形成している時点でそんなのが許されるの? というのが(一連の話を読んでの)正直な感想です。

でも, まぁ, 色々あるから「同人」なんでしょうけど。

☆ 火の鳥

結局会社休んでダラダラと TV を見ながらゆっくりした。 身体がキツくなきゃちょうどいい休みになったのに。 ところで, NHK で「火の鳥」のアニメやるんだねぇ。 知らなかった。 たまにゃ TV も見るもんだ。

「火の鳥」って確か過去に2回くらい劇場アニメになってる筈だけど, 2回とも「大コケ」のイメージが強いんだよなぁ。 面白くなかったというより印象に残らなかった。 今回のは大丈夫だろうなぁ。 それより「火の鳥」って作中で結構ヤバい表現とかある筈なんだけど, どう処理するつもりなんだろ。

マンガ以外で抜群に面白かったのは NHK ラジオ第一放送でやってたラジオドラマかな。 あんな感じでやってくれればいいんだけど。

「火の鳥」が漫画少年で連載(たしか漫画少年で4度目の連載)してた頃, 私は小学生だよ。 今考えたらよくあんな重いテーマを好き好んで読み耽ってたんだろうと思う。 個人的には「鉄腕アトム」より面白いと思ってたくらいだし。(その辺から既に「SF 離れ」が始まってたのかな) どう考えても「火の鳥」って今の40代後半から50代の人向けだよなぁ。 当時の担任だった方の影響もあって随分仏教的な考え方を刷り込まれたような気がする。 小学生のくせに。

あぁすんごく気になる。 けど「また」大コケだったどうしよう。

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2004年04月03日

☆ 誰が「許す」のか

再びツッコミを頂きました。 「許す」っていう言い回しはあまりよくありませんでしたね。

私達は「契約」の中で生活しています。 もちろんそうでない部分もたくさんあるのですが, 「外部」と関る限り「契約」を無視するわけにはいかなくなっています。 特に企業が提供するものについてはそうです。 「そんなものは西洋から勝手に持ち込まれたものじゃないか」という理屈は通りません。 もっとも江戸時代にだって「契約」はありましたが。(そうでなきゃ「商い」なんて成立しない)

私は「職業エンジニア」なのでそういうものに敏感であることは認めますが「法律マニア」というワケではありません。 この程度は普通のサラリーマンの普通の感覚なのではないでしょうか。 (まぁ企業同士の「基本契約書」とか「秘守義務同意書」とかいったものを見たことがないって人はそうでもないかもしれませんが。 でも,だとしたらそういうものを知らずにどうやって「仕事」をしているのか激しくナゾ)

もちろん「同人」内部で勝手に「二次創作」やら「回し読み」やらする分には関係ないと思いますが, それが不特定多数の「市場」相手に行われていることが「奇妙」だと感じてしまうのです。 もちろんそれを放置・黙認・容認している(オリジナルを提供する)企業にも色々思惑はあるのでしょうが, 明確な契約関係を結ばず「ガイドライン」だけでやり過ごそうというその意図はあまりにも見え透いています。

一方で法律改正(改悪?)による著作権強化や技術的保護手段といったものによるコンテンツの囲い込みは粛々と行われています。 それらが最終的に目指すものは明らかです。 もちろん「同人」が(市場に)入り込む隙はなくなるでしょう。 しかし(あのラジオ放送でもあったように)「それもやむなし(逃げればいいぢゃん)」とみんな思っているというのならそれだけの話です。

いろいろ話を読むと(少なくとも今の)「同人」というのはかなり特殊な例であるように見えますので, これ以上は戯れ言すら書けないですが, こういう話がもっと広範な分野で出てもいい筈だと思うのにそうならない「日本の事情」には同じ日本に住んで禄を食むものとして興味があります。

よく「CC/CCPL なんかなくても GPL でいいじゃん」という話を聞きます。 もちろんライセンスをどう選ぶのかなんてそれぞれに勝手にやればいいことなのですが, そういうことを言う人は GPL に過剰な幻想を抱いているように思えてなりません。 現時点でソフトウェアが他の分野のコンテンツと決定的に異なるのは, 企業ですら「フリーソフト」 (という言い方がお気に召さないのなら「オープンソース・ソフトウェア」または「オープンコード」) を「利用」せざるを得ない状況になってきているということです。 おそらくこれに逆行しているのは Microsoft と SCO くらいでしょう。

もちろんここまで来るには長い年月を経ています。 一朝一夕にできることではありませんし, それを目指そうとしない限り永遠にそうならないでしょう。 決して GPL (および他の「自由のライセンス」)がそうさせているわけではないのです。 もちろん企業側にもフリーソフト特にフリーソフトの OS を使うことでベネフィットを享受できるからこそ今のような状況になっているのです。

このような現象は他の分野, 例えば映像とか楽曲の分野ではあまり見ないような気がします。 もちろんこれはソフトウェアと他の著作物との質的な違いに依るところが大きいのですが, しかし企業がコンテンツを「消費材」として囲い込み一方的に供給し続ける状況を「変えよう」という気がない限り, 確かに CC は「孤高の理想」で終わってしまうのかもしれません。 おそらく日本はそうなる可能性が最も高い国のひとつでしょう。 私にはそういう風にしかみえません。

(しまった。 全部「ですます」調になってしまった。 これは戯れ言です。)

☆ 「啓蒙」がダメな理由

ついでに書いちゃお。

これの最後に書かれていた内容, 一瞬「私のこと?」と思ってしまった。 他にもそう思う人がいるんだねぇ。

「啓蒙」や「キャンペーン」が機能するには一定の条件が必要。 すなわち

  • 「啓蒙」を発信する「専門家」が絶対的な価値・規範として機能していること
  • 対象となる集団が同じような社会的・道徳的バックグラウンドを共有している時

だ。 従って特定のコミュニティ内で「神」と呼ばれるような人が「啓蒙」を行うなら効果はあるだろう。 しかしそれでも外部の人にとっては「( ´_ゝ`)フーン」で終わる話だ。 現在の私達「消費者」にとって「専門家」というのは自分に都合のいいものを「選択」できる商品に過ぎない。(そして選択されなかった専門家は「デンパ」とか「トンデモ」とか呼ばれるわけだ) また各コミュニティの間は断絶し「島宇宙」のようになっている。 このような状況で「世論」とか「大衆」とかを対象にした「啓蒙」が戦略として効果がないのは分かりきっている。

「啓蒙」というのは要するにトップダウンスタイルの「説得」である。 そして私達は既に企業広告などにより「プレゼンテーション」という名の「説得」に日常的に晒されている。 つまり「説得」に対する免疫が出来てしまっているのだ。

あと「リスク・コミュニケーション」の分野では「リスク回避」的な啓蒙(某説教番組とか)は効果があるが, リスクの負担を呼びかけるような啓蒙に対しては効果がないどころか懐疑的になるという話もあるらしい。 (でも,私は「リスク・コミュニケーション」については専門ではないので実際そうなのかどうかは分からないが)

だからといって「声を上げるな」というわけではない。 そもそも声を上げなければそこに問題があることすら分からないではないか。 以前私が「「やめよう」じゃなくて「やめて」でいいじゃない」と書いたのはそういうことだ。 「説得」ではなく「共感」を促すような戦略が必要ということ。 そうした「共感」がコミュニティを超えて共有できれば, そしてそれをすくい上げるような「仕掛け」があれば「世論」を偽装できるのではないか。

多分ここまではみんな分かっている筈だ。 それなのにダメなこと・出来ないと分かりきっていることをごり押しする「体育会系」のノリは周りの人間にとっては迷惑なだけでなく有害ですらある。 最近の例でいくと日本のイラク反戦デモなんかそうだ。(これは「啓蒙」じゃないけど) 街を練り歩くことで本人達は達成感や満足感を得られるかもしれないけど, それは為政者に対して何らインパクトを与えないどころか彼等をして「少数派の意見」とする口実を与えてしまうことになりかねない。

最後に。 私は法関係の正規の教育をほとんど受けてない。 高校で一応「政治・経済」とか「倫理・社会」とかの科目は取ったけど, あくまで受験対策用だったので, 共通一次(懐かし〜)が終わったらきれいさっぱりリセットしちゃったし。 実利的な部分については社会人になってから否が応でも叩き込まれるけど。

というワケで, 真紀奈さんの「著作権法講座」や白田秀彰さんの連載が読めることは貴重でラッキーな機会だと思ってたりします。

☆ 「体育会系」と「文理系」

ここからは愚痴。 いや, 仕事でも上記のような話は絶えないし。

もちろん実際には明瞭に分類できるわけではないけど, 「体育会系」と「文理系」の違いって「頑張って何とかしようとする」か「頑張らずに何とかする方法を考える」かの違いのような気がする。 もちろん他に方法がなければ頑張るけどさ。 でも「頑張ったけどダメでした」ってのは何ら考査の対象にならないよな。 「学生かよ!」 とツッコみたくなる。

☆ まだ風邪だるい

今日が土曜でよかった。

風邪をひくとなにが嫌って, 部屋が散らかり放題になっちゃうんだよな。 んで寝床のまわりがティッシュだらけになっちゃうの。 客観的に見てすごい光景である。

洗濯もしなくちゃと思うんだけど, 仕事も多少はこなしとかなきゃいけないんだけど, まだだるい。

☆ DISCAS

某 ML より。 へぇ, オンラインの DVD レンタルなんかあるのかぁ。 延滞料金なしなのがよさげ。 でもカード決済なので私はパスだけど。

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2004年04月05日

☆ 風邪じゃ治ったというのに

よし! 目覚めスッキリ。 でも, パジャマ汗だく, 下着デロデロ。 んでもって, 目やに大量, 頭ぼさぼさ, 髭ぼうぼう。 かなり悲惨な目覚めでもある。 部屋中に大量のティッシュが散らかっているし。

遅れている分を取り返さなきゃあ。 まずは洗濯かな。

昨日は一日寝ていた。 今朝メールボックスを見ると, spam 約670通(ほぼフィルタリングされてたけど), ウイルスメール(多分 Netsky) 10通以上。 いきなり萎える。 でもそれらに混じって嬉しいメールも来てたので何とか気分を切り替える。

☆ それは認証なのか

かつて日本在住の外国人が強制的に指紋採取させられ, 人権侵害として国が訴えられていた時代があった。 世の中随分変わったものである。

やはり私はバイオメトリクス「認証」というのはレトリックに過ぎないのではないかという思いがある。 実際バイオメトリックスは「認証」技術としては欠陥だらけだし。 むしろ「固有 ID」の問題として考えるべきだと思う。 そう考えればパスポートへのバイオメトリック情報記載が体のいい「検閲」システムに過ぎないことがわかる。

ブラジルでは対抗措置としてアメリカ人に限り指紋採取を義務づけるようにしたらしい。 日本は単に対応が遅れているだけらしいが。 なんでもアメリカに合わせりゃええっちう時代は終わってる。 早く気付け, 日本!

☆ 親バカ・モード

あぁ, なるほど, 言われてみれば。

私は(女性率が高いといわれる)某 ML に参加してるけど, 確かにそういう言い回しあるなぁ。 単語だけ取りだすと確かにキショいけど, 文章の中に紛れてるとそれほどでもなかったり。 少なくとも 2ch 用語ほどは気にならない。

子供が産まれるとモードが切りかわるのは男親でも同じような気がする。 特に, それまでラウンジやショウ・パブで毎晩遊び回ってた人が子供が産まれた途端に「まっすぐ帰宅」するようになったり子供の写真を壁紙にしたりする様を見ると 「あぁ人間ってきっかけ次第でいくらでも変われるんだなぁ」 と妙に感慨深くなったり。

☆ 風邪の無限ループ

今朝, 勤務先に行ったら風邪が蔓延していた。 どうも社員間で風邪菌がループしているらしい。

だぁ! よるな,さわるな,くだけてとぶぞ!

せっかく治ったのに。

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2004年04月06日

☆ 懺悔のねうちもない

やらかしました。 どうしても我慢できなかったんです, 色々あって。 決して行きつけのお店に可愛い子が入ったからではないんです。

しかも呑んでたら会社の人とはちあわせになる罠。 ちなみに「懺悔のねうちもない」と聞いて海野やよいさんを連想したあなたはマニア。

☆ お買い物

久し振りの本屋さん。

  • 『ラディカル・ホスピタル』 6 ひらのあゆ (芳文社)[bk1]
  • 『ああっ女神さまっ』 28 藤島康介 (講談社)[bk1]
  • 『刀神妖緋伝』 5 新谷かおる (メディアファクトリー)[bk1]
  • 『結城浩のWiki入門』 結城浩 著 (インプレス)[bk1]

本当は『トリコロ』の2巻と『もっけ』の3巻を買う予定だったの。 2冊ともないどころか予定外に3冊買っちまうし。

『結城浩のWiki入門』は面白い。 一気に読んだ。 感想はそのうち。 向こう側に書いて bk1 にトラックバック投げる。

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2004年04月10日

☆ 目に矢を三本

昨日は早く帰ったので帰り際に本屋さんへ。 やっぱり『トリコロ』の2巻と『もっけ』の3巻がない。 つか売り切れてしまっているらしい。 困った。 で, ちょっとよろめいて「ゼルダの伝説1」を買ってしまう。

懐かしい, この感覚! 当時「ディスクシステム」って画期的だったんだよなぁ。 なにせ128KBもの「大容量」だったし, そもそもゲームが書き換えできるなんて考えもしなかった。 「荒川さんちでバレーボールが始まるぞぉ」 ってなもんだった。

あぁでも私, ゼル伝に関しては「裏面」をやってないんだよね, 難しすぎて。 ゲームボーイ版にはあるのかな, 裏面。

☆ やっぱ「和もの」がいい

同じくよろめいて『.hack//黄昏の腕輪伝説』の3巻[bk1]も買っちまった。

個人的には「マトリクス」より「.hack」シリーズや(内田美奈子さんのあの名作)『BOOM TOWN』の方により「萌え」てしまう。 これらを比較すると, 結局「マトリクス」って「西部劇」というフレームから一歩も外に出てない(出られない)んじゃないか, って思う。 見る(読む)側の背負ってるバックグラウンドが違うからなのか?

『BOOM TOWN』ってどっかで続きやらない(あるいはやってない)のかなぁ。

☆ テロリストは自衛隊になにを望むのか

これについては(不謹慎な言葉しか思い浮かばないので)言及するまいと思っていたが, 「読冊日記」の記事「圏外からのひとこと」の記事を見て非常に「ヤバい」感触を受けたので私も書いておく。 かなり失礼なことを書くかも知れないが, あしからず。

まず押さえておかなければならないのは, イラクには多くの NGO が既に復興支援のために入国しているしているという事実だ。 そしてイラクにいるテロリスト達の目的はイスラム対アメリカという対立構図を作り戦争状態を維持する事そのものにあるということ。 更に事実上「戦闘」を禁じられている自衛隊がイラクでできることは(宿営地にひきこもる以外)殆どないということである。

にもかかわらず自衛隊は撤退することができない。 これは自衛隊派遣が決まった瞬間から決定されていることだ。 何故なら自衛隊派遣の目的はまさに「自衛隊派遣」そのものにあるからだ。 だから撤退できない。

故に今回の誘拐は言わば予定表にない予定された事件なのだ。 誰が迂闊なワケでもない。 本当はテロリストは自衛隊に留まり続けて欲しいのだ。 何故ならそれがテロリスト達に大義名分を与えるから。 だからこそ「自衛隊は来るな」「自衛隊を撤退させろ」と脅迫してきたのだ。 そして日本はまんまと計画にはまり自衛隊を派遣し, 国民は「自衛隊が撤退しない」ことを歓迎し捕まった人質達を非難する。

日本政府はテロリスト達に屈しないために自衛隊を撤退させないのではない。 そもそも自衛隊が撤退しない(できない)ことは決定されている事なのだ。 テロリスト達は意味のない「自衛隊派遣」に意味を与え, 真に「日本人」を「イラク戦争」に参戦させることに成功したのだ。

「あのとき民主党に投票しておけば」と思う人もいるかもしれないが, 考えてみればあの時本当に「イラク派遣」は争点になっていたのか? また万にひとつでも自民党・小泉総裁が負ける要素があったのか? なかったからみんな「諦めた」のではないのか?

いい加減私達日本人は腹を括らなければならない。 ベトナム戦争のときは運良く参戦を回避できた。 今回はもはや回避できない。 そういうことなのだ。

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2004年04月12日

☆ 見慣れた風景

今回の誘拐事件に連動して広島市内で比較的大きなデモが行われたらしい。(私は昨日は倒れてました) 恐いのはそういう「風景」を見慣れちまってる自分がいること。 私が「啓蒙」や「キャンペーン」に懐疑的な態度をとってしまうのはそういうところにもあるのかも知れない。

もちろん広島市はただデモンストレーションを「祭り」のようにやるだけの街ではない。 原爆投下地のひとつとして首長自ら精力的に活動を行っている。 また地元の中国新聞では「もうひとつの核兵器」と言われる劣化ウラン弾について連載が組まれ本も出版している。 それでもこの程度なのである。 広島出身の人や広島在住の人以外で広島市がこれだけの活動をやっていることを知っている人がどれだけいるというのだろう。

前回は国際組織を念頭に書いたので今回のケースに当てはめると的外れな内容になっちゃったな。 「誘拐」という手段が使えるのならもはやイラクという地理的な制限は無くなってしまったと思ったんだけど。

まぁ私も行きがかり上「誘拐」って書いちゃってるけど, 要するに「捕虜」なんだよね。 かつて地下鉄サリン「事件」を「テロ」として認識できなかったように, 今回もこれが「戦争」であることを認識できなかったわけだ。 進歩してないなぁ, とほほ。

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2004年04月13日

☆ 肉

我慢できなくなって久し振りに肉を食う。 つっても金がないので鉄板焼屋のステーキ。

カチンカチンの冷凍状態で鉄板に投入しミディアム・レアに焼いてもらう。 こういうやり方があるのか。 お肉も柔らかくて美味かったっス。 むさぼり食ってしまった。

☆ じゃぱにめーしょん

中国人の女の子と中国で放映された日本のアニメ番組の話をする。 酒の席だったのであんまり憶えてないのだが中国語のタイトルがなかなか面白かった。

「ドラえもん」が「机器猫」(机は機を指すらしい)で, 「花の子ルンルン」は「花仙子」だったかな。

何でこんな話になったんだっけ? あぁそうだ。 私がいきなりカラオケで「キャシャーン」を唄ったからだ。 そのあと調子こいて「ゴワッパー5」とか唄ったら誰も知らなかったり。(そりゃそうだ。人によっちゃあ生まれる前の番組だし) タツノコプロ縛りは難しい。

☆ 民間人拘束の深層

essa さんのところにコメントするばかりでここに全く書かないのはフェアではないような気がするので3度目の戯れ言を書いてみる。

田中宇さんのこの分析はかなり的を射ているように思う。 っていうか軍事専門家ではなくジャーナリスト側からこのような分析・推測が出ること自体, アメリカがまたもや「致命的な間違い」を犯してしまったことを意味するのではないだろうか。

アメリカは昨年後半あたりから対イラク戦略を変更しようとしているらしい。 もう米英軍に勝ち目はない。 したがって残る手だては「負け」ではない形で上手に撤退するしかないのだ。 しかしファルージャにおける一連の動きはそれすらも封じてしまうかも知れない。

それに比べれば日本の「自衛隊派遣」なんてのは呑気なものである。 (私を含めて)私達の多くは軍事知識や国際情勢にそれほど詳しいわけではないが, ひとつだけ明らかに分かっていることがある。 それは今回の「自衛隊派遣」の目的が「復興支援」でも「テロとの闘い」でもないということだ。 「復興支援」も「テロとの闘い」も後付けの理由に過ぎない。 日本政府お得意の「ポリシー・ロンダリング」と言ってもいいかも知れない。

自衛隊撤退の是非は「後付けの理由」や今回の民間人拘束などとは切り離して議論されなければならない。 これらをごちゃまぜにミックスしてしまうと, そうでなくても捩れまくってる「自衛隊派遣」に更に捩れを加えることになってしまう。 もっとも自衛隊をどうするか最終的に判断するのは日本国民でも日本政府でもなくてアメリカの「御意向」だと思うけどね。

日本政府は「人質(!)」解放交渉を外部に丸投げしているのではないか, というマスコミの批判報道を見て苦笑してしまう。(まぁ民間人捕虜解放交渉を「公共事業」と同列にみなす比喩はある意味面白いが) じゃあ訊くが日本政府は他にどんな手が打てるというのだ。 日本の外交スタイルは基本的に「お願い」外交あるいは「陳情」外交だ。 国際社会に対するアメリカのひも付きの圧力団体, それが日本であり日本の外交スタイルなのだ。 そしてこのような外交スタイルは本当の「有事」において全く機能しないということだ。 今回の民間人拘束は日本人に対して自らの国がいかに無能であるかをあらためて示すものとなっている。(日本以外の国は日本が軍事・外交において無能であることを既に知っている。それは北朝鮮を巡る6ヶ国会談でも如実に表れている)

拘束された被害者の家族に嫌がらせをするエネルギーがあるなら, そのベクトルを違う方向に向けるべきだ。 もっともTV報道なんかを見る限り, これだけの「有事」が完全に「ワイドショウ」化されてる。 マスコミが煽って嫌がらせの「祭り」がおこって更にそれをマスコミが報道するという素晴らしいマッチポンプが完成している。 いや, 本当に呑気なもんだよ, 日本人。

(追記) 「壊れる前に…」 4/13 の記事経由:

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2004年04月15日

☆ やっとあがり

今回はいろいろとご迷惑をかけてしまった。 やはり私には向かないと痛感。 いや, でも, また来たら受けちゃうだろうけど。

☆ しかし

よくこれだけ情報がない状態で盛り上がれるよな。 いや, 情報がないから盛り上がってしまうのか。

拘束されている3人やその家族について何も知らずに書くのはいくらなんでも失礼千万な話。 一般論で書くなら「読冊日記」以上のことは誰も書けないのではないだろうか。

それにしてもアメリカってのは面白い国だ。 あの国の論理では「空爆」は戦闘行為に入らないらしい。 だから「停戦中」でも「全然OK」だったのか。

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2004年04月16日

☆ やっぱり

民間人捕虜解放に対する安堵と批判が目くらましになっている。 まるきり素人の予想通りの展開。 (政府のみならず)全ての日本人はイラクでおこっていることにどうやってでも目を背けたいのか。

今回の件に限れば「セキュリティホール memo」の 4/15 の記事が比較的まとまってるっぽいか。 それそろこれが「どこにも正義はない」戦争だってことを, それに日本も「参戦」してるんだってことをちゃんと受け止めて議論しようよ。 「ゴシップ」や「ワイドショウ」程度のリテラシーで見るから目くらましにあうのだ。

☆ PuTTY 日本語パッチ

PuTTY 0.54 ベースになった模様。 入れ換えなきゃ。

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2004年04月17日

☆ 「自己中攻め」ってなんや〜

「読冊日記」の記事より

Spiegelさんは 自己中攻め です!
 
● 自己中攻めの貴方は
★性格★
実直で義理人情に厚いタイプでとても円満な人格者。
他人と争うことが嫌いで、自分が傷つくことはもちろん、相手が痛手を受けることも苦手。
人との調和をとったり、お互いに楽しく気分良く過ごせることが何より大切だと考えてます。
どんな環境にも順応できる、たくましさと適応力を持っている人です。
 
★夜の性格★
ヤリたいと思ったら、相手の都合を考えずに盛ります。
自分が満足する為に快楽を追い求める、まさに自己中心。
相手を支配したい欲求が強いので、バックの体勢が一番のお気に入り。
自分ひとりがスッキリしてしまうことも多々あります。
もう少し相手のコトも考えてみましょう。
 
● Spiegelさんの前世は、インカ帝国の娼婦です!

なんだこの「夜の性格」は! 俺を見透かすなぁ!!

☆ アメリカは本気なのか?

米英首脳会談で「国連を受け皿とする主権委譲を歓迎する」という話があったらしい。 つまり先日のブッシュ大統領の「6/E までに主権委譲を完了する」という演説は本気だったということになる。

これが「大統領選挙」対策だろうと構わない。 どうせ他の人が大統領になったところで大勢に影響はないのだ。 それに比べてこの程度のパフォーマンスも出来ない日本は何と間抜けなことだろう。 アメリカが既に撤退の方法を模索しはじめている時に無理から自衛隊を派遣し, 揚げ句に「自己責任が云々」などといった見事な責任転嫁をやらかす始末。

もしこの話が本当なら日本にとってはラストチャンスだ。 対北朝鮮外交に失敗して交渉のテーブルから外され(6ヶ国会談の日本はただの「五人囃」役だ), イラク戦争では「金魚のフン」ぶりを世界に開陳し, 民間人拘束事件で更に追い打ちをかけるように無能・無策ぶりをひけらかしてしまった。

もちっと頑張れよ。 日本人でいることが恥ずかしいじゃないか。

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2004年04月18日

☆ Jabber を導入

前から気になっていた Jabber を導入してみた。

Jabber サーバとしては Jabber.JP があるが, 現時点でメンテナンスしてないっぽい(ML のアーカイブも見れないし)ので「お気楽Jabberサーバ」にアカウントを作ってみた。

最初は Miranda IM で設定してみる。 Miranda には SSL モジュールは同梱されてないけど, 「OpenSSL for Windows」から最新版のバイナリをダウンロードしてセットアップすれば大丈夫。 これで Miranda からアカウントを新規作成し, MSN Transport 経由でチャットできるところまで確認できた。

厄介だったのが Yahoo! Transport。 Yahoo! Messenger ってサービスエリアごとにサーバやプロトコルが異なるらしい。 だから Yahoo! Transport もそれぞれ専用のを用意しないといけない。 で, Yahoo! Japan 用の Transport が用意されているのが Jabber.JP「お気楽Jabberサーバ」のみということなので, Yahoo! Japan の IM サービスに繋ぎたい場合は利用できる Jabber サーバも限られてしまうのである。 しかも Miranda では「お気楽Jabberサーバ」の Yahoo! Transport にエージェントを登録できなかった。 試しに RhymBox でやってみたらうまくいったので Miranda 側の問題のようだ。(Yahoo! Japan では古いプロトコルを使ってるらしいので,そのせいかも知れない)

結局 ICQ と Yahoo! Messenger については Jabber の Transport 経由で接続することにした。(一度 RhymBox でエージェントを登録すれば以降は Miranda で接続可能になる) Jabber のアカウント(JID)は FoaF に記載している。

プライベートはともかく仕事で MSN Messenger を使うのはちょっと「ヤな感じ」なので, Jabber に切換えさせようかなぁ。

Jabber クライアントにはこんな面白いものもあるらしい。

IM として使うにはソフトウェア要件がヘヴィ過ぎるけどね。 CCPL (by-nd-nc)で公開してるってのもかなりユニーク。

☆ ボイスチャット

上司が中国に行ってるので打ち合わせは MSN のボイスチャットを使っているのだが, 私は MSN Messenger を嫌って Miranda IM を導入しているのでボイスチャットに参加できない。

でも, あんなの使うくらいなら Skype を使った方が取り回しも楽だと思うんだけど。 今度提案してみようか。 IM もそうだしボイスチャットもそうだけど, 情報が素のままたれ流しになっているの気にならないんだろうか。 私がネットワーク管理者ならそゆの禁止にしてしまうんだけど, 今はそういう権限もないので文句を言うだけにしておこう。

Skype と Jabber のディレクトリサービスが連動すれば面白いのに, とか書いてみる。

☆ 訂正

昨日書いたこと, 一部訂正。 日本の報道機関の動きとかノーチェックだったので。

「羊堂本舗 脳ざらし紀行」の 4/17 の記事を見ると, 4/9 から日本の報道機関に対して退避勧告が出ていて既に殆ど退避しちまっているらしい。

「無能・無策」なんて言ってゴメン。 いや, これは凄いわ。 日本政府は今回の民間人拘束を最大限に利用して現地からマスメディアを締め出してしまったわけだ。 しかも大手マスメディアのみならずフリーのジャーナリストや NGO スタッフに対しても圧力をかけてきているわけだからただ事ではない。

今後日本国内の人には「大本営発表」しか届かなくなる。 また何らかの情報が入ってきても日本の報道機関は真偽をその目で確かめることができない。 まさにアメリカが 9.11 以降に敷いてきたような報道管制システムを日本はようやくにして完成させつつある。 それを嫌うなら国外の報道や Weblog 等を参照するしかない。

さて, 現地で好意的な待遇を受けている(だからこそ釈放されたわけなのだが) NGO スタッフを退避させるほどの危険な状況(つまりこの時点で「イラク特措法」の要件から完全に外れている)に自衛隊を配置させ続けて, 日本政府は何をするつもりなのか。 日本語の情報が入りづらくなるというのは辛いねぇ。

☆ そういえば

Miranda IM のプラグインの中には GnuPG を使った暗号化を行うものがある。

相手がいないので試せないが, メッセージ全体を暗号化するのではなくユーザが明示的に暗号化部分を指定する(特殊タグを使うようだ)必要があるらしい。

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2004年04月19日

☆ サイトを「経営」する

ブログは一過性のブームだから、1、2数年後には沈静化し、いくつかのブログポータルがつぶれるような事態になるだろう。その時にも何事もなかったかのように涼しい顔をしてダイアリーを続けていたい

そうそう, これこれ, って感じ。

「ブログ」(Weblog でも「ウェブロ」でも「ブ日記」でもいいが)に関する百万の講釈よりこの一言の方が重い。 「ブログ」は結局「道具」に過ぎない。 「ブログ」をエンジニア的視点で語るのはそれはそれで結構な話だが 「「道具」というのは作り手のものではなく使う人のものである」 という基本的な事が日本語圏の議論ではすっぱり抜け落ちているように思う。 「ブログ」を経営的視点で議論できる人って(日本語圏に限れば)片手に余るんじゃないの?

「ブログ」に限らずサイト・コンテンツを運営するってのは一種の「経営」だよね。 「経営」という意味では法人サイトも個人サイトも区別がない。 少なくともサイト・コンテンツを運営しようとすれば, そのような状況に否応なしに放り込まれるってことを意識しておかないと簡単に潰れる(潰される)。

まぁ潰れ(潰され)てもリスクはたいしたことはないから色々試せるってのが Web の魅力だとは思うけどね。 逆に言えば最初から巨額を投じて「捕らぬ狸の皮算用」をするようなやり方は, 少なくとも Web に関しては「みあわない」ような気がする。 と某所に向けて書いてみる(謎)。

☆ 「経営」とは「配分」のこと

最近また『封神演義』[bk1] [bk1] [bk1] を読んでいる。 ヘコんでいる時とか辛い時とかに読むと効果的。

「太公望」姜子牙と「文王」姫昌との有名な政治問答(『六韜』に詳しくあるらしい)

それ天下は、一人の天下にあらず、天下の天下なればなり。 (中略) 天下の利を同じくするもの、すなわち天下を保ち、天下の利をほしいままにする者、すなわち天下を失う。

を再び読んで感慨に耽る。 「政治」というのは究極の経営すなわち「天下の経営」である。 だから上記の話は全ての「経営」に通じる話なのだ。 このような「真理」が三千年以上前(紀元前11世紀,ただし現存する『六韜』や『封神演義』はそれよりずっと後代のものだが)に語られていたというのだから, 中国恐るべし。

上記の話が分かりにくかったら「天下」を「リソース(資源)」に置き換えて読んでみればいい。 そうするとどこかで聞いたような話にならないか。 そう, これは 『コモンズ』[bk1] の基本理念そのままなのだ。(レッシグ教授が『六韜』をご存じかどうかは知らないが)

「経営」というのは「リソースの配分」である。 「富」は「リソース」である。 「コスト・リスク」もまた「リソース」である。 「コンテンツ」は「リソース」である。 コンテンツへの「貢献」もまた「リソース」である。 故にサイト運営も「経営」なのだ。

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2004年04月20日

☆ 暑い or 寒い

今日の東京の最高気温は28度だっけ? 一方でまだ寒い地域もあるみたいだし。 広島は昨日大雨だったおかげでちょっとしのぎやすくなっている。 今年も微妙な季節感を味わってしまうのか。

☆ GnuPG で IM を暗号化する [Cipher]

Psi は日本語圏の Weblog 等でも割と紹介されているみたいだけど, 個人的には GnuPG を使った暗号化チャットが秀逸だと思われるので紹介しておく。 日本語用の言語ファイルもあるようなので操作に関してはそれほど苦労しないだろう。

Jabber は SSL を使った暗号化通信ができるのだが, はっきり言って私は SSL をあまり信用していない。 Psi を使って SSL 接続をしてみると分かるのだが, 大抵の Jabber サーバは SSL に対応しているものの CA の認証を受けていない証明書を使っているようだ。 (まともな証明書を使って SSL 接続できるサーバのリストってのはないのかな?)

なお, Miranda IM の Jabber プラグインは証明書のチェックを行わない。(私はこれで騙された) 他の Jabber クライアントは不明。

PsiGnuPG との連携機能が最初から組み込まれていて, クライアント間で完全な暗号化通信が可能になっている。 暗号化と復号は Psi 内部で自動的に行われるので, ユーザが意識するのは現在のモード(通常モードと暗号化モードをトグルボタンで切換える)のみである。 ただし暗号化できるのは1対1のチャットでお互いの公開鍵が存在する場合のみ。 3人以上のグループチャットは暗号化できない。

パスフレーズをあらかじめ設定するので(設定せずに毎回手動で復号することもできるみたいだが), チャット用の公開鍵を別途作成・配布した方がいいかも知れない。 GPG Agent には対応していない。

本格的にマニュアルを書いて Jabber を社内標準にしてもらおうかな。

☆ SSL は信用できるのか [Cipher]

CA の認証を受けていない証明書を使って SSL セッションを張るというのはどうにも抵抗がある。 このような運用が可能なのは通信の両端がお互いに完全に信用できる場合のみであるが, この要件を達成するのはかなり難しい。 もちろん個人で遊びで使う分には問題ないかもしれないが, そういう条件ならそもそも SSL にする必要がない。

「暗号化しないよりはいいぢゃん」という意見もあるかもしれないが, そういう人は「暗号化されている」という中途半端な安心感がより危険な状況を招き入れる可能性を考えてみるべきだ。

最近では VPN で暗号化に SSL を使うところも増えているようだが, 証明書等の管理がちゃんとなされた上で正しく運営されているのか甚だ疑問だ。 Web アプリケーションについては近頃世間の目が厳しくなったのでちゃんとしているところが増えてきたが, それ以外ではテキトーにやってるところが殆どではないだろうか。

SSL では採用するアルゴリズムやプロトコルの組み合わせによっては脆弱性が存在することが知られている。 SSL を採用する VPN 等のアプリケーションがこれらの問題を踏まえた上で適切に運用されているかどうかが問題だ。 しかし, それ以上に上記の証明書の運用の問題が重要である。

はっきり言って現在の証明書の運用コストは高すぎる。 このコストを回避するために好き勝手な証明書をでっち上げて SSL を構築してしまうのだが, それが結果的に(X.509 ベースの) PKI 全体の信頼性をおとしめているように見える。 証明書が信用できないのなら, それを使う SSL 等の暗号システムも信用できないということになる。

取り敢えず SSL は捨てて TLS に全面的に移行するべきだよな。 その上で PKI を含めた「信用モデル」について本格的な議論を始めるべきだ。 あと個人運用を考慮したシステムでは OpenPGP をベースにした信用モデルと鍵の運用を組み込むべき。 そういう意味では Psi のような実装は非常に評価できる。

☆ 日本の常識は世界の非常識

普段は新聞系マスコミ記事にはリンクしないようにしているのだが, あまりに面白かったので。

そのうち「『ル・モンド・ディプロマティーク』日本語・電子版」にも載るのかな。 チェックしておこう。 なおルモンド紙はフランス内でもかなり左側に偏ってるという話なので, そのへん割り引いて読む必要がある。

(4/24 追記) 以下に抄訳があるので紹介(「読冊日記」 4/21 の記事より):

☆ 極東も軍事再編?

田中宇さんの記事も注目

最初の2つは連動してるな。 極東地区における米軍基地の規模縮小の動きはずいぶん前からある。 もちろんこれは対北朝鮮外交の進捗と連動してる。 北朝鮮は軍事的には既に脅威ではないのだ。(むしろ最近のアメリカや日本の動き(例のミサイル防衛とか)は対中国とみなすべき?)

日本はいつまで自衛隊を現地に置いておくつもりなのやら。 これで自衛隊に被害が出たら日本政府はその責任を例の5人に押しつけるのかな。 予想通り日本やアメリカに不利な情報は日本には入っていない模様。

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2004年04月21日

☆ 「テロと闘うブッシュ」ゲーム!

凄い! これがブッシュ氏の宣伝になってしまうなんて。 日本でも同様の論調になってしまうのだろうか。 今のままじゃきっとそうなるな。

☆ 「中西準子のホームページ」から

興味深い記事を2つ紹介。

確かに「技術者」に比べて「研究者」って冷遇されてる感じがあるな。 また「技術者」が「研究者」として振る舞うのも難しいような気がする。

回転ドアについてはいまだによく分からない。 世間じゃ(元「人質」たちのバッシングに忙しくて)すっかり忘れられてるようだけど。

でも画一な「基準」を設けてしまうことがリスク管理の妨げになってしまうというのはどこの分野でもあり得るような気がする。 コンピュータ・セキュリティについて言えば 「SSL で暗号化されているから安心」とか 「128bit鍵なら大丈夫」とかいった安易な発想でシステム設計をしてしまう場合。 リスクはあらゆる事象の組み合わせで決定されるということを肝に銘じてないと足許をすくわれる。 自戒をこめて...

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2004年04月22日

☆ やはり「火の鳥」は...

実は第一話の途中を30秒くらい見てチャネルを変えてしまった。 以降全く見ていない。 もう日本人は誰も「火の鳥」を描けないのではないだろうか。 今にして思えばあの時代(1960-1970年代)の手塚作品だから許されていたような気がする。

予想通り登場人物等がかなりいじられているらしい。 葦原中国の「神」にとっては高天原の「神」こそが「鬼(もの)」なのだ。 だから「神(=鬼)」ならぬ「人」からみて黎明編の話は痛快なのに。

でも, まぁ, どうでもいいよ, もう。

☆ そのリメイクは

ツッコミより

アトムみたいに浦沢直樹あたりに再解釈とリメイクしてもらったら面白いものができそう。

それは私も見たい!

☆ 昨年の「白装束集団」を思い出す

マスコミやネットが例の「人質」とか「自己責任」とかでお祭りをやらかしてる間に重要な法案が可決されている模様。 昨年の「白装束集団」を思い出す。 日本人ってのはつくづくバカだよなぁ。 少しは学習しろよ。

著作権法改正絡みは以下を。

他にヤバそうなものとして, サイバー犯罪条約絡みについては取り敢えず以下の記事から辿っておくれ。

いや, もう, どうでもいいです。 シロートが辺境で騒いでどうにかなるものでもないし。

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2004年04月24日

☆ 国民保護法制

「国民保護法制」って何それ。

「国民保護」って、国の言うことをよく聞いて国の方針に逆らわず、国に迷惑をかけないで国の利益になることだけをやる民は保護するよ、っていう意味なんだ。

マジですか? それ。 ちゃんと調べてみよ。

☆ 「自己責任」バッシングの深層

「自己責任」って言葉は間違いなく今年の流行語大賞候補になるだろう。 ヤな世の中だ。 「人質」や「自己責任」についてどうこう書くのは不毛なので, こちらではなるべく書かないようにしている(よそさまのコメント欄には書いてる)のだが, 今回のような言わば「政府主導」による(そしてそれに「世間」が難なく同化してしまう)バッシング現象そのものにはかなり興味がある。

この「世間」というシステムについて「読冊日記」の 4/23 に面白い記事があって非常に納得するものがある。 (個人的には「はてな」界隈で言われているような「ムラ」とかいう概念がピンとこない) でも本来日本人は「世間」の内と外を相対化(SF者がよく使うキーワード,他に思いつかなかったので)して見る目を持っていた筈。 その典型が「彼岸と此岸」という概念だ。 誰だって対「世間」用のペルソナとそうでないペルソナを持っているものなんじゃないのか。 そのバランスが崩れているということは, 「世間」というシステム(つまり「此岸」)にひきこもる人が多くなっているということ?

あと, 同じく「読冊日記」 4/19 の記事にあった「セカンド・レイプ」というキーワードを見て 「あぁ,だから5人のうち女性の方(すみません,名前覚えるのが苦手なんです)ばっかりメディアで露出するのか」 と訳のわからない納得の仕方をするのであった。

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2004年04月25日

☆ 「「ふりだし」に戻る」

「「ふりだし」に戻る」。 いい言葉だね。 「リセット」とは違う「「ふりだし」に戻る」。

そういえば昔, 「基礎 vs 応用」みたいな感じでグジグジ書いたことがあった。 私は「基礎の上に応用がある」という考え方が気に入らないので, こういう変なことも書いたりする。

「勉強」って迷路のパズルを解くようなものだよね。 くそ真面目な人は律義に入り口から入って賢明に出口を探すけど, 本当は袋小路を塗りつぶしていった方が早く解けたりするもんだ。 だから, 大事なことは迷路を俯瞰する能力(訓練)と袋小路を探す能力(訓練)だったりするのだ。

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2004年04月26日

☆ マルチパートのメールメッセージに電子署名を付ける [Cipher]

あるユーザの方からの指摘で, 添付ファイルなどを含んだマルチパートのメールを BkGnuPG を使って PGP/MIME 形式で電子署名を行うとおかしなことになることが分かった。 あっ Becky! 2 の話ね。

どうも各パートごとの Content-Type 情報がメール送信時に勝手に整形されてしまうらしい。 いつからこんな仕様になったんだろう。 困ったなぁ。

取り敢えず ML に情報を流してみるが対応してもらえるのかどうかは不明。 最悪こちらで対処しないといけないのだが, ヘタな対応をすると副作用がありそうで恐い。

暗号化と組み合わせれば問題なし。 また古い形式のクリア署名については影響なし。

☆ 禁断症状

長期間摂取しないと禁断症状がでるもの。

  • 日本酒
  • お好み焼き(といったらもちろん広島風)
  • 鳥のから揚げ
  • プリン

いや, 手が震えたりするわけじゃないけど, 微妙にいらついたりストレスを感じたりするのよ。 精神的な依存ってやつ? 4つとも1〜2ヶ月は我慢できるけど, それ以上は無理。

というわけで, もう少しで「日本酒」と「お好み焼き」が切れそうな予感がするのであった。(唐揚げとプリンは最近食べた)

☆ 237万円

高い! 豪華クルーズやねぇ。 まぁ私は国外に行くことはほぼないけど, トラブルで外務省にお世話になる度にこんなに巻き上げられたんじゃたまらんなぁ。

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2004年04月27日

☆ HotWired 記事追加 [Code]

「日本の「クリエイティブ・コモンズ」の可能性──創造的な著作物の共有地を広げよう」に2つほど記事が追加されている。

最初の記事。 目次では著者の名前が私になってるけど違うからね。 「私,なんか書いたっけ?」 ってちょっと悩んでしまった。 (現在は正しい著者になっています)

日本じゃ顔写真は「フリー」なのかなぁ。

☆ NGO とかボランティアとか

印象的だったので。

こゆのも「自己責任」なんスかね。

☆ "Free Culture" HTML Version

Orkut からの情報。

PDF 版を HTML に変換したものらしい。

☆ 予告

明日発売の『web creators』にCC関連で面白い記事があります。 厳密には妙な記事と(多分)ためになる記事。(「多分」というのは,その記事をまだ拝見していないため)

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2004年04月28日

☆ フリーなコンテンツを運用するコスト

興味深い。 これ, GPL をそのまま CCPL に置き換えても同じ議論が成り立ってしまうんだよね, 実は。 しかも CC には今のところ FSF のようなシステムがない。

☆ ダメ人間の脳内 BGM

最近の仕事中における脳内 BGM は「ふたりはプリキュア」の OP テーマだったりする。 何とかしてくれ!

最初はどうってことはなかったのよ。 そもそも TV なんか見る暇ないくらい忙しかったし。 それがいつの間にかハマっちゃってる。 多分仕事続きで精神的に弱ってるところに絶妙な暗示をかけられたのではないかと推測。

この手の番組って内容云々より, いかに子供相手に「刷り込み」をかけれるかってところがあるからなぁ。 弱っているとはいえまんまと刷り込まれる私も私だが。 そのうちカラオケで唄うに違いない。

☆ 若干の言い訳

ツッコミより) こちらこそ, かみむらさんと誌面上でご一緒できるとは光栄です。

詳しい話は後程するとして(まだ見本が来ないのだ), 前にもチラッと書いたとおり今回は締め切り大幅超過で担当の方には大変迷惑をかけてしまいました。 いや, 仕事の合間にできると踏んで引き受けたのだけど, 見込みが甘かった。

中身についてはちょっとアレかも知れない。 例によって厳密すぎる話やあまり深くつっこんだ話は避けるようにしているのだが, 内容として正しいかどうか(あるいは正しく伝わっているかどうか)自信がないのだ。 しかし, 他にこういう話ってあまり見かけないので, 今回の私の記事が歓迎されるにしろ批判されるにしろ「議論」のきっかけになればそれでよし, という程度に考えている。

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2004年04月29日

☆ NETI@home [Grid]

なんてのがあるらしい。 「NETI@home IS NOT SPYWARE FOR RESEARCH PURPOSES ONLY」 って書いてある。 「的日記」でも言及されているので, そのうちレポートがあるかな。

☆ せっかくなので

「MagiBlog!」の記事を参照してみる。

広島というか中国地方在住のおじさん・おばさんで「柏村武昭」という(元)アナウンサーを知らない人はいないだろう。 そう, あの伝説のラジオ番組「サテライトNo1」の司会をしておられた人だ。 まぁご本人にも色々問題があって, 身内のかたにも色々あったみたいで, 本当に色々あって今に至るようだけど, 広島出身の議員としてこういう発言は何だかなぁ, という思いがある。

そりゃ色んな議員さんがいるのだから一人くらいこういう発言をしたからといってどうということはないんだろうけどさ。 でも「広島出身のお前が言うなよ!」という感じ。

☆ AAA!CAFE

ずいぶん昔に「AAA!CAFE」の「無料ホームページ」サービスに申し込んだのだが, 全くなしのつぶてで「随分審査が厳しいんだなぁ」とそのまま忘れていたのだが, 今日いきなりメールが来ていて「本メールは登録したユーザーを対象に全員に送信しています。」だと。 なんじゃそりゃ。

いつの間に私は登録されたんだ? 登録したというメールは受け取ってないぞ。 これでは「退会申請」も「ID再取得」もしようがないじゃないか。 それともこのメールは新手のフィッシング詐欺なのか?

怪しい。 怪し過ぎる。

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2004年04月30日

☆ イスラエル支援企業リスト

「void GraphicWizardsLair( void ); //」 4/30 の記事より。

ううむ。 まぁ私は飲食物に関してはリストに挙がっているような企業は利用していないのだが, (ソフトウェアも含めて)コンピュータ部品を買うなってのは無理だよなぁ。 そもそもこれらのページを多くの人に効果的に見てもらうには Wintel に頼らざるを得ないぢゃん。

これって, 不買運動によってプレッシャーをかけるという戦略があまり効果的ではないという結論になっちゃうんじゃないか?

...難しい。

☆ 基本ソフトが作れることはそんなに重要か

「kayakayaの日記」 4/29 の記事より。

しかし,今は独自に基本ソフトを開発する部隊や,その機会はどんどん少なくなっている。このままでは,日本で基本ソフトを開発する力が衰退していくのではないかと危惧しています。

そうかなぁ。 ひょっとしたら大学や研究室等はそうかもしれないけど。 例えば10年前と比べたってソフトウェアエンジニアリングの大枠の構造がそれほど変化してるとは思えない。 日本が OS 等の基本ソフトの開発において「後進国」なのは今に始まったことじゃないし, 単に「10年経っても後れを取り戻せてない」ってだけじゃないのか。 まぁ OS 内のモジュールまでもがコモディティ化してる状況では「日本独自」とか「後進国」とかいう言い回しさえナンセンスなんだろうけど。

アプリケーションに関しては確かに激変している。 今じゃ OS や VM やインタープリタ上に乗らないアプリケーションなんて考えられないだろうし。 ケータイのアプリケーションでさえ VM 上で動くもんな。 (そういえばブートストラップ書かなくなってから随分経つなぁ)

でもアプリケーション開発環境激変の影響をモロに受ける企業(あるいはエンジニア)ってのは「それしかやってない」ってだけで, 実際にはソフトウェアエンジニアリング全体におけるアプリケーションの割合ってのはそれほど大きくないよね。

☆ いつまで自衛隊はイラクに居座るのやら

J-RCOM 「最新情報」の記述がウケたので以下に引用。

たまには直撃砲撃の恐怖に怯え、銃弾が飛び交う下を歩いてこい。それが自衛隊員を戦地に送った防衛庁長官の責務である。

んだ,んだ。

☆ たのむぜ! めーるだえもん君

どこの阿呆か知らないが私宛てに大量にエラーメールをよこしてくれやがる。 From フィールドのアドレスに返すなっちうねん。

名指しで呼んでやる。 yahoo.com を経由して発信してる MAILER-DAEMON@btinternet.com 君だ! 同じようなエラーメールを何百通と送るんじゃない! そもそもヘッダ情報を見れば明らかにおかしいだろうが。 その程度の判別も出来ないほどヘボいロジックを使ってるのか?

いい加減に From 宛てにエラーメールを返す妙な風習はやめて欲しい。 ウイルスにしろ spam にしろ, やってくるメールにいちいち反応してエラーを返すのはネット上に更なる混雑と混乱を招くだけだ。

これじゃウイルスより spam より「めーるだえもん」の方が質が悪い。 当分の間 MAILER-DAEMON@btinternet.com からのメールはすべて自動的にゴミ箱に放り込むことにする。

☆ IP 電話

ふと思いついて @nifty の「@niftyフォン-F」を申し込む。 って GW 中に申し込んでもしょうがないよな。 まぁ気長にやろう。

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